八ヶ岳核心部縦走
- GPS
- 32:00
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 2,354m
- 下り
- 2,357m
コースタイム
- 山行
- 9:30
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 11:30
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんでした。 |
その他周辺情報 | もみの湯 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
ヘルメット
|
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感想
5月28日 晴れ
今回はヤマスタの「八ヶ岳8座」狙いで天狗岳、硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳へ。天狗岳に行かなければ日帰りも可能だが、かなりのロングトレイルになるので1泊2日だ。
テント泊だと一旦稜線から降りないといけないので、今回は稜線上の山小屋「赤岳天望荘」泊にした。小屋泊なので荷物は日帰りと変わらず約10kg。
20:35に出発。浮島を出て直ぐのトンネルで事故渋滞があり15分くらいロスしたが、その後は順調。談合坂SAで「信玄餅アイスプレミアム」を食べた。きなこ味のアイスの中に黒蜜が入っており、上には-20℃でも柔らかい不思議な餅が乗っていてとても美味しい。
小淵沢ICで降り、近くのセブンイレブンでビールとつまみ、朝食を買って美濃戸へ。
美濃戸口から先は悪路の急勾配だが、なんとか腹は摺らずに済んだ。急勾配では1速でやっとの所もあった。四駆でないとキツい道だ。0:30赤岳山荘の駐車場に到着。天望荘に泊まれば一番奥の美濃戸山荘の駐車場に無料で駐車できる、と言う事で行こうとしたが、橋の手前にロープが張ってあり行けなかった。後で判ったが、駐車は今は出来ないようだ。
赤岳山荘の駐車場に入り、ビールを飲んで1:00就寝。2,3列目を倒してエアマットを敷き、夏用シュラフに入ったが寒くは無い。
3:30起床。朝食をとり身支度をしていると4:30に小屋のスタッフが駐車料金を集金に来た。早い!1日1,000円なので2日分2,000円を払う。
4:45出発。予定より15分早い。天気は曇りだ。天気予報は午後から晴れなので期待しよう。1時間40分で赤岳鉱泉に到着。コースタイムより20分早い。登山道には雪は全く無かったが、小屋の前には一部に雪があった。
トイレに入ったが、暖房便座付で快適だった。
赤岳鉱泉から硫黄岳まで1時間35分。コースタイム2時間10分なので、中々良いペースだ。鉱泉から硫黄岳までのルートにも雪は無かった。
赤岩の頭で稜線に出ると見晴が良い。空は雲に覆われているが、遠望はすこぶる良い。
硫黄岳山頂からは富士山、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、槍・穂高連峰、立山・剣が一望に出来、素晴らしい!
硫黄岳山頂で今日1つめのヤマスタをゲットして天狗岳を目指すが、今日は身体がキツイ。先週東京ヤマソンで山手線を1週した疲れが残っているのだろうか?日常生活での筋肉痛や関節痛は3日くらいで消えたのだが、山ではキツイ。
箕冠山から根石山荘に下るところで登山道に雪が僅かに残っていたが、今回の山行で登山道に雪があったのはここだけだった。
根石山荘前のコマクサの群落は電気柵で囲まれているが、コマクサは葉っぱさえ出ていない。これから芽を出して7月には花が咲くのだ。根石山荘で水を補給するつもりだったが、水は出ていなかった。夏だけポンプアップするのだろうか?小屋でコーラを買った。
天狗岳には高校の山岳部らしい一団がいて賑わっていた。天狗岳で今日2個目のヤマスタをゲット。これで昨年末の北横岳、縞枯山と合わせて4つになったので、「八ヶ岳ハーフマスター」のトロフィーを貰った。
天狗岳から硫黄岳に引き返す頃にはガスが出てきた。天気予報では午後は晴れる事になっていたが、外れたようだ。
硫黄岳を過ぎて硫黄岳山荘で休憩。トイレはなんとウォシュレットだった。素晴らしい!山小屋のトイレがウォシュレットになるのが夢だったが、既に実現していたのだ。他の小屋にも広がって欲しいものだ。
まだ時間的にも体力的にも余裕があるので予定通り天望荘まで行けそうなので、硫黄岳山荘から携帯で電話して天望荘を予約した。
横岳のアップダウンや鎖場は結構キツく、天望荘に着く頃にはかなり疲れてしまった。16:00前には余裕で着くと思っていたが、16:15になってしまった。
天望荘は2棟あり、赤岳寄りの本館の1階が受付と食堂になっており、地下が大部屋の宿泊室になっている。横岳寄りの新館とは地下トンネルで繋がっており、新館は個室宿泊室とトイレ、浴室がある。
大部屋の宿泊費は9,000円。宿泊室は2段のカイコ棚で、10人分ずつ区切られている。寝具は布団の上に封筒型のシュラフが置いてある。今夜は空いていて10人分の寝床に3人だったので、余裕だ。
部屋にはストーブがあり、暑いくらいだ。照明は通路側にしかなく、寝床はヘッドライトが無いと暗くて良く見えない。
受付時にプラスチックのコップを渡されるのだが、そのコップが食券代わりになっており、コーヒー、お茶、お湯が飲み放題なのだ。なかなかユニークなシステムだ。私のコップは黄色で食事2回戦の後半だったが、夕食時間は17:15だった。
夕食まで時間があるので風呂に行ってみた。混んでいると思いきや、誰もおらず一緒に風呂に着いた人と2人だった。風呂は五右衛門風呂なのは知っていたが、思ったより遥かに大きくて直径は1.8mくらいあり、4〜5人は余裕で入れる。
水は天水に頼っている小屋で風呂に入れるなんで素晴らしい。今シーズンは今日から風呂に入れるようになったそうで、ラッキーだった。
17:15〜夕食。食事はバイキング方式。今日のおかずは山菜、茸、山菜天ぷら、おでん、鶏肉煮込み、柴漬け、炊き込みご飯、豚汁、杏仁豆腐、ミックスフルーツ。品数は少ないが、美味しい。生ビールを買い、山菜天ぷらをつまみにして至福のひとときだ。
日没前に外に出ると快晴になっていた。夕陽に染まる赤岳、横岳が素晴らしい。夕陽は丁度前穂高岳あたりに沈んで行った。日没後も槍・穂高のシルエットが素晴らしい。
20:00就寝。22:00頃トイレに行った時に窓から外を見ると満天の星。カメラと三脚を持って外に出て星空の撮影をした。
5月29日 晴れ
4:00起床、天気はピーカン。小屋の前で日の出を迎えられるのは稜線に泊まった恩恵だ。4:24に太陽が雲海の中から頭を出した。朝日の撮影の後、食道でコーヒーを飲む。
朝食は5:15のはずだったが、4:55にアナウンスがあった。一般的に朝食時間は6:00〜7:00の小屋が多いが、ここは早くて良い。
朝食も夕食同様にバイキング形式。ソーセージ、卵焼き、ミートボール、梅干し、山菜、タケノコ、海苔、オレンジ、白飯、味噌汁。コーヒー。
5:45出発。今日は赤岳、中岳、阿弥陀岳を登り、行者小屋に下って美濃戸に戻る約5時間の行程だ。天気はピーカン、素晴らしい青空だ。
地面には霜柱が出来ている。昨夜は氷点下まで下がったのだ。
昨日は身体がキツかったが、一晩寝て復活したようで、だいぶ元気になった。35分で赤岳に登頂。まずはヤマスタにチェックインしてスタンプをゲット。
赤岳山頂からは360度の大展望。富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプス。昨日も見えたが、今日は素晴らしい青空なのでさらに素晴らしい。
赤岳から文三郎分岐まで下り、中岳を越えて阿弥陀岳へ。八ヶ岳の主要なピークで唯一登っていないのが阿弥陀岳だった。阿弥陀岳への登りはかなりの急登で浮き石が非常に多いので落石を起こさないように気を遣う登りだ。
8:05阿弥陀岳に初登頂。広い山頂からの天望は素晴らしい。ここで今回4つ目のヤマスタをゲットした。残りは編笠山と権現岳だ。
下りは登りよりもさらに落石に気を付けながら下り、中岳との鞍部からは行者小屋へのルートを下る。
行者小屋でコーラかCCレモンを買おうと思ったら、なんと閉まっていた。夏山営業は6月上旬からだった。
コーラは買えなかったが、水場の水は手が切れる程冷たくて美味しい。行動食を食べて下山開始。南沢コースは結構長く、コースタイム通りに1時間45分掛かって美濃戸に到着した。
駐車場は満車になっており、路駐も多数。美濃戸口への狭い悪路は対向車も無く無事に通過した。
美濃戸口に昨年末出来たJ&Nというオーベルジュ(宿泊できるレストラン)でお風呂と食事をしようとしたが、なんと昨日から貸切営業中で、今日の通常営業は13:00からだった。
1時間も待つ訳にも行かないので、近くの「もみの湯」で汗を流して昼食を食べた。
帰路の中央道は小仏トンネル付近で渋滞したが、約3.5時間で我が家に着いた。
今回は天候と天望に恵まれ、素晴らしい山行だった。
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