南ア3泊4日W縦走〜鳳凰と白峰三山制覇&ライチョウも〜


- GPS
- 77:59
- 距離
- 40.8km
- 登り
- 4,740m
- 下り
- 5,293m
コースタイム
05:22 夜叉神峠登山口
↓
06:21 夜叉神峠
↓
07:36 杖立峠
↓
08:51 苺平、一服
↓
09:27 南御室小屋
↓
10:01 ガマ岩
↓
10:35 薬師岳小屋
↓
10:45 薬師岳山頂、一服
↓
11:40 観音岳
↓
12:16 鳳凰小屋分岐
↓
12:42 鳳凰小屋、テント泊
【7月22日】
06:49 鳳凰小屋
↓
07:40 オベリスク
↓
08:19 アカヌケ沢の頭
↓
09:08 高嶺
↓
09:58 白鳳峠
↓
11:34 広河原
↓
12:11 白根御池分岐
↓
14:14 白根御池小屋、テント泊
【7月23日】
06:05 白根御池小屋
↓
07:24 大樺沢ルートとの合流点
↓
07:48 小太郎分岐点
↓
08:25 北岳肩ノ小屋、一服
↓
09:36 北岳山頂
↓
10:46 北岳山荘
↓
11:25 中白根岳
↓
12:47 間ノ岳山頂
↓
13:55 農鳥小屋、素泊り宿泊
【7月24日】
04:32 農鳥小屋
↓
05:17 西農鳥岳山頂
↓
05:47 農鳥岳山頂
↓
06:20 大門沢への分岐
↓
07:54 大門沢小屋
↓
09:39 赤吊橋
↓
10:02 農鳥岳登山口
↓
11:21 奈良田バス停
↓
バスで夜叉神峠に戻る
天候 | 7月21日:晴れのち曇り、夕方から雨 7月22日:晴れのち曇り 7月23日:曇りのち雨 7月24日:曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
帰りのバス 奈良田→広河原(1100円)、広河原→夜叉神駐車場(820円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
7月21日:鳳凰小屋テント場(800円) 7月22日:白根御池小屋テント場(500円) 7月23日:農鳥小屋寝具なし素泊まり(3500円) 帰りの温泉:白根桃源天笑閣(600円) |
写真
感想
会社の電力事情により、休みが毎年恒例の月火にシフトしました。これに有給を加えて
南アルプスを3泊4日で歩いてきました。
<7月21日(日)>
前日夜中に夜叉神峠駐車場へ移動し、車中泊。起床して、鳳凰小屋を目指しました。徳沢で
テント訓練もしていましたので、テント装備で初の稜線歩きにチャレンジしました。ザック重量
は約15キロくらいでした。
夜叉神からのルートは前半はほぼ樹林帯の中をひたすら歩きます。稜線上から時折見える
白峰三山の眺めがとても素晴らしく、テンションがあがりました。苺平だけに苺ジャムパンを
食し、ようやく森林限界を超えて稜線に出たときには、残念ながら白峰三山にも雲がかかり
だしていましたが、遠方には仙丈も見えていました。
薬師岳山頂に到着し、あんこ餅で休息。稜線に出てから雲行きも怪しくなってきたので、
目的となる鳳凰小屋へ向かい、受付を済ませてテント設営完了。小屋前にて遅い昼飯
を食べ、眠くなってきたのでテントにてお昼寝。夕方になると見事に夕立に遭いました。
夜中も雨が降り、テントはビショビショでさらに装備の重量がアップしてしまいました。
<7月22日(月)>
翌朝は早起きして、昨年見られた赤冨士がまた見られないか向かいました。富士山は
見えましたがさすがに昨年のような眺望は見られませんでした。昨年あのように見られ
たのはめったにないチャンスだったんだと思いました。
この日は前日の雨を払拭するような素晴らしい快晴に恵まれました。オベリスク〜高嶺の
稜線が素晴らしい展望でした。向かう先の白峰三山も青空の下に見事な姿を見られました。
甲斐駒と仙丈もばっちり見え、オベリスクは今のところ2戦2勝で相性がいいです。会社の
先輩から勧められていたアサヨ峰のある早川尾根も歩きたくなってしまいましたね。
稜線を満喫後、白鳳峠より広河原へ急坂を下山し、白根御池小屋のテント場を目指しました。
大樺沢ルートは残雪ありですが特に問題ないとのことでしたが、小屋への直登ルートを選択
しました。これがかなりきつかった。濡れたテント泊装備の欠点ですね。よい体験になったと
思います。
無事テント場に到着し、小屋前テラスより本日歩いていた稜線を眺めて自己満足に浸り、
小屋前にて遅い昼飯。小屋前で歩いてきた方々とおしゃべりしたりし、19時頃にテントへ。
この日は雨に降られることもなく、静かな夜を過ごせました。
<7月23日(火)>
翌朝はモーニング紅茶を作って飲み終えてテント撤収。夜露もなく、よく乾いてくれました。
翌日の北岳稜線へのルートもなかなかの急坂でした。森林限界を抜けると、そこには一面
シナノキンバイのお花畑が登場。先日の蝶ヶ岳もすごかったですが、こちらのほうがやや
スケールも大きくてすごかったです。
お花畑を過ぎて稜線に登りつめると残念ながらガスの世界へ。しかたなくピークハントを
目標に頑張って歩き続けました。肩ノ小屋でコーヒーを一杯頂き、山頂に無事到着。
眺望がまったくありませんでしたので不完全燃焼感は非常に強かったですが、こればかり
は仕方がありません。
続いて次なる目的地の間ノ岳を目指しました。途中でこんな天気のときに見られるライチョウ
に遭遇できました。雛を一匹連れていました。私の後を追っかけてきていた女の子が喜んで
写真を撮っていました。
このあとは暴風とガスに苦しめられながらもなんとか間ノ岳山頂に無事到着。寒くなってきて
雨も降り出してきたので、宿泊予定の農鳥小屋へ歩を進めて無事到着。風も強かったし、
名物オヤジもおそらく夜も雨だと思ったのでこの日は素泊まり宿泊。農鳥小屋はかなり昔の
色が強すぎる小屋ですので、快適できれいな小屋にしか宿泊していない方にはお勧めは
できませんね。
夕方はガスも晴れて農鳥方面が小屋前から望めました。本当に僻地へ歩いてきたんだなぁ
とここでも自己満足に浸っていました。
<7月24日>
農鳥のオヤジが天気が荒れるので早出したほうが良いとのことで宿泊した皆さんはもう
18時頃からお休みになり、朝の3時頃からバタバタしだして、イヤでも起きられました。
私も朝の4時半に出発。間ノ岳方面はこの日もガスに覆われてましたが、遠方には鳳凰の
稜線が見渡せていました。朝日も雲の隙間から出てくるのを見ることができました。しかし
朝から西農鳥への急坂はなかなかきついものがあります。
急坂を登り終えるとこの日もガスと暴風で芳しくないお天気でした。残念ながらこの日も
ピーク制覇を目的に歩くしかありませんでした。そして最終ピークの農鳥山頂に到着!!
南アルプスのダブル三山制覇できました!白峰三山の3つのピークからは残念ながら
1箇所も展望が利かなかったですが、とりあえず達成感を持てました。
帰りは大門沢へ降りて奈良田方面へ下山。帰りに大門沢小屋そばの沢で顔でも洗おうと
したら滑って両膝下が水に浸かるハプニング(*_*)しかたなくカッパを着て帰ろうとしている
と見事に雨も降り出してきました。最後に見事なオチが待っていました。
奈良田までの道のりはなかなかきついです。ずっと下りかと思っていたら意外とアップ
ダウンがあります。疲れた体にはけっこう効いてきますね。とはいいながらも約6時間程で
奈良田へ到着できました。広河原へのバスまではかなり時間があったので先着していた
ご夫婦と山談議をして待ち、バスを乗り継いで車を置いた夜叉神峠に無事帰りました。
<総括>
昨年以来の充実した山歩きができました。毎度のごとくカカトはズルムケになってしまい
ましたが、テント泊も楽しめたし素晴らしい展望も楽しめたので大満足です。歩き終わった
感想としては南アルプスはやっぱり奥深しっていうとこですね。次回のターゲットは甲斐駒
ですかね。
あいごえ
aigoeさん、おじゃまします。
3泊の南ア、羨ましいですね〜。
後半のお天気は残念でしたが、4日間も山にいればしょうがないですね。
稜線からの甲斐駒や仙丈、白峰三山はやはり美しいですね!
綺麗なお写真を拝見して、とても癒されました。
雷鳥やイワヒバリも見れたんですね!
アルプスって感じでやっぱいいですね〜。
私はもう4日間も山を歩き回ることができそうに無いので、
本レコのような長期縦走は記録を拝見させていただいて歩いた気分を味わいたいと思います。
また素晴らしい夏山レコ待ってます!
gaiaさん、こんにちは。いつもコメントありがとうございます。
やはり夏場の山のお天気だけはどうにもこうにも予想できませんので、前半2日間の
天気が恵まれただけでもいいかなと思っています。特に2日目は、素晴らしい眺望で
今のところオベリスクとは天気の相性がいいみたいです。
北岳〜農鳥までの白峰三山はガスによってガイドブックで見るような稜線地帯を
ほとんど眺められなかったのが心残りです。北岳には大樺沢コースというルートも
あるので、いつかリベンジでそちらを登るときには大パノラマが満喫できるのを
祈るばかりです。
テント泊も今回の経験でだいぶ勉強になりました。快適空間のエアライズ2を担いで
まだまだ今後も夏山レコを作成していこうと思いますので、今後とも覗いていって
いただければうれしいです。
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