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立ち往生した電車は15本。原因はポイントが雪で故障したためでした。ポイントの雪をとかす装置を作動させるのは予想降雪量が6時間に10センチと定めていて、予想は8センチだったため作動させなかったとか。一方、京都を走る他の私鉄(阪急・京阪・近鉄)は、目安はないものの「今季最強の寒波」を警戒して装置を作動させたため、ポイント故障は起きなかったそうです。
ちょっと種類が違うかもしれないけれど、2021年10月に東京の京王線で起きた刺傷事件で、車掌がドアを開放せずに乗客が車内に閉じ込められたのは社内規定によるものだったそう。
京都の電車立ち往生の件で、国土交通省はJR西日本に文書で指導しました。京王線の事件では、国土交通省とJR、大手私鉄との会議により「列車のドアとホームドアの間にずれがあっても、緊急時はドアを開けて乗客の避難誘導をする」原則が示されました。
マニュアルは必要だろうけれど、マニュアル通りではうまくいかないこともあるのだな。
昔通学に利用し、現在も高尾山口駅へ行く為に時々乗りますので他人事ではありませんでした
電車内に居る時の心得として
①スマホに集中し過ぎない
②ボーッとしていない(居眠りを含む)
を心掛けようと思いましたが無理でした
特に下山後の列車の揺れは心地良く睡魔に逆らえません
車内で刃物男(女の可能性もあるけど)に遭遇する確率は相当程度低いと考えて、いつもボーっとしています。不思議と眠くなることはありません。
関西で今回のような寒波はめったに来ないのである程度仕方ない面があるのかもしれませんが、JR西はもっと乗客に寄り添った対応をして欲しかったですね。
停車した電車から降ろして欲しい声が多くなった際には、線路を歩いても良いけど自己責任でというアナウンスも流れていましたが、これにはびっくりしました。
一方、京都市はSNSで状況を把握して、山科駅前の地下を避難所として開放しました。
最近何かあると、マニュアルに無かったので整備する類のコメントを耳にしますが、マニュアルが無いと適切な対応ができない社会になっているように思います。例えば今回の私鉄の対応のように少し想像力を働かせる事が大切ではないでしょうか。
又、京都市のようにSNSを活用して情報を集め、タイムリーに対応した事は今後のヒントになると思います。
東日本大震災が発生したとき東京でも電車はすべてストップしました。JR東日本がとった行動は、駅のシャッターを下ろして人が入れないようにすることでした。あまりにも非人間的な対応に当時の石原慎太郎東京都知事が怒り、JR東日本の副社長(だったと思う)を呼びつけて直接注意しました。
東と西とで違うけれど、JRという会社は概ねこんな感じです。これはもう、そういう企業風土だと理解するしかないかも。
日本の鉄道には厳格なマニュアルがあって、これが厳格に守られているから定時、安全な運行がなされている訳で、その点では素晴らしいと思います。
ただ、鉄道に限った事ではないですがマニュアルは全てをクリア出来る訳ではないので、想定外の事態が起きた時に臨機応変に対処出来るかどうか、という事でしょう。
ずいぶん前ですが、日豊本線の竜ヶ水駅で、大雨で停車中の電車の乗務員が規定(マニュアル)に反して乗客を車外に避難させ、直後に土石流が電車を襲った、ということがありましたね。本来は車内に待機させるらしいのですが、もしマニュアル通りだったら大惨事になってたようです。
実際の当事者には難しい判断が迫られたと思います。
マニュアルは必要ですが、最後は現場にいる人の判断になりますね。
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