槍ヶ岳 大キレット 奥穂高岳(上高地サーキット 24時間トライアル)


- GPS
- --:--
- 距離
- 33.4km
- 登り
- 2,819m
- 下り
- 2,806m
コースタイム
槍ヶ岳 1:41
北穂高岳 8:32
奥穂高岳 12:05
上高地バスターミナル 17:15
総行動時間 23時間43分 (休憩時間 約1時間を含む)
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
復路も最終便(17:30) 往復 2090円 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
この後天狗原稜線分岐から天狗のコルに入り込んでしまった、と思い違いし、少しコースを戻ったために30分ほどロスしました。気持ちに余裕がないと地図もしっかり見ません、だめですね。
他大学の夏山診療所も同様の状況だと思います。
30年ほど前に4日間、詰めていた事があります。その時のメンバー元気かなぁ?
再開したら「陣中見舞」に伺いますね。
感想
今までにも思い出したように「ワンデイロング」をやってきました。
(白峰三山・奥穂高・槍ヶ岳など)
2年前の新穂高からの大キレット経由での槍ヶ岳の際は、奥穂高は端折ったので心残りでした。
今回「槍ヶ岳と奥穂高岳を大キレットで繋げたい!」との計画に当たっては、昨年来の白出沢の通行不能やら、スタート時間の設定・いつもの車回収問題・エスケープルート(宿)の確保などで、なかなかしっくりした計画が立てれませんでした。
諸々考えて、厳密には日を跨ぐので「ワンデイ」にはなりませんが、平湯温泉からの最終便で上高地に入り、平湯温泉行きの最終便(17:30)までに戻ってくる「24時間タイムトライアル」としました。
槍ヶ岳ワンデイはヤマケイのコースタイム24時間のところ、休憩込みで19時間30分だったので、そのペースなら若干の余裕が出るはずでしたが・・・
結果としては計画通りに全ての行程を無事にこなして時間通りに戻って来ましたが、どうもいつも山行後の気分ではありません。いくつか思い当たる点を書きますと・・・
1
時間に追われて、前に進むことだけが目的になっていた印象が強いです。キャンプサイトや山小屋で思い思いにゆったり過ごす皆さんを見たりすると「場違い感」を持ったり、素敵な景色を眼前にしても写真だけ撮ってすぐに行動する自分に対して「何をやっているんだろう?」と思ってしまいました。
2
いつもは車中泊しての早朝(超早朝!?)スタート。0時スタートでも2、3時間の仮眠はして、行動中の睡眠不足による体調変化は感じませんでした。
今回全くを仮眠をとらなかったせいか、体がリセットされず「山モード」ならないまま行動を開始しました。そのため深夜帯では体が「休ませてくれよ〜」と言っているようで、日中も(暑さのせいでの水分補給の課題もあるますが・・・)なんとも言えない「体が進まない」感じがありました。
3
そして「心も進まない」・・・大キレットを前に「さあ、いっちょやったるか!」といったモチベーションが感じられずに、集中力を切らさない事だけを考えていました。偽ピークが続くと、いつもの3倍(?)心が折れました。
とはいえ、今回の山行は「いい経験」になったと思うようにします。
時間と気持ちに余裕がないと「佳い山体験」にはならないことが分かりました。
好きでもないのに無理やり山に連れて行かれて「どうだ!良かっただろう?」と言われている感じになりました。
そして、まあ24時間動き続ける経験が出来たのも「良し」としましょう。
ということで13歳のオリンピアンの「真夏の大冒険」ではありませんが、僕の「真夏の小実験」が終わりました。
少し涼しくなったら、昨年の白馬岳の道をつないで「海水浴」に行ってこようと思います。
皆さんも短い夏山を愉しんでくださいね!
今回のご褒美
「彩雲」最高に綺麗でした!
涸沢岳に居合わせた人たちを喜びを分かち合う事が出来ました。
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