南アルプス北部一周軽量化縦走 一日一座百名山の旅！

2018年07月14日(土) 〜 2018年07月17日(火)

• GPS: 80:00
• 距離: 51.1km
• 登り: 5,944m
• 下り: 6,090m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:34
• 休憩: 1:11
• 合計: 5:45

7:35 広河原インフォメーションセンター
7:38 7:38 広河原・吊り橋分岐
9:42 9:42 白根御池小屋
11:02 11:12 小太郎尾根分岐
11:28 11:28 北岳肩ノ小屋
12:03 13:04 北岳
13:20 北岳山荘

2日目

• 山行: 9:23
• 休憩: 2:13
• 合計: 11:36

3:30 北岳山荘
3:34 3:34 中白根山
4:33 5:36 間ノ岳
7:35 7:45 野呂川越
11:02 11:15 大仙丈ヶ岳
11:46 11:57 仙丈ヶ岳
12:14 12:50 仙丈小屋
15:06 長衛小屋（旧北沢駒仙小屋）

3日目

• 山行: 9:10
• 休憩: 2:17
• 合計: 11:27

4:00 長衛小屋（旧北沢駒仙小屋）
4:25 4:25 仙水小屋
4:51 4:51 仙水峠
5:58 6:25 駒津峰
7:26 7:55 甲斐駒ヶ岳
8:57 9:03 駒津峰
9:40 10:00 仙水峠
11:00 11:20 栗沢山
12:00 12:35 アサヨ峰
15:27 早川尾根小屋

4日目

• 山行: 6:52
• 休憩: 1:16
• 合計: 8:08

3:55 早川尾根小屋
4:14 4:14 広河原峠
4:44 5:03 赤薙沢ノ頭
5:14 5:14 白鳳峠
5:51 5:51 高嶺
6:31 6:31 鳳凰小屋分岐
7:48 8:28 鳳凰山
8:44 8:44 薬師岳
8:58 9:05 薬師岳小屋
9:40 9:50 南御室小屋
10:10 10:10 苺平
10:53 10:53 杖立峠
11:30 11:30 夜叉神峠
12:03 夜叉神峠登山口

天候

晴れ時々霧かくもり

アクセス

利用交通機関：

自家用車

市営芦安第八駐車場

コース状況／危険箇所等

早川尾根の一部区間で通行規制。隣に巻き道があるのでそちらを通れます。

その他周辺情報

下山後、駐車場すぐ近くの金山沢温泉に入りました。

写真

朝六時に到着した時はすでに第八駐車場まで満車になっていました。ギリギリ一台止められるということで、事なきを得ました。さすがハイシーズン三連休初日(;^_^A

ジャンタクで広河原へ。

広河原から見えた北岳

連休初日、北岳へ続く山道は大渋滞。大幅な時間ロス。でも、ゆっくりだったおかげで酷い高山病になることは回避できたかな。

白根御池

いい天気でした

お花畑に遭遇。シナノキンバイではないかとのこと

黄色いお花と遥か彼方に北岳ちゃん

南アの女王様

稜線が奇麗

肩の小屋です。素通りでした。

ゴーストULテントが張られている!!

肩の小屋全景

北岳到着。本日の百名山

間ノ岳に続く稜線。山梨側は雲でもくもく

北岳山荘が見えてきた！

重そうな雲

やはり午後になると大気が不安定なりますね。

間ノ岳方面は雲が湧いている模様。

お布団が干されている!!

今回もモンベルの自立ULツェルト使いました

凄い立派な入道雲。雲の下は滝のような夕立だったのだろうか

初日の夕食。天丼、タコかまサラダ、コロッケのまんま、雲吞春雨中華スープ

富士山がちょこっと見えました。高山病にかかったのか少し頭痛がして気分がすぐれなかったので、早めに就寝。

夜は満天の星空。天の川も肉眼で見えました。流れ星も見えた!!　朝三時半ごろから間ノ岳目指して出発。

なんとか日の出時刻前に到着

太陽が上がってきた!!

富士山

多くのかたがご来光を待っていました。

富士山の影かと思ったけど、たぶん間ノ岳の影かな？

南ア深南部方面の朝焼け

北岳方面

朝焼けの山頂部

トレランサークルの人たち

よく雑誌とかで見る富士山ズームとケルン

南アルプス深南部オールスターズの皆さん

長野側から大量の雲が押し寄せる!!

間ノ岳から仙丈ケ岳へ向かいます。

野呂川越分岐

開けました。

甲斐駒ちゃん

ここまでで水不足でだいぶ疲れたけど、まだまだ先が長い

仙塩尾根の長いこと長いこと。

御雷鳥に遭遇!!

ひなちゃん

大仙丈ケ岳まで来ましたが山頂は貸し切りです(笑)

ノーマル仙丈ケ岳の方は、大の山頂からも混雑しているのが分かるくらい、たくさんの人だかり

あと少し

再びライチョウに遭遇!!　先程とは別個体。

山頂部激込み!!

写真撮影順番待ち

本日二座目の百名山

仙丈小屋でひたすら水を飲む。生き返る。

藪沢カール

小仙丈尾根

甲斐駒全景

振り返ってパシャリ

ひたすら下って長衛小屋到着

本日の夕食。なんちゃってカツカレー、海鮮クラムチャウダー、シーザーサラダ、干し肉

テント村が出来上がりました。ここで今回の旅で唯一小雨に当たる。

仙水峠で日の出を迎える

振り返れば仙丈ケ岳方面が朝焼け

砂礫の道。甲斐駒が白く見えている要因

本日の百名山

槍が見えました

仙丈ケ岳と手前に駒津峰

鳳凰三山のその先に富士山

下り途中にて振り返る

駒津峰から仙水峠へ下ります。そして、駒津峰と同じくらいの高さまで地獄の登り返し(-_-;)

お昼時だったのもありますが、若い女性を中心にやたらと人が多いと思ったら、CMで宇多田ヒカルがここに登ったらしいと教えられました。

沸いてきた雲に隠れつつある甲斐駒ちゃん

栗沢山方面の尾根。雲が湧き始めました。

アサヨ峰到着。

早川尾根方面も雲が湧き始めました。

鳳凰三山はこの日は午後から天気急変の恐れありとの情報だったので、早川小屋に泊まることに決める。

早川小屋到着。熱さと登り返しで疲れたのと、午後から天気がよくないようだったのでここで寝ることに。無人小屋になっていました。食事等はないので、利用するときは食料持参必須。水場はあります。トイレは、原始的かつ野性的でした(笑)

朝早く出立するため、いつも結露で中がぐちゃぐちゃなるので、干せるときは干しています。

朝食のおにぎり作り

本日の夕食、牛めし、油揚げと雲吞春雨、じゃがりこポテサラ。食料が食べきれず、余っていたので一緒に泊まった方にあげました。これから4、5日ほど縦走すると言ってました。

早川尾根の規制区間です。すぐ隣に巻き道があるので問題なく通行できます。

ロープ張られているのはだいたいこのあたりです

赤薙沢の頭でちょうどご来光を迎えたので朝食タイム

ご来光おにぎり。山と食欲と私にこんなシーンなかったっけ？

白鳳峠

高嶺さん高すぎー

到着。正面には北岳が。

甲斐駒アサヨ峰方面。昨日からずっと歩いてきた道。

なにやら雲海の上で雲が波立ってる

鳳凰三山を生贄に召喚されたオベリスク。攻守とも4000くらいはあるな(笑)

光が当たって雲海が奇麗。

賽の河原

地蔵岳というだけあって、たくさんの地蔵が並んでました。

オベリスクのお膝もとまで行きました

雲上の孤島と化している富士

本日の百名山

北岳全景

富士山が噴火してる!!

噴煙がさらに高く(笑)

鳳凰三山制覇しました。

薬師岳小屋

南御室小屋

夜叉神へ降りる道は長いけど緩やかなので、つかれた膝・足に優しい道でした。

夜叉神小屋

夜叉神峠登山口に無事到着。4日間の旅を終える。

帰ってみたら駐車場はどこもガラガラで、案の定一番遠い第8駐車場にある自分の車は放置車両化してました(笑)

装備

備考

評価点：行動着を全身メリノウール化したので防臭効果が高かくずっと着用していても着心地がよかった。特にアイスブレーカーのゾーンレギンスがよかった。シュラフ代わりにシンサレートのキルト芯を持って行ったが、暖かくてよかった。

反省点：思った以上に熱く、水が足りなかった。ぺちゃんこ水筒は百均の安物ではなく、正規品を持っていけばよかった穴が開いた。食料余り過ぎ、もっと削れる。

感想

simama33

無事下山しました。途中で水を分けてくださった心優しいお兄様・お姉さま、心より御礼申し上げます。

一昨年の北アルプス縦走(参照：https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-935180.html)、昨年の奥秩父山塊通称東アルプス縦走(ヤマレコに掲載なし)に続いて、今年は南アルプスに挑戦しました。

今回は、水を除くすべての食料燃料その他物資の補給を一切なしで挑戦してみようと思い、予備日を含む食材5日分をすべて担ぎ上げました。それでも昨年、一昨年よりもさらに軽量化でき、担ぎ始めのザック重量は10kg未満になりました(基本装備3.7kg未満、食料3.6kg、燃料等消費物0.3kg未満、水2.2L未満)。10kg切ってくるとザックを背負った時の重さの感じ方が今までと全然違いました。


天候については、ずっと天気に恵まれて素敵な風景をたくさん撮ることが出来ました。また、雨風寒さで困ることは一切ありませんでした。むしろ晴れ過ぎて暑さと水不足に悩まされる結果となりました。特にコース上の水場と水場の補給地点が離れている点や、異常な暑さのため思った以上に水を消費してしまった点は、次回の縦走に向けての反省すべき点となりました。

あと、軽くて容量があるからと言って百均で買ったぺちゃんこ水筒は初日で穴が開きました。やはりちゃんとしたメーカーのプラティパスにすればよかったと後悔しました。軽いだけが正義ではなく、やはり耐久性も考えないとなぁと思いました。

他にも、通常食・行動食共々あまりがちになり、5日分の予定でしたがおそらく6日分くらいになっていました。次回はもう少し食料の量の調整をしてもう少し軽くできるかなぁと感じました。使用したガス量は38gでした(100g⇒62g)。



基本装備に関しては特に不満は感じられず。各々の装備がいい仕事をしてくれたと思います。

縦走時は基本的には着替えないので、防臭対策に今年は肌に触れる行動着類は全身メリノウール化してみました。靴下、パンツ、タイツ、ベースレイヤーのTシャツ＆ロンT。特に良かったのが、アイスブレーカーのゾーンレギンスでした。今までは圧着式のスポーツタイツでしたが、メリノウールのタイツは着心地がよく、窮屈な圧着間もなく適度なフィット感もあり、汗の不快感も感じずに4日間快適に着続けることが出来ました。ベースレイヤーのスマートウールのメリノ150ベースレイヤーショートスリーブは汗の発散が弱く、登りなどで激しく汗をかくと蒸れて溜まる事が何度かありましたが、稜線歩きや休んでいるといつの間にか乾いていました。汗の臭いに関しては、同じシャツを着続けるとなると化繊シャツに比べてだいぶマシかなぁと個人的に思います(;^ω^)　すれ違った方臭かったらすいません。

また、結露や雨からの濡れ対策で、ダウン製品は一切持って行かず全て化繊ダウン化しました。シュラフの代わりに持って行ったシンサレートのキルト芯(参照：https://www.yamareco.com/modules/diary/227491-detail-162699)も十分暖かかったし、中間着のTNFのホワイトランニングも稜線上で休んでいるときにさっと着込めるし、ファイントラックから出ているポリゴン2ULの上下はダウンジャケット・パンツの代わりになり、上下ともいざとなればそのまま行動着にもなれるので、何かと濡れる可能性のある縦走時には心強かったです。

装備関係はまた時間があるときに振り返りをしたいと思います。

コメント

ゲスト

素晴らしい(^-^)
神業ですねー憧れます！私が３回に分けて登るコースですので。北岳間ノ岳。仙丈ケ岳甲斐駒ケ岳。鳳凰三山。素晴らしいですねー(^-^)何回もレコ見ちゃいました。

simama33

Re: 素晴らしい(^-^)
コメントありがとうございます。山形からだと南アルプスは遠いので、行けるときに行かないといつまでも行けないままなんですよね(^-^;
なので一気に行こうかと。自分への挑戦でもあるんで。

何回でもレコ見ちゃってください(笑)

nekojigen

素晴らしく贅沢なルート🎵
こんにちは🎵
同じ頃に北アルプス縦走してました、こちらからも富士山の噴火も見えました🎵(笑)
お盆の頃に計画してるので参考にさせていただきます🎵(^-^)

simama33

Re: 素晴らしく贅沢なルート🎵
コメントありがとうございます＼(^o^)／
北アルプスからも富士山の噴煙見えたんですね笑

コース上の水場が限られているんで、少し余裕目に持っていくと良いですよ！
お盆の頃も天気良いといいですね(^^)