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村井多嘉子という人で、食育のパイオニア、夫の村井玄斉は、「食道楽」という著作で知られ、私もずいぶん昔にNHKラジオの朗読番組で食道楽を聞いていたが、内容は忘れてしまった。また、その孫の世代だったか村井米子という女性登山家のパイオニアでやはり食育に携わった人の紹介もあった。村井家は医者や政治家などとの交わりの多い華麗なる家系の人らしい。
冒頭にかながわの女性史に関する取り組みが紹介されており、一般女性たちが関わった自治体女性史作成のトップバッターだったようだ。確かに一般に専門の歴史家の大半は男性の視点でしか歴史を見ておらず、歴史を女性の視点で見直す機運がこの五十年前以降、始まったようだ。戦後の欧米社会で植民地主義批判と共に男性中心主義に対する批判、論争が巻き起こり、国際女性年などに結実した。日本では未だに女性の大半が社会の隅に追いやられ、本来の能力を発揮する場を与えられていない。大きな社会的損失だが、どこかの政党がそれを無視して、実にもったいない〜日本の停滞の一因だろう。
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