奥多摩駅〜石尾根〜奥秩父主脈縦走〜増冨♨
- GPS
- 80:00
- 距離
- 82.9km
- 登り
- 5,717m
- 下り
- 5,036m
コースタイム
- 山行
- 10:38
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 11:30
- 山行
- 10:52
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 11:47
- 山行
- 13:24
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 14:14
天候 | /15 快晴 /16 晴れのち曇り /17 晴れのち曇り /18 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
増冨♨〜韮崎駅 ¥1340 韮崎駅〜最寄り駅 ¥1980 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に一般ルートなのでマップやガイドどおりだと思います。 【奥多摩駅〜雲取小屋】 時間に余裕がなく、ほとんどのピークを巻く。駅から石尾根の取り付きで迷って40分くらいロス。92年の地図では古すぎた。特に危険個所なし。 【雲取小屋〜笠取小屋】 雲取山荘から奥秩父主脈への巻き道は通行止め看板あり。道迷い多いらしく自己責任で。飛龍巻きは桟道多く、雨後はいやな感じ。牛王院からの標識が紛らわしく一旦稜線方向に向かってしまい40分ほどロス。94年の地図では破線なのに、かなりしっかりしたルートになっていた。沢が崩れた跡多く渡る場合、取り付きの崩れに注意。 【笠取小屋〜大弛峠】 古礼山まではスズタケの見晴らしの良いエリア。ここでもっと時間とれたら良かった。中央道からも確認できる破風のギャップは体にこたえました。甲武信〜国師までは原生林好きであればよいのでは?倒木もチェーンソーで切っていただいているのでアスレッチクではない。ただ、ガスるとわかりずらくなるところもあるので注意。国師タル登り2400くらいからは積雪凍結していた。 【大弛峠〜増冨♨】 ダルミはすでに通行止めになっていました。金峰から千代の吹上くらいまでの下りが霧氷おおわれた岩がツルツルでやや難儀しました。相変わらず林道長かった… |
その他周辺情報 | 【テント泊】雲取小屋¥500 笠取小屋¥700 大弛小屋¥800 増冨の湯¥830 この時期だとぬるすぎかな?35度の寝湯で寝てしまったら寒気が取れないまま帰宅となってしまいました。 |
写真
感想
96年の再履修。ルーズリーフに書いていた記録を山行後に探し当てた。当時は時期はほぼ一緒、雁坂峠で降雪(見て思い出した。)により弱気になってしまった。ずーっといつか完走しなければと心の中に抱いていたけれど、まさか96年まで遡るとは…
エアリアは『奥多摩』が92年、『奥秩父1』が94年、『金峰山・甲武信岳』(奥秩父2じゃないんだね)2013年、前半戦で面倒くさいことになってしまったのは、先月白山でも経験した『地図が古い』ということが原因だった。思うけど、首都近郊の山は特に新しいものじゃないと大変だ。数年前、小金沢連嶺もエアリアのコースがオレンジ色で記載されたものを持っていき、当時より枝道が増えすぎていて困ってしまった。それがわかっていて更新しないのは、どうにかなると思っているんだろうなぁ。
とりあえず翌週は立山スキー予定だから、今週は負荷をかけた方がいいということと、山に見どころがなくなった時期だから今しかないということが合致。いつだかの岳人バックナンバーで3泊で抜けていたと記憶していたので、再履修してみた。
/15 始発で出発、立川からの直通があり、ほとんど眠ったまま奥多摩駅に7時前に到着した。いつも車で来てしまうから、記憶をたどれば前回以来の奥多摩駅だ。宅地の中を抜けて尾根にとっついたと記憶していたので、橋を渡って右に曲がれば…あれ?愛宕山⁇地図を見ればまるで対岸、戻って交番で道を聞けば渡る橋を間違えたようだ。そして言われた日原街道方向に歩いて『きっと道標が出てくる』と思っていたものの、まるでそんなことがない。さらに地元の人に聞けば『行き過ぎてしまっているので、街道まで戻ってコンビニがあるから、それを過ぎて右手に大きな看板がある』とのこと。言われた通り戻って進んでみたが、なかなか看板が…あった!青梅街道旧道の案内板で、それとは違う方に林道を進めば六ツ石山の表記が。ありえないくらい迷走、40分くらいロスしたか?
林道を登り始めると、所々、下山方向に対して奥多摩駅という表示があるのみ。持っている地図とはルートが違うがこれだと信じ進む。なんだか波乱の予感。東農大演習林のゲートで、軽くその先を見に行っていればその先の運命は変わったんだろうが、疑うことなく先を進んだ。キャンカーの停まっている家のヘアピンで、朽ちた道標を発見した。山に続くコンクリート階段があったのでこれはと思い入ってみるが、山道になると作業道のようで、しかも落ち葉によりあまり判然としなくなってくる。地図ではしばらくトラバースしてから尾根にぶつかるようだったが、ここでさらに間違えてはとビビりが入り、確実性をとって元の林道に戻った。
コースタイムもよくわからず、とりあえず山腹を巻くような林道を進んで行くと、軽トラが止まった終点に到着。まさか登山道なしのオチだったら、どっかバスで移動しなくてはならないところだったが、モノレール沿いに登山道の標識があり、ようやく山道に入れた。ところがすべてが植林のまるでイケていないルート、石尾根に出るまで4時間かかった。先が思いやられる。
るーとが防火帯、スキー場の中を歩いてるみたいだ。そのうちルートは南面を巻き始め、六ツ石山分岐から頂上に向かう。道標が別方向に石尾根と示す不思議な表記だなぁと思っていたが、頂上からは水根方向にしか登山道はなかった。昔からそうだっけ?荷物を持って行ったことを後悔しつつ、地形図見れば一目瞭然だったが、他に登山者もいたので道標まで戻った。冬枯れの小道を巻いたり稜線を通ったりしながらひたすらに進む。落ち葉にカエデ類が多く、紅葉ピーク時はどんな感じなのか気になる。水根山は道標がわからず、時間もないことから鷹ノ巣山も巻いて避難小屋に到着。水場は確認してこなかったが時間あれば泊まってみたい。
ほとんど巻きながら立派な石碑の建つ七ツ石山到着、水がないため雲取山荘に行くしかない。ここで夕暮れを迎えた。風もなく視界も良好、とても素晴らしいグラデーションを残し、南アルプスに陽は沈んでいった。奥多摩山荘はなくなってしまったらしいく、水も出ていない。跡地でヘッデン準備し小雲取で照明活動開始。山荘への巻き道は初めて通ったせいか長く感じた。CTどおり30分程度で山荘到着、山荘は思ったよりも大きく水場も整備されていた。天場代500円とは、北アなんかに比べてとても良心的だ。樹間から秩父方面の夜景も見られた。天場は斜めったところしか空いていおらず、そそくさとテントを設営し久々に持参したビールに白菜鍋で、明日も早いことから早々に眠りについた。今日は巻きばっかりだったなぁ…
/16 暗闇の中出発、本日は行動の核心だろう。初めて北側から雲取山に登ったのだが、東京側とまるで雰囲気が違うのに驚いた。管理している営林署の違いでこうも森の残り方が違うとは…頂上には星を撮るために3時過ぎから来ていたらしいけれど、雲が多くだめだったとのこと。ご来光もダメだった。今日はかなりの急ぎなのでちょうどよかった感じもする。
雲取山荘から北面を巻く三条タルミに続くルートは、道迷いが多く通行止めになっていた。はじめのうちは仮払いがしっかりしており、狼平なんかは東西にとても広くいい所だ。荒沢谷への下降はここから、いずれ訪れるんだろうけれど後でわかることだが、飛龍からここまではとても長いので、安易にこの稜線にあげてくる沢を詰めない方がいいのかなという感じだ。ここから三ツ山への登りは急にスズタケがかぶってくる感じのルートになり、道はわかるが南側は急斜面なので足元とられないようにしないといけないか。そして木の桟道が上り調子となりPとなる。
その先、地図を見ていて巻きルートのつもりで歩いているのにどんどん登らされる。さらに足元が見にくいスズタケルートになるが、しょうめんにコルのようなところが見えてくると水平ルートとなり、急に開けて南東面の眺めがよい北天ノタルに到着。三条の湯から合わさる登山道はかなり良く整備された感じ。飛龍に用事がある人が登ってくるんだろうけど、飛龍山っていい所なんだろうか?
飛龍分岐までは下草なし&桟道の巻き道、なんとなく登り加減。でも雨降ったらこの桟道滑るだろうなぁ…気付けば樹相がオクチっぽくなってきた。分岐に着くも飛龍Pには寄らず先の禿岩に寄ったが、ここは素晴らしい眺めで山深く、一ノ瀬高原方面がよく見えた。カラマツ紅葉がいい時期に来たら一面黄金色だったろう。大ダルは広いが水の標識は見当たらなかった。北面のホラノ貝窪を詰めてくるとここに出るようだ。さらに道は山腹を巻き進む。所々ここ数年の雨被害なのか土砂崩れ箇所が多い。至って奥秩父な感じが急にカラマツ林に変わると、左手下方に小屋を見ながら将監峠に着いた。昔来た頃は小屋を経由して峠に上がったと記録には残っていたが、峠には水が豊富に出ているイメージは小屋だったんだろう。林道が小屋まで到達していたが、以前の記憶はまるでない。
ここに着いた時間から本日予定の雁坂小屋は微妙な感じ、とりあえず牛王院を目指す。スキー場のような斜面にクマザサのかぶった道を進んで牛王院着、ここに不思議な記載の道標が…トラバースは『笠取小屋・雁峠』、斜め上は『笠取山・雁坂峠』…どっちもそちら方面行くだろ?紛らわしい。トラバース側は鹿ネットに沿っているが、結構踏み跡に笹がかぶっている感じ。なぜか雁坂峠の記載側にピンクテープが巻いてあったしかなり綺麗に整備されている感じだったので、きっとこちらに進めだろ!と腹を決めて進んだ。以前の記憶でもこんなに登っていく感じはない。土砂崩れがあるから巻くために登っているんだろうと思っていたが、ふと前を見ると稜線に近い感じのところを歩いている感じ。登り始めて30分くらいの所で高度計と地図を確認し、完全に間違ったのを認識したのでリカバリー可能と思い牛王院にもどる。自分の地図は破線ルートで唐松尾山までのタイムしか記載なく、それ以降の部分がどのくらいかかるか不明だった。新地図だったらなんて記載だったんだろう。道標は○○経由とか記載しろと少し腹立たしくなった。
鹿ネット沿いの道の笹被りははじめだけで、すぐにしっかりしたものになった。沢を渡るところは橋も整備されているが、沢の崩壊で流されていたところも数か所あった。落ち葉がかなりたまった雰囲気の良い道をひたすらトラバースし、ルートがナメ滝を渡るところで休憩。この時期、雁坂小屋で水が出ている保証もなく、笠取小屋も水場まで離れていそうだったので、ここで給水していくことにした。もう黒エンジュ分岐も過ぎたようだし…と思いさらに歩くとカラマツ林の平坦地に出た。これは笠取小屋に着いたんだと思うと、目についた看板には『黒エンジュ分岐』の表記が…あ、あれ?なんで?明るいうちに着いたら雁坂小屋を目指そうと思っていたのに、笠取小屋まであと45分もかかるじゃないか。もう16時、今日雁坂まで行くのは諦めようと心に誓った瞬間だった。水を早く汲みすぎた。ここから巻き道あるあるで、沢の食い込みが深いとそれだけ尾根を巻いて通るために、思いのほか時間がかかった。
ミズヒ分岐でさらなるショック、鹿の狩猟のため巻き道通行止めとなっているではないか。ただもうこんな時間で猟なんてしているわけがないと思ったので、そのまま巻き続けた。こちら側の沢の方が水がきれいだったので、こちらで汲めばよかったと後悔した。緩やかな地形を巻き続け、夕暮れ直前に笠取小屋に到着、車が止まっていたが管理人は不在だった。カラマツ林に囲まれたとてもいいテント場で、水がパイプから流れ出していたが飲料用ではなかった。枕木が敷き詰められたような木道が雁峠方向に続いていた。ハイキングで来てみたいところ。
今日の行動は3時間ぶん予定よりもショートだったので、完走するためには明日3時半くらいから歩かなくては…早々に夕飯を準備し、ビールも空けて軽量化を図り、寝床に着いた。この夜も結構暖かかった。そういえば今日の行程は、景色をあんまり覚えてないなぁ。スピード重視は自分の山行形態には合わないと思い返した日でもあった。
/16 夜はそれほど寒くはなかった。毎日これほどヘッデン使って行動することも今年はなかった。枕木的木道をたどるとひろいカヤトの斜面に出る。そのうちミズヒ分岐に出る。ミズヒ方面はかなり整備されているようだ。さらに踏み跡をたどると、とても広いスペースにベンチが点在する雁峠。勝沼方面の夜景がきれいだ。正面の急登に取り付き燕山方面へ向かう。燕〜古礼山までの稜線は、まるで真っ暗だったけれど眺めが良さそうだ。以前、古礼山に登りに来たという方に水晶山で会ったことがあるが、そういうことなんだろう。広いスズタケ斜面で古礼山も巻き道使用、水晶山の登りが意外に難だった。結構デカかった。2、3年前古礼沢を登ってきたときにこの辺に出たんだけれど、まったく印象なかったなぁ。この登りで夜明けとなる。
水晶山は樹林内のP、寒かったので少し休んですぐに出発した。下ってゆき雁坂小屋分岐を過ぎると木が少なくなり、その木々の枝に霧氷がついて美しい景色を見せていた。ところがやっとカメラを登場させることができる状況で、カメラのバッテリー2個が電圧低下で使い物にならず…
峠に着くと南側が完全に開け、国師方向や富士山も見える。まるでガスも雲海もなくきれいに広瀬方面が見渡せていたが、雁坂嶺に登り始め立ち枯れ帯で振り返ると、なんと滝雲が峠を越えていく状態だった。そんなに早く状況が変わるんだったら、もう少し待っていればよかった。まるでそんな気配などなく、ここまで写真の撮れ高もほとんどなかったので、素晴らしい瞬間を見逃したと後悔した。
でも今日は大弛までの行動予定、カメラなんかで遊んでいる場合じゃないと自分に言い聞かせ先を急いだ。ところが破風山の塊の登りは水晶どころの騒ぎではなくきつく、P周辺は露岩帯なので眺めはいいのだけれどかなりばてた。夏、散々通ってるんだけどなぁ…そういえばさすがに今日は人とすれ違う。いいロケーションに建つ破風山避難小屋には大量の薪が積まれていたけれど、使っていいってことなのかな?でも、ちょっと嫌な話を聞いてしまったので一人では泊まらないかな?
立ち枯れ倒木帯を登り、木賊山への道を左に見て当然のように巻きルートを選択して甲武信小屋へ向かう。木賊山って一度も登ったことないけど、どんなとこなんだろうか?11時に甲武信小屋に到着していれば大弛峠をめざすと決めていたが、着いたのは7分オーバー。うーん、これだったら行っちゃおうと決定、途中ビバークは考えない方向で必要分の水を小屋で買って出発した。
甲武信岳は通過、千曲川源流コースを分けると急にボサっぽくなる。ここから先は30年ぶりくらいのコース、今はあまり歩かれていないんだろうか?展望一切なし、誰ともすれ違うことなしの樹林帯をひたすらに歩く。富士見なんてどうやったら冨士見なのかわからない。ただそんなコースだからこそ急に展望の開ける両門ノ頭は、東沢流域の沢がよく観察できいい所に思えた。東梓までは思いの外遠く、国師ノタルまでは長かった。原生林好きならいいかもしれないがかなり飽きる。タルはかなり広く泊まった形跡もあった。
登りはラスト、もうひたすらに登る。そういえば30年前の10月、あの日はガスで霧氷がすごい状態の山だった。国師に着くと一緒に登っていた同期が『さっきの登りで林からこっちをのぞいていた男の人はどこ行ったんや?』と自分に聞いてきた。あの日5人で登っていてそれを見たのは彼だけ。疲れと寒さで見えていないものを見たつもりになっていたという結論に終わったのだけれど、あの後も帰ってから『いやー絶対にいたんやぁ、白い服着とってこっちを見てたんや…』これを繰り返していた。
気にしていても仕方ないので、日が暮れる前にどこまで行けるのか、それだけに集中して進む。2400を越えた先からルート上の残雪がカチカチに凍っていた。結局ヘッデン行動で17時に国師ヶ岳到着、当然写真のみで通過し、大弛峠まで急いだ。長男が生まれてはじめて背負って連れてきたのが夢の庭園、木の階段だったことをすっかり忘れていた。ガスが出て、暗くなってからだったので助かった。
大弛小屋は管理人不在、しかもほかにテントの人もいない。林道まで行って確認するとすでに通行止めになっていた。貸し切り天場、整備された水場で快適にこの夜を過ごした。ガスで視界なし、さすがに2300なので寒い。入山前の天気予報は曇り、明日はどんな天気か?
/17 今日は温泉日、増冨からの最終バスに間に合うように気合で進むしかない。風が強いもののそれほど天気が悪い感じがしない。シラビソがエビノシッポ化している。朝日岳を通過した辺りで、雲が切れて五丈岩が顔を出した。きっと金峰Pでは風がしのげないと思い、鉄山巻き道で一度休憩し燃料補給。ハイ松帯に変わり森林限界に出たところで一気に展望が開けた。1年坊の時に見たあの時の景色がよみがえった。ガスは晴れ、八ヶ岳がとても素晴らしい。もう少しでこの山行の最終ピーク、つまらなかった昨日の行程の記憶が一気に吹っ飛んだ。山に登るってこういうことなんだよなって思う瞬間だ。相変わらずカメラバッテリーは死亡、充電の少ないiPhoneで撮影会となる。本体を冷やさないようにしなくては…Pまでの岩は霜で相当滑った。
金峰P付近では風がしのげる岩陰を見つけ、しばし休憩。予想に反した晴れで南アルプスと富士山がとても素晴らしかった。なんでここだけ森林限界なんだろう?とても不思議だ。
温泉が待っているので下山開始。かなり岩が滑り、窪地には残雪が氷化し、結構気を使って下っていると、さすが百名山、人が上がってきた。単独女性は足元を見ればトレラン用らしいが草履にノー靴下で上がってきた。動いていれば寒くないらしいが
自分には考えられなかった。千代の吹き上げまで来ると岩も乾き、体力よりも気力の勝負のみとなった。大日岩の基部で某俳優さんに出合ったが、声はかけたもののさすがにプライベートで来ているんだからと思い、写真はお願いしなかった。(家で話したら子供たちは絶対お願いした方がよかったよと言っていた…)
富士見平小屋でコガラとゴジュウカラの餌争いを見ながらロング休憩、なんかたるんでしまういい雰囲気が漂っていた。ミズナラ林を突っ切って瑞牆山荘到着。バス停確認するとちょうどコロナで間引かれた時間帯に着いてしまう。多分待つよりも歩いた方が長風呂できるとふんでロードすることにした。昔はバスも走ってなかったからここを歩くのは当たり前だったが、もうカラマツも落葉し、葉っぱがクルクル回りながら降りてくるシーンも見られず、つまらない林道歩きとなる。路肩に大量に堆積した落ち葉がいいクッションだった。おそらくだけどリーゼンヒュッテ辺りで手袋なくしたんだよなぁ。戻る気もなく、ちょっとブルーになって歩いて残り2キロ切ったくらいで、高齢女性2人組が車で拾ってくださった。感謝感激、本当にどうもありがとうございました。
増冨の湯に行ったことがないということだったので、そこまで道案内(するまでもないけど)、入浴時間が2時間近くあったので温度が低いものの、35度の寝湯で本当に30分ほど寝てしまい、体が完全に冷え切った状態で上がることになってしまった。
バス停では偶然にも例のサンダル女子が地下足袋に足ごしらえを変更してバス待ちをしていた。バス中では話し相手になっていただき、誠にありがとうございました。
終わり良ければ総て良し?3泊ではちときつかったが、冬山前準備山行としてはうまくいったと思う。でもこんな通過だけの山行は改めようと思ったのでした。
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