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内容以上に驚いたのが、箸墓古墳についての記述。「あたりに高層建築なんてない時代、高さ30mの建造物は遠くからも目立ったはずだ」の『注』に、いまも奈良県に高層建築物はない。2020年現在、奈良県でもっとも高い建造物は興福寺五重塔である。とあります。
本当か?奈良県庁の建物は?
さてこの本、古代から現代まで日本史を縦に解説する本ではなく、それどころかどこからどこまでがどの時代かという記述も曖昧で、歴史の本というよりは歴史のことを扱った読み物という感じ。読みやすいので日本史にそれほど興味がなくても読めます。
高さだけなら、生駒山の電波塔は五重塔越えのものがいくつかあるはずです。駅前の100年会館の横のビルは負けています。
電波塔を比較に入れるのは、正しいような、正しくないような微妙な感じですが、奈良市内は若草山規制で高層建築は建てられないそうです。
滋賀も意外な建物が一番です。
なるほど奈良県に高い建物がないのは高さ制限が厳しいからなのですね。それにしても、制限を設けるとしても奈良市のみでよいような🤔
本題には関係ないのですが、
奈良県庁は6階建で高さはたったの23.8mです。
屋上は無料開放されており、この高さでも奈良県には景観規制があるので360度の大展望です。
ちなみに、奈良県で最も高い建物は奈良市のホテル日航で46m。
橿原市のミグランス(橿原市役所分庁舎とホテルの複合施設)が45mで続きますが、
「…日本史」のとおり、興福寺五重塔が50.1mでもっと高く、東大寺大仏殿が49.1mで続きます。
書いてて、さすがは奈良やなあと、あらためて感心してしまいました(^^;
気になるので調べてみました。滋賀県でもっとも高い建物はエレベーター試験棟なのですね。試験棟は、たしか千葉県にもあったような。東京の府中市にもあって、中央道から見えますね。
むかし東京の丸の内にはビルの高さ31m(百尺)の高さ制限があって、統一感のとれた街並みだったとか。ヨーロッパの都市が軒並みそうですね。高さ制限、案外悪くないのかも。
奈良の超ローカルな情報ありがとうございます。
確かに奈良で高層建築物は景観が台無しです。
景観こそが奈良の観光資源ですから。
奈良は「寝倒れ」なんて言われてますから、
これくらいの努力は必要でしょう。
こんなのもあります。
藤原宮跡から大和三山が見えるよう、
建築を制限する条例があります。
明日香村では電柱、信号機標識、カーブミラーのポールまで
濃い褐色で統一しています。
大学生の頃奈良出身の友人がいて、奈良のバスはみんな青丹の色だと言っていました。でも、いまはそうでもないみたいですね🤔
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