樅沢岳（槍穂高のアーベンロートと天の川）

2022年05月03日(火) 〜 2022年05月04日(水)

• GPS: 14:22
• 距離: 26.2km
• 登り: 2,060m
• 下り: 1,844m

コースタイム

1日目

• 山行: 14:28
• 休憩: 0:27
• 合計: 14:55

距離 13.6km 登り 1,921m 下り 193m

2:57 新穂高温泉無料駐車場
3:07 3:12 新穂高温泉バス停
3:11 3:12 新穂高登山指導センター
3:21 3:25 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
3:44 お助け風穴
4:01 中崎橋
4:12 笠新道登山口
4:40 4:44 わさび平小屋
5:09 小池新道入口
5:59 6:00 秩父沢出合
6:23 6:24 チボ岩
6:42 イタドリが原
7:11 7:18 シシウドヶ原
9:16 9:20 弓折岳(分岐)
9:25 弓折岳
9:43 弓折乗越
10:16 花見平
10:35 くろゆりベンチ
11:23 双六池
17:24 双六小屋
17:53 17:55 樅沢岳
17:58 宿泊地

2日目

• 山行: 4:41
• 休憩: 0:40
• 合計: 5:21

距離 12.6km 登り 172m 下り 1,669m

7:21 双六小屋
7:24 双六池
8:09 8:10 くろゆりベンチ
8:34 花見平
8:47 弓折乗越
8:55 弓折岳
8:59 弓折岳(分岐)
9:14 9:31 大ノマ乗越
9:55 シシウドヶ原
10:03 イタドリが原
10:09 10:20 チボ岩
10:27 10:28 秩父沢出合
10:50 10:51 小池新道入口
11:10 11:18 わさび平小屋
11:34 笠新道登山口
11:47 中崎橋
12:11 お助け風穴
12:26 12:29 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
12:35 新穂高温泉駅
12:39 新穂高温泉バス停
12:45 新穂高温泉無料駐車場
12:45 ゴール地点

天候

晴れ☀️

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新穂高の無料駐車場は2日午後11時の時点で３割位埋まっていた。

コース状況／危険箇所等

全体的に例年より雪少ないです。今回は直前に20センチ位の降雪があり、気温が上がった昼以降はあちこちで小規模な雪崩が発生した様子。

写真

5/3 4:41

まだ日の出前のわさび平小屋
すっかり明るくなる。

5/3 4:57

小池新道までの林道は所々雪崩のデブリに遮られていました。

5/3 5:07

小池新道に入り雪上を登ります。周囲の尾根に朝日が当たり美しい。取り敢えず目指す弓折岳は、中央右奥の白いピーク。

5/3 5:14

今回少し心配していたのが、こんな感じの沢沿いの雪面の崩落。先週の多雨で急速に溶けたみたい。でも大丈夫でした。

5/3 6:19

背後に穂高の稜線が姿を現す。

5/3 6:27

中央に目指す弓折岳の稜線。
さて、どんなルートでいくべきか？大ノマ乗越か、弓折岳から鏡平への尾根か、鏡平経由か。この辺りでアイゼン着用。

5/3 6:29

笠ヶ岳に続く美しい尾根

5/3 7:05

昨日と一昨日に20センチ位の降雪がありました。先行の方がラッセルしてくれています。この辺りが、鏡平への分岐です。

5/3 7:11

先行の方は大ノマ乗越を目指して直進されてますが、僕は弓折岳に続く尾根かルンゼを目指します。

5/3 7:28

右の尾根に出ようと思いましたが、雪質から雪崩の心配はないと判断し、中央やや右のコルに続くルンゼを目指すことにしました。ほとんど頂上に続くハズ。

5/3 7:48

雪の模様

5/3 8:14

大分標高を上げて、背後に穂高が高い。新雪だから全てが本当に綺麗。

5/3 8:40

目指すコルが近くなる。でもこの辺りから新雪深い😅

5/3 8:49

ルンゼ上部は膝下までのラッセル。おまけにとても急な斜面に足が進まない。足がつった😅

5/3 9:07

もう少しでルンゼ終了。振り返ると僕のラッセルした跡。ルンゼの終点は小さな双耳峰になっている弓折岳の二つのピークの間でした。フカフカのラッセルから急に凍った斜面に変わり、ちょっと怖かった。

5/3 9:31

弓折岳の稜線からの槍穂。素晴らしい。手前の尾根上に夏のここまでのルートになる鏡平と小屋が見える。稜線はラッセルはないけど、西からの強風があり、かなり寒い😵

5/3 9:39

こらから向かう稜線。
新雪を被った北アルプスはとにかく美しい。
左に大きな双六岳。中央奥に鷲羽岳。右端に今回の主人公樅沢岳。

5/3 10:11

夏のお花畑になる花見平からの槍穂高。今度はこの辺りでテント張ろう⛺️

5/3 10:30

大分樅沢岳（右）が近くなってきた。

5/3 10:58

双六小屋近くからの双六岳方面。

5/3 12:19

昼前に到着。思いの外早かった。今回はしっかりフライも張りました笑。雪溶かして水を作るのは、新雪のお陰でキレイな雪が豊富にあって楽🤭昼寝もした。

5/3 16:53

夕方の双六平から笠ヶ岳を遠望。陽が落ちると一気に気温が下がる。

5/3 16:54

この日のテントは10張り。避難小屋にも何人かいらっしゃる。この人出には驚き。山スキーの方が半分以上かな。

5/3 16:58

双六小屋前から夕方の鷲羽岳。この後日の入りを見に樅沢岳へ。

5/3 18:06

樅沢岳に到着。双六岳に陽が落ちそう。左からは奥は笠ヶ岳。

5/3 18:13

夕日を浴びる槍穂。手前の稜線がここ樅沢岳から槍ヶ岳へ続く西鎌尾根。風強く寒い😵

5/3 18:18

少し広角で、北鎌尾根から西穂まで。

5/3 18:20

双六岳に陽は落ちて。

5/3 18:22

笠ヶ岳方面の夕焼け

5/3 18:23

いよいよアーベンロートに突入

5/3 18:26

父と一緒に見た三俣山荘からのアーベンロートを思い出す。

5/3 18:30

槍穂の稜線がピンクに染まりショータイム終了

5/3 18:34

夕焼けに染まる双六岳
光を失って行く表情も美しい。

5/3 18:35

鷲羽岳（右）から丸山までの北アルプスど真ん中のトロける稜線。ただ美しい。

5/3 18:44

やがて笠ヶ岳も暗闇の中へ

5/3 18:58

下山する途中、ふと前方の双六岳を見ると、細いお月さま。この後早々にシュラフに潜りこんで、天の川撮影に備えます。

5/3 23:48

午後10時半に再びアイゼン着けて樅沢岳へ。徐々に天の川が槍ヶ岳の後ろから立ち上がってくる。山の背後の明かりは松本など安曇野のものかな。

5/4 0:06

夜半を過ぎて天の川が大分高くなり。とにかく寒い😵でももちろん、3月の中央アルプスよりは大分まし。https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4063577.html

5/4 0:17

これが撮りたかった。ずっと考えていた構図。

コントラストを上げて

5/4 0:23

ソフトフィルターで星を強調させて。ちょうど奥穂の上にサソリ座がハッキリと。

5/4 0:56

樅沢岳天の川撮影から下山後に、暗闇に寝る避難小屋を前景に天の川を再度撮影してみます。これはこれでいい構図笑。

5/4 1:55

1時間半位の北極星を中心にした周極運動。中央下に鷲羽岳があるけどほとんど写ってくれず。この間僕は寝てたけど、インターバル合成のセッティングが案外難しい。

5/4 7:13

翌朝です。テント撤収後、パッキングして。テント内の荷物の整理からここまで1時間半近くかかってしまった。苦手です笑。あとこの日は雲多めで樅沢岳からの日の出は諦めた。正直疲れていて、もう登りたくなかったので助かった😅そして昨晩は、夏用シュラフ二枚重ねでも寒かった😅

5/4 7:41

雪の模様と木々が作る陰

5/4 8:07

逆光の槍穂高。少し雲がかかる。

5/4 8:44

昨日と比べ、尾根上も風弱く暖かい。弓折岳への稜線上にもテント泊されている方が所々いらっしゃる。

5/4 8:53

槍ヶ岳から左に伸びるギザギザの北鎌尾根。今日はいくつかのパーティーが登っていると思う。手前の稜線は西鎌尾根。左奥に大天井岳。

5/4 9:02

弓折岳から笠ヶ岳に続く稜線。左奥のピークは抜戸岳で、笠は見えていない。手前のコルが目指す大ノマ乗越。今日は大人しく大ノマ乗越から降ります。

5/4 9:15

大ノマ乗越まで来ました。後はここから降るだけ。

5/4 9:48

気温が上がり雪はベチョベチョ☃️アイゼン外して、時々グリセードのマネしてスピードが上がる。学生の頃、山部の合宿で涸沢を穂高岳山荘まで2時間半で登ったところを尻セードして20分で降ってきたのを思い出す笑笑。今日は雪が柔らか過ぎて、尻セードしたらぐっちょぐっちょになるのでやめた😅

5/4 9:51

少し降り振り返る。右上のコルに至るルンゼを昨日は登った。そこには小さな雪崩のデブリが。昨日の午後か、今朝方か。新雪が表層雪崩となった様子。その他のルンゼにも、至る所に雪崩の痕跡。

5/4 10:32

暖かく雪が溶けたなので、昨日に比べ、雪面がかなり汚れている。正面が弓折岳で、僕のラッセルしたルンゼは頂上真っ正面のダイレクトルンゼ笑笑。急なハズだわ笑笑。

5/4 10:44

目指す橋がかなり近くなる。あの橋からの林道が長いんだよなぁ😅

5/4 10:56

林道にでた。雪が溶けたばかりの道端にフキノトウが一杯。

5/4 11:40

笠新道への分岐を過ぎ、新穂高まであと1時間。ようやく芽吹いてきた黄緑の木々が美しい。

撮影機器：

PENTAX K-1 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

iPhone 7 Apple

感想

S_Isam

大好きな樅沢岳へ、槍穂高のアーベンロートと槍穂高の背後から登る天の川を撮りに。絶好の天気に恵まれて大満足😊
さあ次は夏山だぁー！

コメント

lolorio

お疲れ様でしたー。
天の川、圧巻です！
寒さに加えて天の川の撮影で寝不足もあると翌日はさらに辛そうですね。とても真似できないですが、せめていつかは起きて肉眼で天の川を見たいです。

S_Isam

lolorioさん
晴れてくれれば天の川見えますよ。この夏に期待したいですね〜。　
でも一緒に行くと飲み過ぎてしまいそうで😅