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収蔵の樺太調査は、明治40年から昭和14年まで、五回行われ、特に明治期の三回では多くの絵葉書や書簡、野帳の記録などが残されている。近年収蔵の野帳が復刻され、収蔵自身はこれらの樺太調査の記録を纏めずに亡くなってしまったが記録の意義の重要性が認められてきたようだ。一時半からの絵葉書に関するスライド解説では、主だったものを読めるように起こしたものを拡大して見ることができ、この時代の収蔵の樺太調査を巡る状況、その当時の樺太やニブフや樺太アイヌらの様子が得意の水彩画や短い文面で残され、興味はつきない。受付付近に置かれた収蔵の手紙の復刻本などを少しめくったが資料が多すぎて短時間ではどうにもならないので、学芸員にいくつか質問(アイヌの熊送りを報告した葉書の場所、樺太からの絵葉書に出てくる二ツ家という人は、どういうヒトか、など)ー二ツ家氏は、同郷の人しかわからずーなど、詳しいことはわかっていないらしいーをして、館を後にして西高島平にチャリを返却したがやまり成増からが近かった。
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