大キレットとジャンダルム（北穂-奥穂-西穂）
nyorotan15
iichiko
体力度について
- GPS
- 57:20
- 距離
- 27.4km
- 登り
- 3,542m
- 下り
- 2,578m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:39
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 8:59
- 山行
- 4:46
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 5:25
- 山行
- 6:32
- 休憩
- 2:20
- 合計
- 8:52
22:00 7号錦糸町入口-4号-中央-長野-松本IC-安房トンネル-鍋平
8/14(水)
4:25 鍋平登山者用無料駐車場より出発
5:18 新穂高登山指導センター(登山届提出)
6:53 奥穂分岐
9:09 槍平小屋
13:33 南岳小屋(受付後幕営)
14:14 南岳
8/15(木)
5:01 出発
6:20 長谷川ピーク
7:15 飛騨泣き
7:40 北穂小屋
10:03 涸沢岳
10:33 穂高岳山荘(受付後幕営)
8/16(金)
4:45 出発
5:24 奥穂高岳
6:22 ジャンダルム
8:14 天狗岳
10:26 西穂高岳
12:20 西穂山荘
| 天候 | 8/14(水) 一日通して晴れ。午後はガス多し。 8/15(木) 朝方までガスが残るも日中は終始晴れ模様。前日同様午後はガス多し。 8/15(金) 前夜結構な雨が降ったが朝から快晴！ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
8/14 午前3時前に新穂高登山者用駐車場に到着するも、既に前日の21時半で満車。 駐車係りのおじさんの指示に従い鍋平に移動。こちらはラスト1台ギリギリセーフ。 駐車場に停められない車や鍋平に行くのが面倒な方は路上駐車していたようです。 道幅もあるし大型車の走行はなさそうなので路駐もありなのかも知れませんが、詳細は分かりません。関係各所で調べてから駐車した方が間違いないかと思います。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
○右俣林道-白出沢-滝谷避難小屋辺り-槍平小屋 顕著な危険個所はないかと思います。 ○槍平-南岳(南岳新道) 最初は普通のハイキングコースですが、段々標高を上げるにつれて厳しくなります。 2500m位までは樹林帯を上がります。運動不足だとちょっとキツイかも(自分) 個人的にはそれ以降はきつくありませんでした。 ○大キレット 南岳からの下り初めはガレているので浮石及び落石に注意。 長谷川ピークの前後はちょっと切れたっている箇所があるので三点支持をしっかりと。 飛騨泣きも同様です。 北穂小屋直下の辺りも落石に注意が必要かと思います。 ○北穂-涸沢岳-穂高岳山荘 登下降が数回あります。 危険な箇所には鎖があるしホールドも豊富です。 ペンキを見失うと浮石地帯に入ってしまいます。 ○奥穂-ジャンダルム 山頂からの分岐後すぐに馬の背に入ります。 ♯奥穂方面から進む場合、この地点でヤバイと思った人は先に進まない方が賢明かと 個人的には思います。 馬の背は飛騨側信州側共に切れ立っています。分かりづらい個所にはペンキで印があります。 ジャンダルムは三点支持が出来る方なら登れるかと思います。 ○ジャンダルム-西穂 個人的な意見ですが、これでもか！という程のアップダウンの繰り返しです。 おまけにもろい石が多いので、掴む時に取れたり外れたいしないように確認した方が 無難かも知れません。 |
| 予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
幕営後ピストンしました。常念岳が立派です。
横手山のkintakunteさんと交信成功！お互いに55-57の受信感度。今回は時間があったのでゆっくり交信出来ました。長々と引き留めてしまいすみませんでした。
4
注)他に良い写真がなかったもので…。
手前はP1ピーク。
またここで登り返しがあります。疲れてきた足にはキツイ。
ハクサンイチゲ。
高所の岩場の隙間に沢山咲いていました。
踏みつけないように注意しました。
装備
| 個人装備 |
ヘッドランプ(1)
予備電池(1)
1/25
000地形図(1)
ガイド地図(1)
コンパス(2)
保険証(1)
飲料(2)
ティッシュ(１)
バンドエイド(数枚)
タオル(3)
携帯電話(１)
計画書(１)
雨具(１)
防寒着(１)
ストック(１)
水筒(１)
時計(１)
非常食(１)
アマチュア無線機(１)
38mmテーピング(１)
ハイドレーション(１)
ポイズンリムーバー(１)
GARMIN GPS(１)
ハーネス(1)
スリング(2-3)
カラビナ(2-3)
ヘルメット(1)
帽子(1)
サングラス(1)
EPIガスストーブ(１)
MSRチタンコッヘル(１)
MSRアルパインクッカー(１)
食器類(１)
チタンシェラカップ(１)
カトラリー(１)
保存食.1(1)
シュラフ(1)
マット(1)
ゴミ袋(1)
ザックカバー(1)
ウォークマン(１)
|
|---|---|
| 共同装備 |
ツェルト×1(1)
ファーストエイドキット(1)
テント(1)
|
感想
先月の剱岳同様に大キレットとジャンダルムはいいちこ氏との間でいつかは！と
思い続けていました。
なかなか休みを合わすのが難しいのですが、今回はちょうど日程が合わせられたので
決行することが出来ました。
心配なのは天気ですが、二日目の夜に降られただけであとは快晴。
最高の天気で良かった〜。
8/13(火)の夜に東京を出発。
混雑気味の7号-4号を走り松本ICへ。
新穂高へは3時前に着くも登山者用駐車場は既に満車。
幸い鍋平へ駐車出来たので一安心でしたが、最初はどうなることかと冷や汗ものでした。
結局多く歩かなくてはならない分と駐車場を探すのに時間がかかってしまったのとで
睡眠は一時間しか取れなかった。
体調不良にならないためにはもっと休みたかったのですが仕方ありません。
登山指導センターに登山届を提出し、まずは槍平へ向かいます。
ちょうど下山してくる時間帯なのかかなりの人と交差しました。
都心に比べれば風は涼しいとはいえ、それなりに暑いので休み休み進みます。
槍平からは南岳新道へ。
歩き始めは普通の道ですが、直に急になってきます。
個人的には森林限界ぐらいまでがきつかった。
2631mピーク辺りからは一部雪渓の横断がありますが、最初に比べれば歩きやすく
なったように感じます。
途中ニッコウキスゲとハクサンフウロが共に咲いている箇所がありビックリ！
両者ともに大好きな花のうえ、一緒に咲いているのでちょっと感動してしまいました。
程なく南岳小屋へ到着。
幕営の受付をしてテントを張ってから南岳へ。
明日進む大キレットの方向はあまり視界が効きませんでしたが、常念岳方向はバッチリ。
しばらく景色を眺めていました。
二日目は行動時間が短いのですが、それでも早めに出発します。
大キレットへはまずは下り。しばらく下ると長谷川ピークと飛騨泣きの大きなピークが
目立ちます。
長谷川ピークへはすぐに着くような感じです。
飛騨側から信州側に乗越すところなどは高度感があるので慎重に行動します。
あと恐いのは落石。
前方からも「ラク-！」って聞こえてきたし、自分でも起こさないようにしないと
なりません。
次の飛騨泣きの方が切り立っているように感じますが、いずれも鎖や足がかりなどは
しっかりとしています。
北穂の山頂直下も浮石が多いので落石させないように気を付けました。
山頂からは360度の大展望。
GWに続き二回目の山頂ですが晴れていて良かった。
休憩後涸沢岳を通過して穂高岳山荘へ。
11時前に着きましたが今日の行動はこれで終了。
ゆっくりとビールを飲み、昨年同様kintaさんと無線交信しました。
明日は行程が長いので18時には休みます。
三日目はジャンダルムを含んだ数々の岩場の通過があります。
奥穂高岳の山頂直下でヘルメットなど身支度を整え、再度気を引き締めて向かいます。
まずすぐに馬の背が現れます。
ホールドが豊富とはいえ、飛騨-信州共にかなりの高度感。
おまけに岩がもろい個所もあるので、掴む前に荷重をかける必要があるかも知れません。
ロバの耳も同様でかなり切れ立ったところを通過します。
危険な箇所には鎖や足がかりがあるとはいえ一歩踏み外せば大変な事になります。
ジャンダルムが間近に見える所位まで行くと少し安心。
進行方向左側には西穂へのルート、ジャンダルムへは一度右側に回り込んでから
登ります。ペンキでしっかりと印がしてあるので伝っていけば問題ないかと思います。
休憩後西穂へと進みますがこれからの登り返しがきつかった。
天狗のコルへ急降下し、天狗の頭へと進みますがこちらもかなりの斜度。
また浮石も多いため、かなり気をつかって進みました。
再度間天のコルへと降下します。
逆層スラブは滑りやすいうえ、ホールドが乏しいので鎖をしっかりと掴む必要が
あります。ここは濡れるとかなり滑りそうです。
いい加減うんざりしながら間の岳へ。
下から見るとかなり尖がっていて迫力満点ですが、このような景色ばかり見ている
せいかそれほど驚かなくなってきました。
また下って次は赤岩岳。更にP1ピーク。
ようやく西穂高岳へ着きました。
ここまで来ればもう安心。
沢山の登山者とすれ違いながら西穂山荘へ。
山荘でラーメンを食べてロープウェイ乗場へと向かいました。
大キレットとジャンダルム。
いいちこ氏といつかは！と思っていた目標でした。
取りあえず無事にクリアです。
こちらはリアルタイムにアップしたヤマメモです。
http://www.yamareco.com/modules/yamamemo/tripinfo.php?trip_id=1376393744&uid=18347
最後に…。
今回の山旅でお会いまたは一緒に行動をした方々。
○室堂から上高地まで大縦走中の素敵なお姉さん。
○山が好きで松本に移り住んだ“山男”
○大キレット-北穂でご一緒した健脚なお兄さん。
○穂高岳山荘テン場で一緒に一杯飲んだ板橋のデンキヤサン。
○ジャンダルムから西穂までご一緒した関西？の方。
○西穂手前から山荘までご一緒したピンクのシャツの健脚なおじさん。
皆様楽しい時間をありがとうございました。
またどこかでお目にかかれる日を楽しみにしています。
こっそり拍手
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nyorotan15さん、iichikoさん、こんにちは(^^)v
前回の劔岳に続き、今回は、、、
大キレットとジャンダルム縦走とはさすが
ワタシもいつか歩いてみたい憧れの地です
ワタシも去年、奥穂高から北穂高まで歩きましたが、その辺りでも十分険しくドキドキしながら歩きました
写真を拝見しているだけでドキドキするようなさらに激しい岩場、この辺り天気が悪いとちょっと通行できないでしょうから、好天が続いて良かったですね♪
やはり大キレットよりもジャンダルムの方が難易度はたかいのでしょうか。
いやいや、お疲れさまでした！
kamasenninさん こんにちは
山の上は快適でしたが千葉の暑いこと
奥穂-北穂が歩けたのであれば大キレットは問題ないと
思いますよ〜
同じくジャンダルムも問題ないと思うのですが、そこに
辿り着くまでがハードでした
西穂からも奥穂からもどちらも大変
それとこのコースに限らず全体的にでしょうが水場が
ないのがキツイ。穂高岳山荘を出ると西穂山荘まで
どこも水を補給する場所がありません
水は多めに持って行ったのですが飲み干す寸前でした
仰る通り悪天候時には避けた方が賢明かと思います
nyorotan15さん、iichikoさん、コンバンワ＆お疲れ様でした。
穂高周辺の有名所２カ所を一気に縦走する、歩き応えのある山行でしたね。
やはり峰歩きはガスの中より眺望の効く天気の方が良いですね。最近は山頂近くになるとガスが掛かって
何時か自分も歩いてみたいと思っていますので、今回の記録が大変役に立ちそうです。
無線交信もようやく念願の山頂同士で行なえたのも良かったです。
自宅の固定局との交信はダメでしたが、なんと立山薬師岳との交信に成功しました。（＾ｖ＾） レポートはこちらで53、相手からは59を頂きました。(＠_＠;)
これだから無線は面白い、西穂との直線距離は80�卅宛紊覆里法ΑΑΑ�
また、機会が有りましたら宜しくお願い致しますね。
nyorotan15さん こんばんは。 iichikoさん はじめまして（*^_^*）
北ア難所の満喫縦走
このコースは天候が左右しますから
お天気もまずまずで本当によかったです
今は達成感でいっぱいでしょうか？
帰宅後の
ジャンの計画は３年前からあるのですが、北ア仲間の相棒が休みの調整がつかず未だに未踏
今年の計画も流れそうです
nyorotanさんのヤマメモをライブで拝見し行った気になっていました
もっと写真をアップしていただけるのかな？と思っていましたが・・・
私がレコのアップをせかしてしまったようで
憧れのジャンダルム
Ｐｓ、ジャンダルム山頂の写真
こっぱずかしいなんてとんでもありません。
とっても凛々しくてカッコイイです
kintaさん こんばんは
移動中のお忙しい中、お付き合い頂きありがとうございました
思い返すと、昨年の同じ時期に長男を連れて奥穂に登った際に
初めて山でアマチュア無線交信をしました。
以来kintaさんを始め、僅かではありますがコールサインの
交換をしたり、RSレポートを頂いたりと、少しずつですが
無線家に近づきつつあるようです
西穂山頂手前のP1ピークからコールしたのですが届かなかった
ようで残念でした
穂高岳山荘であれだけクリアに交信出来たので期待して
いたのですが
今年もまだまだ山には行くと思うので、時間がありましたら
またお付き合い
beelineさん こんばんは
谷川岳備忘録とヤマメモの訪問
ありがとうございました
そうなんです
昨日は深夜に帰宅後頑張って記録を作成していたのですが
それと
かなり
結局どっちつかずだったのかも知れません
私見ですがジャンダルム自体は特に問題ありませんよ〜
ただそこに行くまでが大変です
万一の事も考え、出来れば同行者がいた方が間違いないのかも
知れません
余談ですがこのコース。半分以上の方がヘルメットを
被っていました。やはり落石や滑落などから身を守る
ためにはしっかりとした装備が必要なのかと思います。
ジャンダルムの
あれしか使えるのがありませんでした
ありがとうございました
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