表銀座縦走
- GPS
- 23:46
- 距離
- 40.6km
- 登り
- 2,987m
- 下り
- 2,968m
コースタイム
- 山行
- 6:36
- 休憩
- 5:46
- 合計
- 12:22
- 山行
- 6:12
- 休憩
- 4:44
- 合計
- 10:56
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 6:39
天候 | 一日目 晴れ 二日目 曇り時々雨 三日目 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰りは上高地バスターミナル→新島々駅→松本駅→穂高駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
良好 |
写真
感想
憧れの表銀座をテント泊縦走してきました。
一日目は合戦尾根からスタート。連休初日の合戦尾根は表銀座縦走をする人と燕岳に登山する人で大混雑してました。ザック重量16.8キロで当たり前だが合戦尾根はかなりしんどい登り。なんとか燕山荘まで登ると一気に展望が開けて感動し、疲労が吹き飛びました。裏銀座の山々が美しく、次はあの稜線を縦走すると決めました。その後昼食をとり大天井岳へ。テント持ちの人が多かった為ペースを早め、14時前に大天荘に着いてテントサイトは6割程でなんとかセーフ。大天井岳直下の登りは体に応えました。1番きついと思った初日の行程が終わって一安心してテントでのんびり。この日は小屋の周りまでテントを張る程の盛況ぶりでした。終日天気が良くて表銀座を堪能出来、最高の初日でした。
二日目は槍ヶ岳山荘にテントを張りたかった為、この日もペース早めで行動。西岳への稜線で天気が悪くなり雨が降りました。雨の中、表銀座の難所である西岳〜槍ヶ岳の区間は岩場で滑る為、慎重に通過。累積標高差や岩場の難易度は大したことない区間でしたが前日の疲労や雨で体力を奪われてかなり疲れる区間でした。テント場には昼前について張る事は出来ましたが、暴風の中での設営で濡れた体が冷やされ、低体温症になりかける危機に。テントの中で濡れた服を着替え、シュラフに包まって暖を取っていると天気がやや回復した為、穂先に登頂しました。この日は山の厳しさをダイレクトに感じる事が出来て終わってみれば充実した日だったと思います。
三日目の朝は天気が良い予報だった為、ややガス気味でしたが穂先に早朝アタックしました。数分でしたが槍ヶ岳の山頂を独り占め出来たのは良い体験出来たと思います。山頂でモルゲンロートを粘ったがガスに覆われて無理だと思った為、渋滞する前に降りました。穂先の中腹ぐらいでガスが抜けてガッカリしましたが下から見るモルゲンロートは太陽で穂先のシルエットが出来てとても美しく感動。最終日を締めるに相応しい景色が観れました。三日目ともなれば街の不便が無い暮らしが恋しくなっており、早く下山したいと思った為、上高地までペース上げて下山しました。下山後の温泉や食事がより一層良く感じ、日頃の当たり前に感謝するこの気持ちを感じる為に登山をしている気がします。今回の山行を通してテント泊は山の美しさと厳しさをダイレクトに感じれてとても魅力的な行為だと実感しました。山は厳しければ厳しい程達成感が有り、厳しいから下界が恋しくなりまた日常に戻る。そして日常に飽きてまた刺激を求め、山に登る。これこそが自分が山に登る理由だと思います。
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