後立山南部縦走4日間の山旅 八方尾根から七倉へ


- GPS
- 31:02
- 距離
- 39.0km
- 登り
- 4,172m
- 下り
- 5,143m
コースタイム
- 山行
- 4:24
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 5:19
- 山行
- 7:54
- 休憩
- 2:24
- 合計
- 10:18
- 山行
- 6:28
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 7:28
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 7:39
天候 | 20日:晴れのち曇り、夕方一時的に雨 21日:晴れのち曇り、夕方雷雨で雹を伴う 22日:晴れ後曇り、夕方雷雨 23日:晴れ後曇り 基本的に全日程で午前中早い時間までは概ね晴れて日射しが強烈。吹く風は心地よいが、無風になると稜線上でも暑さ際立つ。日中は昇温と伴に対流不安定となり、午後は熱雷にやられるパターン。 21日は雹も降ってきて、テントがズタボロになる不安がよぎったが何とかなった。テント場数百メートル内で数発落雷があった。 22日は激しい雨となったが、雷は比較的遠くで鳴っていた印象。 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 自転車
JR大糸線・信濃大町→白馬510円、白馬駅→八方尾根ゴンドラまで徒歩約30分、八方尾根アルペンライン片道1700円 ・帰り:下山口にデポした折り畳み自転車で七倉から信濃大町駅まで約1時間ちょっと。高田→巻潟東円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・全行程夏道、雪上歩きは無く、アイゼンピッケルは不要。 ・針ノ木岳の雪渓トラバースが憂慮されたが、融雪進んだようで無くなっていた。数年前の8月よりも雪が少ない印象。 ・尾根ルートの縦走においては水の確保が課題。小屋で買えるが、高い。 |
その他周辺情報 | ・五竜山荘:テント泊要予約2500円、水200円/L、ビール500缶900円 ・種池山荘:テント泊特定日要予約2000円、水200円/L、ビール500缶800円 ・針ノ木小屋:テント泊予約不要1000円、水200円/L、ビール350缶650円 |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
装備
備考 | 食料4日分で飲料水2.5Lで歩きだしパッキン重量約18kgと、軽量化が功を奏した。 |
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感想
夏季長期縦走計画第一弾、20〜23日で4連休を確保しており、タイミングよく梅雨明けそして太平洋高気圧が日本上空を覆った。相対的に上空の気温が冷たく不安定降水が憂慮されるが、夏山登山でそんなことで躊躇していたらやってられない。
さあどこへ行こう、最近、後立山連峰の特に南部山域がご無沙汰だ、未踏区間を繋げるために、本山行を計画する。
この山域は交通網事情が比較的よいため、下山口に自転車をデポすれば車回収の問題は解決できる、もう同じ縦走は2度もできないと考え行動に移す。
軽量化の甲斐あって、3泊4日の装備ながら出だしの重量20kg以下、軽い、これならどこまでも歩けそう。概ね標準コースタイム以下で4日間ばてることなく、しっかり歩みを進めることができたのは大きな成果。
夕方は毎日雨や雷雨にやられたが、夏なのだから仕方ない。しかし雹が降ってきたときはさすがに焦った。もし幕がボロボロにやられそうなら、幕のテンション下げてダメージ軽減させるために急いでポール外すべきなのだろう。
日射しは暑かったが、毎日朝は大展望が楽しめ、午後もガスに覆われる場面は少なかった。
爺ヶ岳ではライチョウが登山道上で堂々と砂浴びする貴重なシーンも目にすることができた、夢中になっているせいかこちらを気にもせず登山道を通せんぼ、横をすり抜けて通過した。
これで後立山連峰主稜線の未踏区間は、白馬天狗山荘〜唐松岳(不帰キレット)のみとなった。9月までに暇をみつけてやっつけたい。
装備に関して
ピッケルは持っていかなくて正解だった、融雪は急速に進んでおり、簡易アイゼンは念のため持参したが、重りになった。ダブルストックで脚への負担が軽減され正解だった。岩稜帯等、両手をフリーにすべき場面では重りになるが…。
また、食料を見直して軽量化優先で用意した。レトルト食品はやめて、すべてフリーズドライ系食品にした。さすがに初日の焼肉は外せないので、そこは貫いた。しかし余らせた食品もあったので、まだ改善の余地はありそう。3泊以上の山旅になると、やっぱり食料計画は重要だ。
テント泊について
昨今の社会情勢でテント泊も予約必須かつ2000円前後がスタンダードとなったようだ、缶ビールやペットボトル飲料も驚くべき価格となっていた、山小屋への投資と考えればいいのだろうか。
今回の行程では、五竜山荘のみ予約必須で20日は平日なためか1週間前でもとれた。種池山荘は指定日のみ予約必須で、今回の日程では予約不要で5割に満たない数だった。針ノ木小屋のテント場は連休初日で激混みが想定されたため、なるべく早く着きたかった。12時過ぎ着でギリギリ下部スペースを確保できた。
小さなミスはいろいろあった、山旅は人間が生活するうえで基本の『衣食住』に対し、真剣に向き合えるのが魅力の一つ。
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