これまで見逃していた本橋監督の「ナージャの村」「アレクセイの泉」を見る。また上関原発建設との闘いを描いた「祝の島」も観る。
27年前の事故で汚染された大地に生きるベラルーシの村にとどまって生きる数家族の物語、ナージャの村、アレクセイの泉、美しい自然とともに生きる自給自足の村、耕し、収穫し、歌い、踊り、祈り、祝う人々の暮らしの美しさと力強さに感動を覚える。それが美しければ美しいほど、村を分裂させ、人々の暮らしを奪う力の残酷さが映し出されるーーそんな映画でした。映画の後、本橋監督と有機農業の明峯氏との対談も印象的。
また建設計画発表以来、30年以上原発建設と戦う祝島の人々も、海と農耕に生きる自分たちの暮らしと文化に誇りも持ち続ける。そんな人々の暮らし方、生き方に共感しつつも、島を分裂させ、暮らしを破壊する力のなんと残酷なことかーーー一方、では自分の暮らしや生き方はどうなのかーー自分はどこにいるのか考えさせられる映画でもありました。映画の後の監督の話も面白かった。
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4月26日ー27年目のチェルノブイリーポレポレ座(東中野）
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