ドMな奥秩父主脈全山縦走（瑞牆山荘〜奥多摩駅）、初ソロテント
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shira-ga
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瑞牆山荘1:31-2:00富士見平-2:37大日岩小屋-2:57大日岩-3:53砂払ノ頭-4:29金峰山-5:32朝日岳-6:15大弛峠-6:46前国師-6:55北奥千丈岳-7:10国師ヶ岳-8:47東梓-9:17両門ノ頭-10:44甲武信ヶ岳-10:58甲武信小屋-11:24木賊山-11:43サイノ河原-11:59破風山避難小屋-12:34西破風山-12:55東破風山-13:26雁坂嶺-13:42雁坂峠-14:11水晶山-14:27古札山-14:55燕山-15:08雁峠-15:17小さな分水嶺-15:27水干-15:45笠取小屋（泊）
5月27日：
笠取小屋3:45-4:14笠取山(西山頂)-5:22唐松尾山-6:00将監峠-6:03将監小屋-6:43竜喰山-7:30大常木山8:19禿岩-8:42飛龍山-9:31狼平-9:54三条ダルミ-10:18雲取山-10:50雲取奥多摩小屋(水場往復)-11:23七ッ石山-11:41千本ツツジ-11:57高丸山-11:13日陰名栗峰-12:25鷹ノ巣山避難小屋-12:48鷹ノ巣山-13:34六ッ石山-14:42奥多摩駅
| 天候 | 5月26日：晴れ〜曇り、夕方一時雨 5月27日：曇り〜ときどき晴れ、一瞬小雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
★奥秩父主脈全山縦走について ・概要：東は雲取山から西は小川山・瑞牆山あたりまでを奥秩父主脈と言います。一般に瑞牆山荘から雲取山までを主脈縦走としてここを完歩することを山塊の端から端までということで全山縦走としているようです。瑞牆山を入れずに全山を名乗るなとのご指摘には・・ごめんなさい。 ・4-5日かけて歩くことが多いためにGWに歩かれる方が多いようです。GWではたっぷり雪が残っています。6月初旬から中旬頃に縦走路の雪はほぼなくなるようです。冠雪は11月頃と思います。積雪の状況などは直前に山荘HP等で確認がよいと思いますが、大弛峠〜甲武信ヶ岳間の情報は縦走者が少ないためか得にくいです。大弛小屋番さんのブログが昨年から始まり、少し情報が得られます。 ・小屋泊では予約がないと食事がでないところや週末であっても予約がないと小屋番が不在のところもあるようですので小屋泊の場合は事前の確認・予約が必要です。今回笠取小屋で予約なし小屋泊団体が来られて小屋関係者の方々が食事準備に大変だったようです。各小屋の情報はhttp://www.e-alps.jp/index.html 笠取小屋：小屋泊食事付は要予約、1泊2食6500円 テント500円 缶ビール500円 源流コーヒー200円 トイレはバイオトイレできれい。水場あり。皆さんとても親切です。感謝。 ★縦走のスタート地点へのアプローチについて： ・瑞牆山荘に無料駐車場あり バス：山梨峡北交通・韮崎瑞牆線（韮崎駅〜瑞牆山荘：季節運行）http://www.kyohoku.jp/modules/pico/index.php?content_id=5 ★水場：各小屋付近にて給水可能です。初日甲武信小屋(1L50円、蛇口のセルフ)、笠取小屋下水場（下り2分）で補給 2日目奥多摩小屋下（降り5分）で補給 ★コース状況： ・この時期登山道の積雪は残雪がかなりあります。例年より残雪が多いとのことです。 砂払ノ頭手前から残雪・凍結がでてきて慎重に凍結部をはずして歩きました。砂払ノ頭から金峰山までは雪はあまりないですが岩場で一部残っています。時に注意が必要。金峰山から大弛峠までもそれなりにあります。踏み抜きも多少。大弛峠から北奥千丈岳・国師にはまず木製階段の一部が雪に覆われ、凍結もあり、木製階段自体の朝の凍結もありかなり慎重な通過が必要になります。木製階段を過ぎても雪が深いところも結構あり、トレースがないとわかりにくい場所も。木々をかきわけるように進むところもあります。また主脈から北奥千丈岳への登りは今回トレースがほとんど消えていました（前日吹雪いたそうです）。国師ヶ岳から国師のタルまでは残雪たっぷりで、ときに腰近くまで踏みぬきます。ゆるんでないところは快適ですが、早朝でも踏みぬき多発。赤テープもこの区間少なめで、トレースをおっても間違っているトレースもあったりして難儀します。私も一度迷いました。鞍部からはしばらく雪がなくなりますが、また途中からでてきます。毛木平からの合流部からは踏み跡が多くなり、上部は踏み跡で階段状になって登りやすくなっていたりしますが凍結もあり注意必要。甲武信小屋への下りの樹林帯も凍結があり要注意。甲武信小屋からの登りも残雪それなりにあります。木賊山〜破風山も結構あります。破風山以降は確かほぼ雪なかったはずです。アイゼンは持参しましたが結局使いませんでした。 （あくまで主観です。この程度の残雪では大変と思わない方もいらっしゃるでしょう） ・なお積雪・残雪期に注意が必要なのが大弛峠〜甲武信ヶ岳間です。登山者が比較的少なく（ここは主脈縦走以外では通る人は極めて少ない）、雪も残りやすいため時間が大幅にかかります。そのためこの区間での途中ビバーグの記録も見受けられます。 ・道中の樹林帯で倒木が非常に多いので足元注意です。また石楠花などの草木が顔面を直撃することが多い場所があるので樹林帯では帽子・サングラスは付けた方が無難です。 ・ロープ場：瑞牆山荘から金峰山、木賊山への登り。鎖場なし ・その他：笠取山の西山頂から東山頂までで岩場でちょっと注意が必要です。飛龍山前後で木製の橋が多いです。凍結する時期には注意が必要でしょう。またこのあたりは登山路の片側が切れ落ちているところもチラホラあります。 ・将監峠〜竜喰山〜大常木山：昭文社の地図にはルート記載ありません。将監峠から少し歩いたところから左手の笹の急斜面を登ります。竜喰山までは踏み跡が比較的しっかりしており、赤テープもあります。竜喰山からは山頂標識裏側にも踏み跡がありますがこれは間違い。南東側の踏み跡が正しい。竜喰山〜大常木山までは荒れており踏み跡不明瞭なところも。倒木がかなりあります。かなり古い赤テープが多少あります。踏み跡がしっかりしなくても倒木が多量にあっても、岩場があっても基本尾根上を歩けばよいことになります。岩場がでてきたら大常木山までわずかです。大常木山からも稜線をたどって大ダルあたりにゆるやかに合流できるよう（youtaroさんや他の方の記録より）ですが、私は間違えました・・・。 ＜上述以外で迷いやすい可能性がある箇所＞ ・金峰山への樹林帯の一部 ・唐松尾山頂からは来た道を数m戻ってから将監峠へ下ります。そのまま尾根ぞいにいかないようにしましょう。冬季にはここいらで路迷いで遭難騒ぎになったようです。 ★花情報：石楠花はつぼみがすこしでほとんどさいていません。 ★下山後の温泉： 奥多摩駅近く:もえぎの湯が有名ですがここは時間帯によって大変混雑して入場制限もありえます。駅近くの玉翠荘はお風呂は広くなく洗い場4人分ですがたいていは混雑なしです（750円、タオル100円）。 ★過去の縦走記録： 先人に学ぶ・・ということで過去の奥秩父主脈全山縦走の山旅記録を載せている個人のHPです。 1997年10月 http://www.geocities.jp/kimura100mt/n100-57.htm 1998年9月 http://www.cc.rim.or.jp/~kaz/okutitib/otitibu.html 2000年4-5 http://tabitabi.web.infoseek.co.jp/yama/20000430okuchichibu/20000430okccb_top.htm 2001年11月 http://www.life-jp.net/getsu/kiroku/2001/2001-11-5.htm 2002年5月 http://www5f.biglobe.ne.jp/~zae/travel/t14okuch.html 2009年4-5月 http://blog.goo.ne.jp/mayunba/e/f5dd1eb16adfd77511b045100ff39f58 2009年9月 http://www.geocities.jp/yamanosanpomichi/090919kinpu.html 2011年9月 http://exploremylimits.blog.fc2.com/blog-entry-14.html （ヤマレコ内の記録は検索してでてくるので割愛します） |
写真
金峰山山頂です。後ろに八ヶ岳いきなり、「ラブ注入」w
えっ、ネタがもう古いですか? 最近はなんですかね
ワイルドだぜい♪これから全山縦走しちゃうぜい♪
・・ちょっと違いますかね(汗)
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いきなり、「ラブ注入」w
えっ、ネタがもう古いですか? 最近はなんですかね
ワイルドだぜい♪これから全山縦走しちゃうぜい♪
・・ちょっと違いますかね(汗)
これから進む縦走路方面です。
五丈岩が目印で金峰山もしっかりわかります
これは序の口でした。
これ以降大変なことになりましたが
必死で写真がありませんw
この登りにはほとんどトレース消えていました
（昨日このあたりが吹雪いたと後で知ることに）
まだこれから先のヤバさを知りませんw
五丈岩が目印で金峰山見えますね。
その後ろに南アの山々がせいぞろい
ここでお会いした方に撮って頂きました。
今日の変てこなスタイルです？
一方でかなり踏みぬきのところも
両門ノ頭からの絶景 奥秩父、オーパ！
(オーパ！ 何事であれ、ブラジルでは驚いたり感嘆したりするとき「オーパ！」という・・開高健、オーパより)
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奥秩父、オーパ！
(オーパ！ 何事であれ、ブラジルでは驚いたり感嘆したりするとき「オーパ！」という・・開高健、オーパより)
（と、またこのあたりはさほどでもないのですが）
あそこからはるばる歩いてきました！
ドM的には最高。
皆さんの視線が痛く・・ないのは羞恥心を捨てたから？
山で捨ててはいけないもの。
ゴミ、命、羞恥心w
この奥みたいに木々が登山道にとびだしているのも
ちょっとあれでした。
登山者が結構踏んでいますので国師あたりよりかなりマシです。
ここからの登りがきついんですよね。
心肺機能が「しんぱい」です
西破風山頂ですが、、あ・・これはオーパじゃなくてOPP（オッパッピー）でしたね
※OPP=Obama, as President, on the Peak of mountain !
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あ・・これはオーパじゃなくてOPP（オッパッピー）でしたね
※OPP=Obama, as President, on the Peak of mountain !
笠取山への巻き道を進んで水干へ。
見えますか？
多摩川最初の一滴です。
えーマイ別荘w
張り方がなっとらんというつっこみは甘んじてお受けします。
夕食ですが・・・山ではたいていのものを美味に感じるはずなんですが・・えーあまり美味しくなかったですw
追加でいれた乾燥野菜がよくなかったかと。
ビール1本で結構酔ってしまいました。山だと酔いやすいのは何故？
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えーあまり美味しくなかったですw
追加でいれた乾燥野菜がよくなかったかと。
ビール1本で結構酔ってしまいました。山だと酔いやすいのは何故？
唐松尾山過ぎて少し歩いたところで左手に踏み跡がありその上にピンクテープがあります。
ここが西御殿岩へのルートと思いますがこのガスでは・・今日はやめておきます。
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その上にピンクテープがあります。
ここが西御殿岩へのルートと思いますがこのガスでは・・今日はやめておきます。
将監峠から飛龍方面に少しだけ登ると左手に踏み跡があります。目印は鹿よけの柵です。鹿よけの柵を右手にみながら笹の急登を
登ると竜喰山方面です。
この写真の真ん中がその路です。
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目印は鹿よけの柵です。鹿よけの柵を右手にみながら笹の急登を
登ると竜喰山方面です。
この写真の真ん中がその路です。
赤テープも結構ついています。
右手側には奥秩父の山がひろがりなかなかいい展望の路です。
将監峠からくるとこんな感じで山頂につきます。
白矢印が大常木山方面です。
大統領、2012年の干支の山に歴史的な登頂！干支＋西暦の山！のはずですが・・・
2011.8mですから、2011mの表示になるんですね、
できれば、2012mの表示が欲しかったですね・・。
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干支＋西暦の山！のはずですが・・・
2011.8mですから、2011mの表示になるんですね、
できれば、2012mの表示が欲しかったですね・・。
基本尾根上を進めば間違いないです。
最後は山頂直前の岩場。
ワイルドだぜい？
なかなかワイルドな路を歩いてきたのでほっとしました！
ここは北側がいい展望です！
大常木山から何とか路なみ路？を巻き道に下りてきました。ここを下ってきましたが丁度下ってきた巻き道に休んでいる人がいて
驚かせてしまいました。
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ここを下ってきましたが丁度下ってきた巻き道に休んでいる人がいて
驚かせてしまいました。
2年連続で堂々とこのポーズで写真をお願いしました！
再び、山で捨ててはいけないもの。
ゴミ、命、羞恥心w
ちょっと霞んでいますが、なんとか。
遠くにみえるのが甲武信ヶ岳か？
大満足の山頂でした
七ッ石山からの雲取です。ここで団体さんに「素敵な帽子ですね」って褒められたので、
お礼に集合写真撮るときに笑いをとっておきました。
「うまいなあ！」と言われました。ちなみに職場でもギャグの垂れ流ししていますが一度もそんなこと言われたことありませんw
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ここで団体さんに「素敵な帽子ですね」って褒められたので、
お礼に集合写真撮るときに笑いをとっておきました。
「うまいなあ！」と言われました。ちなみに職場でもギャグの垂れ流ししていますが一度もそんなこと言われたことありませんw
ほんと登り返しでいくらでもMにできますw
思わず鼻歌がでますそこに行けば どんな夢もかなうというよ〜
その国の名はオクターマ、ドM達のユートピア〜
どうしたら縦走できるのか 教えてほしい〜
オクターマ、オクターマ、Mの国 オクターマ
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そこに行けば どんな夢もかなうというよ〜
その国の名はオクターマ、ドM達のユートピア〜
どうしたら縦走できるのか 教えてほしい〜
オクターマ、オクターマ、Mの国 オクターマ
でも十分ですね。気持ちいい。
感想
奥秩父主脈全山縦走。一昨年と昨年6月に歩きましたが奥秩父の山深き縦走路に魅せられてとても充実しました。今年は�．謄鵐版颪如´�干支＆西暦と同じ標高の山である「竜喰山」も一緒に登る、の2つの新しい試みで縦走しようと考えていました。
しかし、残雪で大苦戦しました。いやーソフトな感じの縦走のはずが、初日が完全にドMでした。ま、ドMは望むところですが（笑）
1日目
○瑞牆山荘〜金峰山
登山届をだしてヘッデンで出発です。上空を見上げれば星空。ご来光に期待高まります。しかし、砂払ノ頭の手前で徐々に残雪があり、凍結もしています。慎重に、凍結部を避けつつ登ります。稜線にでると以外に曇っています。東側が雲が厚く、ご来光は無理かなとややテンションが下がりますがしばらく進むと右手にドーンと富士山が浮かび上がりやる気が復活します。そして南アルプス、八ヶ岳もうかびあがります。一昨年・昨年同様ご来光を金峰山でとする予定でしたがご来光は残念。
○金峰山〜大弛峠〜甲武信ヶ岳
さて先に進みます稜線上に早くも残雪。樹林帯に入ると残雪が結構あり、先行きにやや不安が。朝日岳への登りから振り返る金峰山は見事の一言です。ここから大弛峠までも雪がそれなりに。まだ大弛峠開通前なので峠直前と峠で4人グループを2組とソロお一人以外とはお会いせず。峠も閑散としています。
さて、大弛峠からの登りをみるといきなり残雪。凍結＋残雪の木道を慎重に登ります。結構、大変です。途中、同じ縦走路を進む先行者お一人。昨日は一日雨だったとのこと、これからできれば雁坂小屋まで、とのご予定でした。しかし残雪だけでなく木々もおいしげってかきわけるように進むところも。途中トレースの消えた登りを登って北奥千丈岳につくと例年通り素晴らしい眺め！ いや〜絶景かな。そして国師ヶ岳で再度先ほどの先行者の方とお会いして写真撮って頂きました。ありがとうございました。ここも素晴らしい眺めです。さて、ここからが長丁場ですが上記の状況にてかなりの苦戦。ときに踏みぬきでリアルにorz状態にも。しかも一度迷ってしまいました。今日は笠取小屋ではなくて雁坂小屋泊まりか、と思い始めます。鞍部に下りて一旦雪が消えてようやく安堵。ここから長く登り、両門ノ頭ではまたまた絶景が楽しめます。この区間のオアシスです。更に登り、毛木平からの合流部までは人と会わず、合流部からはかなり踏み跡が増えて甲武信が近く、金峰山を振り返りながら甲武信ヶ岳に着きました。山頂は人がいっぱい。富士山は既にガスっていましたが一瞬その姿を見せてくれました。金峰山を眺めると、あそこから歩いてきたんだ、という感慨が。
○甲武信ヶ岳〜雁坂峠
さて、小屋に下って水を補給します。また登りますがここでも残雪がでます。サイノ河原でまた展望を楽しみ、破風山避難小屋まで下るとソロテントの縦走のお若い方が休んでいて残雪区間の大変さをお互い嘆きました。大弛〜甲武信のトレースはこの方のが主体だったようで昨日は国師で吹雪いたとのこと。トレースありがとうございました。ここからが西破風山へのきつい登り返し。息切れしながら岩の路を何とか登り、ようやく、西破風山。東破風山、雁坂嶺を経て、気持ちのいい開放的な雁坂峠に着きました。しばらく休憩です。ここまでくれば一安心です。
○雁坂峠〜笠取小屋
本日の行程もあとわずか。私の好きな笹の気持ちのよい路を進みます。水晶山をすぎて古札山あたりは本当にいい雰囲気ですね。燕山を過ぎて笠取山がみえれば少しくだれば雁峠に。小屋に下る前に寄り道で、小さな分水嶺〜水干まで。多摩川最初の一滴を必死で写真に撮ろうとしましたがどうでしょうかね？ここから少し下ってようやく笠取小屋。いやいや残雪に大苦戦の一日でしたが充実した一日でした。カメラマンの石川さんと今年も談笑。3年目となると静さんも牛さんも覚えていてくれて、また呆れられました（笑）。
2日目
○笠取小屋〜将監峠〜竜喰山
さてカップメン食べて暗いうちに撤収して出発です。笠取山への登りは朝一番では息切れが激しい。しかしあたりはが巣だらけ。笠取西山頂にて朝焼け狙いでしたがスルーとします。その後岩岩でちょっと怖い所もある路を東山頂に進み、唐松尾山に向かいます。唐松尾山で小雨が一時ぱらついてきました。ここから峠までで少し晴れ間がでてきてまた気分が乗ってきました。
さて、峠からは一旦将監小屋にトイレのために下ります。ここも雰囲気いい場所ですね。峠に戻ってさてここからはいつもの巻き道ではなく、今回のハイライトでもある竜喰山へ向かいます。峠から少し飛龍方面に登ると鹿よけの柵があり、これを左手にみるところから笹の急斜面を進みます。2012年ということで登っている人が多いのか結構わかりやすい路です。最初のピークから一旦下ってまた登り、ほどなく竜喰山に着きました！ 以外に立派な看板があり記念撮影。この看板も今年（去年？）のために作ったのでしょうか？
○竜喰山〜雲取山
さてここからが結構ワイルドでした。大常木山へは南東の尾根（峠から竜喰山にきた場合、むかって右手の尾根）を進むのですが、踏み跡は一気にたよりなくなり、倒木も増えてテープも極端に少なくなります。本当にこれでいいの？と思いつつもコンパスをみながら基本尾根上を進みます。右手の笹には踏み跡のようなものがたくさん縦横無尽にあり、これが本当の踏み跡なのかもわかりません。ようやく岩場がでてきてワイルドにのりこえるとぱっと北側がひらけたところにでてここが大常木山でした！ いや〜やったぞという感じでした。しかし、この先を進もうとすると私の嫌いな危険そうにみえる岩場が。ぐっと下降するのをみてちょっと引き返して大常木山から巻き道に合流しようと下ることにします。踏み跡みたいのがみえるのでそれを歩くとすぐなくなり、また踏み跡様のがでて・・これは路ではない。そう思うのに時間はかかりませんでした（笑）。ただ基本笹なのでなんとか下って行きます。途中滑りながら最後は枯れ沢的な部分を下って・・・下った巻き道にハイカーが休んでいて驚かせてしまいました。いや〜ワイルドでした。さてここから気をとりなおして飛龍までここも巻くような路を延々と進みます。飛龍は山頂は展望はないものの、山容はとってもかっこいいです。禿岩からは大展望とはいかず霞みまくっています。いつかは快晴の禿岩をと思っているのですが上手くいきませんね。また来ましょう。ここから分岐に戻り飛龍山への登り。飛龍山も誰もいません。ここからはそのまま尾根をたどると踏み跡・テープがあり、右側の巻き道に合流するように下ります。そこからは気持ちのいい狼平までの路を歩き、三条ダルミからはいつもながら本当にきつい登りをあえぎ、休みながら登り、主脈最後のピーク雲取山に到着です！
○雲取山〜奥多摩駅
雲取山は賑わっていました。なんとか縦走路の一部は見えましたがやはり霞んでいますが大好きな雲取。3年連続でここまで歩いてこられたのは感慨深いものがあります。奥多摩避難小屋で水場往復、最後の水を補充します。ここからは人もかなり多くなります。ブナ坂からは七ッ石山まではちょっとの登り。その後は千本ツツジ・高丸山・日陰名栗峰としっかり登りをこなして稜線を進みます。ドM志向でないかたは巻き道を歩けます（笑）。そして避難小屋で休んだ後ようやく鷹ノ巣山。霞んだ展望ですが人はいっぱい。お昼時で皆さん休憩しています。
ここからは基本下りで石尾根をガンガン下ります。途中六ッ石山にもよりましたが、想定より1本早いホリデー快速で帰れるかも、と思い車道にでると軽いJOGとして順調に奥多摩駅に着きました。お決まりの玉翠荘で入浴して縦走の疲れをとり、地元には暗くなる前に帰れました。
全山縦走という響きに憧れて・・・今年は残雪区間といい、竜喰山〜大常木山といい、例年以上にワイルドな縦走になりましたが竜喰〜大常木も踏破してこれで真の「全山縦走」になったかな、と一人満足していますw そして初のソロテント（テント泊自体が○十年ぶり）も無難とはいきませんが、一応やれてその分充実しました。ここを歩くのが大好きだからか奥秩父主脈だといくらでも歩けるような気がします（←妄想）。・・・・奥秩父主脈、最高です。
しかし・・・私の山行もネタも完全にワンパターンですねww
総括（ポM）：
奥秩父では なぜ とおくまで あるけるの
あの山では なぜ わたしは ドMなの
おしえて おじいさん おしえて オバマさん
おしえて 歩くの大好きよ
ヨーレローレロヒホー ヨヒドゥディヤホホ〜
ヨーレローレ ロヒホ ヤラヒドゥディヨ〜
こっそり拍手
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