※自然を楽しむことだけが、目的の人は、クライミングをやる必要はない。
https://www.yamareco.com/modules/diary/73693-detail-100110
※経験を積んでも、技術、体力が身に付くわけではない。
https://www.yamareco.com/modules/diary/73693-detail-225570
クライミングゲレンデで、登山靴で練習する例を見かける。自分も、かつては登山靴でクライミングを始めた。
もちろん、岩場に慣れるという意味ではいいが、自分としては、あまりお勧めしない。理由は、以下の通り。
1.面白くない。
登山靴で登っても、クライミングの面白さは分からない。アルパインクライミングより、フリークライミングの方が面白いという結果は、すでに出てしまっている。
もちろん、「アルパインの方が面白い!」という方もいると思うが、需要がないから、供給もない。アルパインが衰退したのは、自然の摂理。
口先で吠えても前向きなことは何もない。面白いというなら、情報を発信し、ゲレンデを整備すべき。(自分はそうしている。)
ちなみに、個人的には、フリークライミングのゲレンデの方が充実しているから、フリークライミングをやっているだけなので、アルパインのゲレンデが充実しているなら、それには期待したい。
2.岩の感覚が分からない。
細かい感覚が分かるクライミングシューズを履いた方が岩の感覚が分かるのは、当然のこと。手は素手、足はクライミングシューズを履くのが、岩の感覚が一番分かる。
3.技術が上達しない。
これは、スポーツの基本だが、簡単な道具の方が早く上達する。
昔は、クライミングの練習でEBシューズを履いて練習し、本チャンは登山靴で登れないのは、半人前とされた時代があったらしい。
そういう時代が来ることは、もうないだろう。
以上、面白くない、感覚が分からない、上達しないトレーニングはあまり意味がないと思う。
もちろん、岩場に慣れるだけなら、それもありだとは思う。自分も沢登りをやるからには、ラバーソールの沢靴で登る練習をした方がいいのかも知れない。
でも、やらない。理由は、面白くないから。やらなくても、十分、安全は確保できているから。