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Yamareco

記録ID: 507807
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

槍ケ岳〜大キレット〜奥穂高岳縦走(新穂高から周回)

2014年09月10日(水) 〜 2014年09月12日(金)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
32.1km
登り
3,218m
下り
3,204m

コースタイム

9/10(木)
 05:30 新穂高登山者駐車場出発
 06:45 穂高平小屋06:55
 07:35 白出沢分岐
 09:00 滝谷
 09:55 槍平小屋10:10
 12:10 千丈分岐12:15
 13:50 飛騨乗越
 14:05 槍ケ岳山荘14:40
 15:15 槍ケ岳
 15:45 槍ケ岳山荘着

9/11(木)
 05:40 槍ケ岳山荘出発
 05:50 飛騨乗越
 06:45 中岳
 07:55 南岳
 08:05 南岳小屋
 09:25 長谷川ピーク09:30
 09:45 A沢のコル
 10:15 飛騨泣き
 11:10 北穂高小屋11:40
 11:45 北穂高岳
 13:55 涸沢岳14:00
 14:20 穂高岳山荘

9/12(金)
 05:20 穂高岳山荘出発
 05:55 奥穂高岳06:05
 06:30 穂高岳山荘06:40
 08:40 荷継沢
 09:10 鉱石沢
 09:15 白出大滝
 09:35 重太郎橋
 10:30 白出沢分岐 
 11:20 穂高平小屋11:25
 12:25 新穂高登山者駐車場着




天候 9/10(水)晴れのち曇り
9/11(木)曇り
9/12(金)晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場
 新穂高登山者駐車場
  http://www.kitaalpsgifu.jp/parking_info.html
コース状況/
危険箇所等
○新穂高〜槍ヶ岳
 槍ケ岳山荘までの登山道に危険箇所はありません。
 槍の穂先に行くにはそれなりの注意が必要です。
○槍ケ岳〜北穂高岳
 南岳までは特に危険箇所はありません。
 南岳の下りから大キレットが始まり、「長谷川ピーク」を越えた所から北穂高岳に登り返す「飛騨泣き」は細心の注意が必要です。
○北穂高岳〜涸沢岳
 北穂高岳を下り最低コルから涸沢岳を登り返す所からは大キレットと同等の危険個所と思うので細心の注意が必要です。
○奥穂高岳
 穂高岳山荘横の取りつきのハシゴと鎖を気をつければ他に危険箇所はありません。
○奥穂高岳から新穂高
 白出沢ルート上部はガレ場で歩きづらいので転倒に注意
 鉱石沢から重太郎橋までは道が狭く落石なども多いようなのでこの区間を過ぎるまではヘルメットを着用したほうがが良いと思います。
 そして、左側は崖なので落ちれば怪我では済みません。躓いたりしないように慎重に歩く必要があります。
 この区間を過ぎれば危険個所はありません
 

 

その他周辺情報 温泉
 深山荘(新穂高登山者駐車場から吊り橋を渡った所)
  露天風呂 500円
  内風呂  700円
  http://shinzansou.com/ofuro.html
予約できる山小屋
槍平小屋
山日和の良い天気です。この好天が続くことを願って出発します。
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山日和の良い天気です。この好天が続くことを願って出発します。
穂高平小屋
先は長いので疲れないようにしばらく休憩です。
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穂高平小屋
先は長いので疲れないようにしばらく休憩です。
林道から抜戸岳が顔をみせました。

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林道から抜戸岳が顔をみせました。

林道を延々歩きます。
林道を延々歩きます。
白出沢の分岐
ここは林道を直進します。右は奥穂方面、帰りは白出沢ルートを下りここに出ます。
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白出沢の分岐
ここは林道を直進します。右は奥穂方面、帰りは白出沢ルートを下りここに出ます。
分岐表示杭の横にある案内板
まだまだ先は長い!
分岐表示杭の横にある案内板
まだまだ先は長い!
分岐から少し歩くと白出沢に出ます。
林道はここで終わりです。
分岐から少し歩くと白出沢に出ます。
林道はここで終わりです。
白出沢のグレーチングの橋を渡ります。
白出沢のグレーチングの橋を渡ります。
沢を渡ると登山道らしくなってきました。
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沢を渡ると登山道らしくなってきました。
ゴゼンタチバナ
ついこの間までは白い花だったのに、もう赤い実になってしまいました。季節の移り変わりは早いです。
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ゴゼンタチバナ
ついこの間までは白い花だったのに、もう赤い実になってしまいました。季節の移り変わりは早いです。
ヤマハハコ
キイチゴの一種
とても美味しそうなので食べてみました。酸味がありますね。
こんなことをしながらタラタラと登っていきます。
キイチゴの一種
とても美味しそうなので食べてみました。酸味がありますね。
こんなことをしながらタラタラと登っていきます。
センジュガンピ
きれいですね!

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センジュガンピ
きれいですね!

ソバナかな?
滝谷の木橋
こちらの木橋は水量が増えると流されてしまいそうです。
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こちらの木橋は水量が増えると流されてしまいそうです。
アジサイ
きれいな花でした。
アジサイ
きれいな花でした。
沢が青空に向かって真っすぐ伸びています。
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沢が青空に向かって真っすぐ伸びています。
槍平小屋の近くの沢
とても清らかな沢でした。靴を脱いで水の中に入ってしまいたいような綺麗な水でした。
槍平小屋の近くの沢
とても清らかな沢でした。靴を脱いで水の中に入ってしまいたいような綺麗な水でした。
槍平小屋
快晴ですがスジ雲が出ています。天候が悪くならなければ良いのですが・・・
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快晴ですがスジ雲が出ています。天候が悪くならなければ良いのですが・・・
槍平小屋テン場
しばらく休憩したので出発します。
後方は西穂高方面

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槍平小屋テン場
しばらく休憩したので出発します。
後方は西穂高方面

ウメバチソウ
きれいな花
何の花でしょうか?
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きれいな花
何の花でしょうか?
樹林帯を抜けて高山らしい綺麗な風景になりました。
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樹林帯を抜けて高山らしい綺麗な風景になりました。
抜戸岳?
千丈分岐
槍ヶ岳は遠いです。
疲れを溜めないように、ここで少し休憩します。
千丈分岐
槍ヶ岳は遠いです。
疲れを溜めないように、ここで少し休憩します。
リンドウの一種かな?
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リンドウの一種かな?
ウサギギク
黄色が鮮やかな美しい花でしたね。
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ウサギギク
黄色が鮮やかな美しい花でしたね。
美しい!
登ってきたルートを振り返ると飛騨沢の美しい風景が広がります。
しかし、雲が出てきました。
登ってきたルートを振り返ると飛騨沢の美しい風景が広がります。
しかし、雲が出てきました。
トウヤクリンドウ
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トウヤクリンドウ
飛騨乗越
おぉっ、槍様が姿を見せてくれました!
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飛騨乗越
おぉっ、槍様が姿を見せてくれました!
常念岳も見えますね。
端正な山容でいつ見ても素晴らしいです。いつか行ってみたい山です。
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常念岳も見えますね。
端正な山容でいつ見ても素晴らしいです。いつか行ってみたい山です。
西鎌尾根方面の眺望
ここもいつか行きたいですね!
西鎌尾根方面の眺望
ここもいつか行きたいですね!
槍ケ岳山荘に着きました。
早く受付を済ませて槍様の頂上で絶景を見なければ!
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槍ケ岳山荘に着きました。
早く受付を済ませて槍様の頂上で絶景を見なければ!
山荘に着いてから少しもたついてしまいました。
早く頂上へ行かなければ!・・・とこの時は思っていましたが・・・
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山荘に着いてから少しもたついてしまいました。
早く頂上へ行かなければ!・・・とこの時は思っていましたが・・・
ところが大渋滞、ガスも濃くなりとっても寒いです。
トイレに行っておいてよかった!
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ところが大渋滞、ガスも濃くなりとっても寒いです。
トイレに行っておいてよかった!
到着しました。
登りで渋滞しているうちに、すっかりガスってしまい眺望ゼロ、仕方ないのでとっとっと下りることにします。
トホホの初槍でした。残念!

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到着しました。
登りで渋滞しているうちに、すっかりガスってしまい眺望ゼロ、仕方ないのでとっとっと下りることにします。
トホホの初槍でした。残念!

下りてきました。
結局、往復で1時間程かかってしまいました。人気のある山は違います。連休はさらに混雑するでしょうね。
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下りてきました。
結局、往復で1時間程かかってしまいました。人気のある山は違います。連休はさらに混雑するでしょうね。
二日目
これから出発します。
降っていた雨は止んでいますがガスは抜けません。晴れることを期待して出かけます。
二日目
これから出発します。
降っていた雨は止んでいますがガスは抜けません。晴れることを期待して出かけます。
飛騨乗越はガスの中
飛騨乗越はガスの中
ガスが抜けて少し晴れ間も見えてきましたが・・・
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ガスが抜けて少し晴れ間も見えてきましたが・・・
中岳山頂
早くスッキリ晴れてほしいと願っています。
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中岳山頂
早くスッキリ晴れてほしいと願っています。
ガスが抜けたり、濃くなったりとスッキリしません。風景もいまひとつです。遠景は全く望めません。
ガスが抜けたり、濃くなったりとスッキリしません。風景もいまひとつです。遠景は全く望めません。
チシマギキョウ
ガスっているせいで花には水滴がついて美しいです。
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チシマギキョウ
ガスっているせいで花には水滴がついて美しいです。
進行方向の稜線
しばらく休憩します。
槍ケ岳山荘のお弁当セット。見かけよりも量があります。撮影前に少し食べてしまいました。
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しばらく休憩します。
槍ケ岳山荘のお弁当セット。見かけよりも量があります。撮影前に少し食べてしまいました。
天狗原への分岐
南岳頂上
晴れてほしいなぁ〜
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南岳頂上
晴れてほしいなぁ〜
南岳小屋
いよいよ、大キレットへの下りが始まります。
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いよいよ、大キレットへの下りが始まります。
登山道の整備現場
皆さんとても親切な方ばかりでした。
この方たちの整備のおかげで私たちが安心して歩くことが出来ます。
これからもよろしくお願いします。


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登山道の整備現場
皆さんとても親切な方ばかりでした。
この方たちの整備のおかげで私たちが安心して歩くことが出来ます。
これからもよろしくお願いします。


いよいよ大キレットらしい鎖が出てきました。
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いよいよ大キレットらしい鎖が出てきました。
鎖場の下の長いハシゴを降りた所から一枚
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鎖場の下の長いハシゴを降りた所から一枚
その次のハシゴ
鎖とハシゴでここを下りてきました。
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鎖とハシゴでここを下りてきました。
登山道からの風景
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登山道からの風景
登山道からの風景
登山道からの風景
長谷川ピークを過ぎたところのステップ
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長谷川ピークを過ぎたところのステップ
ここは左側の長野県から矢印の所で右側の岐阜県へ越境します。
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ここは左側の長野県から矢印の所で右側の岐阜県へ越境します。
ここです。岐阜県側には鉄製のコ型の金具がついているのでこれを使って下ります。
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ここです。岐阜県側には鉄製のコ型の金具がついているのでこれを使って下ります。
A沢コル手前の登山道から北穂高岳方面を見上げると迫力の岩峰が聳えています。
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A沢コル手前の登山道から北穂高岳方面を見上げると迫力の岩峰が聳えています。
A沢コルから望む長野側の風景
A沢コルから望む長野側の風景
北穂を登りはじめた所から長谷川ピークを振り返る。
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北穂を登りはじめた所から長谷川ピークを振り返る。
歩いてきた稜線
残念ながら槍ケ岳は見えません。
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歩いてきた稜線
残念ながら槍ケ岳は見えません。
飛騨泣き
登った所から下を撮った写真だと思います。

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登った所から下を撮った写真だと思います。

左側に落ちると大変ですがステップがあるので大丈夫
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左側に落ちると大変ですがステップがあるので大丈夫
だいぶ登って来ました。
ルートを振り返っても槍ヶ岳はガスの中で見えません。
残念ですね〜。
だいぶ登って来ました。
ルートを振り返っても槍ヶ岳はガスの中で見えません。
残念ですね〜。
北穂高小屋がやっと見えてきました。
ホッとした瞬間
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北穂高小屋がやっと見えてきました。
ホッとした瞬間
北穂高小屋に到着しました。
大キレットはなんとか歩ききることが出来ました。
しばらく休憩です。
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北穂高小屋に到着しました。
大キレットはなんとか歩ききることが出来ました。
しばらく休憩です。
休憩したので涸沢岳に向かいます。
北穂高〜涸沢岳ルートは去年の積み残しなので、なんとかクリアしたいと思って出かけました。
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休憩したので涸沢岳に向かいます。
北穂高〜涸沢岳ルートは去年の積み残しなので、なんとかクリアしたいと思って出かけました。
去年の予定ルートは涸沢からここに登り涸沢岳に向かう予定でした。
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去年の予定ルートは涸沢からここに登り涸沢岳に向かう予定でした。
やはりここも険しいルートです。
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やはりここも険しいルートです。
涸沢と前穂高岳
美しい風景です。紅葉の時期に是非来てみたいですね!
嫁様には去年から催促されています。
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涸沢と前穂高岳
美しい風景です。紅葉の時期に是非来てみたいですね!
嫁様には去年から催促されています。
イワギキョウ
岩場に咲いている花には癒されます。
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イワギキョウ
岩場に咲いている花には癒されます。
鎖場やハシゴが延々と続きます。
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鎖場やハシゴが延々と続きます。
北穂高岳を振り返るとその奥に常念岳も見えています。
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北穂高岳を振り返るとその奥に常念岳も見えています。
鎖やハシゴが続きます。
鎖やハシゴが続きます。
鎖場が続きます。
鎖場が続きます。
鎖とイワベンケイ
イワベンケイは秋になるとこんな色になるんですね。
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鎖とイワベンケイ
イワベンケイは秋になるとこんな色になるんですね。
涸沢岳最後の鎖場。
これを登ってしまえば危険なところはありません。
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涸沢岳最後の鎖場。
これを登ってしまえば危険なところはありません。
涸沢岳
左側は絶壁です。
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涸沢岳
左側は絶壁です。
涸沢岳山頂
奥穂高岳と穂高岳山荘が見えてきました。
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奥穂高岳と穂高岳山荘が見えてきました。
穂高岳山荘に着きました。
ガスっているので奥穂高岳は明日行くことにしました。
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穂高岳山荘に着きました。
ガスっているので奥穂高岳は明日行くことにしました。
三日目
今日は快晴です!
写真では解りませんが明けの明星も見えて、とても綺麗でしたね。
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三日目
今日は快晴です!
写真では解りませんが明けの明星も見えて、とても綺麗でしたね。
今日は快晴なので奥穂高岳に登って前日見ることのできなかった風景を見に行きます。
行って来ます!
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今日は快晴なので奥穂高岳に登って前日見ることのできなかった風景を見に行きます。
行って来ます!
岩場からの笠ヶ岳
空の茜色が綺麗です。
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岩場からの笠ヶ岳
空の茜色が綺麗です。
ジャンダルムのモルゲンロート
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ジャンダルムのモルゲンロート
モルゲンロートの槍ヶ岳から涸沢岳

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モルゲンロートの槍ヶ岳から涸沢岳

雲海からの日の出
神々しいですね〜。
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雲海からの日の出
神々しいですね〜。
もう一度ジャンダルム
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もう一度ジャンダルム
穂高岳頂上着きました!
360度すべて見渡せます。絶景ですね!
しかし、知らない山が多いんですよね。情けない。
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穂高岳頂上着きました!
360度すべて見渡せます。絶景ですね!
しかし、知らない山が多いんですよね。情けない。
御嶽と乗鞍岳
奥穂高岳の影
白山遠景
雲海の遥か彼方に富士山と南アルプスが見えます。
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雲海の遥か彼方に富士山と南アルプスが見えます。
槍ケ岳、北穂高岳、涸沢岳
昨日歩いたルートの山がすべて見えます。
同宿の方はこのルートを今日歩っています。最高の条件で羨ましいです。今頃、北穂高岳の手前かな?

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槍ケ岳、北穂高岳、涸沢岳
昨日歩いたルートの山がすべて見えます。
同宿の方はこのルートを今日歩っています。最高の条件で羨ましいです。今頃、北穂高岳の手前かな?

前穂高岳と吊尾根
逆光で見づらいのが残念です。
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前穂高岳と吊尾根
逆光で見づらいのが残念です。
北アルプスの山並み
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北アルプスの山並み
また来るからね!
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また来るからね!
笠ヶ岳、抜戸岳
黒部五郎岳、双六岳、薬師岳あたりでしょうか?
いつか行ってみたいですね。
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黒部五郎岳、双六岳、薬師岳あたりでしょうか?
いつか行ってみたいですね。
穂高岳山荘、涸沢岳、北穂高岳
穂高岳山荘、涸沢岳、北穂高岳
戻って来ました。
あとは白出沢を下りるだけです。
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戻って来ました。
あとは白出沢を下りるだけです。
笠ヶ岳、遠くに白山を見ながら白出沢を下ります。
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笠ヶ岳、遠くに白山を見ながら白出沢を下ります。
白出沢
こんなガレ場を延々下ります。
浮いている石もあって歩きづらいです。
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白出沢
こんなガレ場を延々下ります。
浮いている石もあって歩きづらいです。
よく見る注意書きがありました。
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よく見る注意書きがありました。
しばらく下ってから望む奥穂高岳方面の風景
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しばらく下ってから望む奥穂高岳方面の風景
荷継沢に着きました
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荷継沢に着きました
こんなところもあります。
かなり急です。
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こんなところもあります。
かなり急です。
鉱石沢を渡ります
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鉱石沢を渡ります
鉱石沢から重太郎橋までは悪路で注意が必要です。
登山道に落石が堆積しているところもあります。
ここで躓くと左の崖下に転落して昇天すること間違いありません。
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鉱石沢から重太郎橋までは悪路で注意が必要です。
登山道に落石が堆積しているところもあります。
ここで躓くと左の崖下に転落して昇天すること間違いありません。
なるほど‼
白出大滝
きれいな滝でした。
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白出大滝
きれいな滝でした。
その下にも二段の滝があります。
景色は最高ですが道の危険度も最高?
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その下にも二段の滝があります。
景色は最高ですが道の危険度も最高?
左に落ちないように注意して歩きます。
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左に落ちないように注意して歩きます。
この木造のハシゴを降りて沢に架かっている木橋を渡ります。
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この木造のハシゴを降りて沢に架かっている木橋を渡ります。
ハシゴを下から見たところ
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ハシゴを下から見たところ
重太郎橋
これを渡ってしまうと危険なところはありません。
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重太郎橋
これを渡ってしまうと危険なところはありません。
綺麗な沢
アジサイ
淡いピンクの縁取りが綺麗だったので思わずパチリ!
アジサイ
淡いピンクの縁取りが綺麗だったので思わずパチリ!
静かな樹林帯を歩いて・・・
静かな樹林帯を歩いて・・・
林道に合流しました。
もう危険な場所はありません。
ここからは二日前に歩いた道なので気が楽になりました。
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林道に合流しました。
もう危険な場所はありません。
ここからは二日前に歩いた道なので気が楽になりました。
トチノキの葉の緑がきれいで目にしみる。
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トチノキの葉の緑がきれいで目にしみる。
ゲンノショウコかな?
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ゲンノショウコかな?
穂高平小屋
もうすぐ新穂高です。
歩きながら三日間の山の出来事を思い出しています。
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穂高平小屋
もうすぐ新穂高です。
歩きながら三日間の山の出来事を思い出しています。
登山指導センターに下山届を出しました。
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登山指導センターに下山届を出しました。
何とか無事に山から帰って来ました。
疲れているので運転も気をつけて帰ろうと思います!
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何とか無事に山から帰って来ました。
疲れているので運転も気をつけて帰ろうと思います!

感想

今回、槍ヶ岳〜奥穂高岳の縦走をしてみました。
ここには「大キレット」があります。
私が山を始めたころは絶対に行ってはいけない危険な場所という認識でした。
しかし、あちこちの山を歩いて山の経験が増えてくると、いつか行ってみたいあこがれのルートに変化して来ました。

予定では夏の間に歩きこんでから挑戦のつもりでしたが、今年は天候不順であまり準備ができませんでした。
すこし躊躇したものの行ける時に行ってしまおうということで敢えて行くことしました。

ルートは新穂高から槍ケ岳に登り、大キレットを通って北穂高岳、涸沢岳
奥穂高岳を登って白出沢を下るルートにしました。
日帰りメインの自分には今年最大のイベントです。

9/10(水) 新穂高〜槍ヶ岳

早朝、新穂高を出発します。
今日は晴で気温も涼しく山歩きには最適の日になりました。
今回は3日間の行程なので、ゆっくり歩いて体力を消耗しないように気をつけることにします。
白出沢までは林道歩きで、その後登山道らしくなってきますが一般的な登山道で難しいところはありません。
そんな中で花の写真を撮ったり、まわりの綺麗な風景を見たりと時々休憩を入れながら歩き続けました。
しかし、標高差と距離があるので後半はいささかバテ気味になりました。

槍ケ岳山荘に到着して宿泊手続きを済ませてから槍ケ岳に登りに出かけましたが、これが大渋滞で頂上に着いた時にはすっかりガスってしまい何も見えませんでした。
しかたないので、祠の写真だけ撮って泣く泣く下りてきました。
360度の眺望、絶景を期待していた自分にとってはトホホの悲しい初槍ケ岳になってしまいました。

9/11(木) 槍ケ岳〜穂高岳山荘

朝起きるとガスは出ていますが、夜の間降っていた雨は止んでいるので出発します。
もしも途中で雨になったら南岳から下山することにします。
登山道はガスが出ているため展望はありません。実に味気ない山歩きが始まりました。
晴れていればここは天空の稜線!
本来ならば素晴らしい景観に囲まれて至福の時だったはずなのにホントに残念!
早く晴れてくれ〜!と願いながら足元を見ながら歩いていたら大喰岳は気づかないまま通り過ぎてしまい悔いを残すことになってしまった。
それでも、中岳の手前あたりから晴間が少し見えるようになって、気持ちも少し楽になってきます。

南岳小屋に着いた時、雨はもう降りそうにないので大キレットに行くことにしました。
長谷川ピークからは山岳誌などで見たことのあるハシゴ、鎖、ステップなどが次々と現れます。
実際にこれらを使用して登りはじめると大キレットに来たという実感が湧き、楽しくなってきました。
しかし、危険な場所であることは間違いないので慎重に進みます。そして、なんとか北穂高小屋に到着できて大キレットは無事通過できました。

この小屋では30分ほど休憩して、後続のテン泊の方や涸沢から登ってきた方としばらく山の話をしました。
同じ山域を歩く方なので話は弾み、楽しく過ごせました。
そして涸沢岳へ向かう時、小屋の売店の若い女性から「気をつけて行ってきてください!」と言われ、今までの疲れが一気に吹っ飛んでしまいました。
女性からの優しい言葉は、ヘタなサプリメントよりも数倍も疲労回復に効果があることを身をもって感じた瞬間でした。

そして、これから向かう涸沢岳へのルートも厳しいので慎重に歩かないといけません。
このルートは去年計画したもののヒザ痛でルート変更してしまったので未踏です。
(昨年の奥穂・涸沢岳の山行記録)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-336822.html

一年後のリベンジなので気合が入ります。
このルートも大キレットと同レベルの難易度に感じました。
特に涸沢岳の登り返しがキツく感じます。
最後の鎖場を登り終えた時には大キレットを歩けたことと、去年の積み残しの北穂高岳〜涸沢岳をクリアできてホッと安堵してしまい、奥穂高岳はガスの中なので明日登ることにしました。

9/12(金)
朝起きてみると何人かの方は既に出発していません。
そして天候は快晴です。雲一つありません。
昨日の分も写真を撮らなければ!と奥穂高岳に急ぎました。
登山道からは昨日見えなかった山々がはっきりと見えます。
それも薄明から日の出を過ぎる間に山の表情が刻々と変化していく様子がとてもきれいでした!
もちろん昨日歩いたルートもはっきりと見えます。
残念だったのは自分の山の知識が低いために、目の前に見える山の名前が山座同定盤を見てもよくわからなかったことです。
もったいない!
同室の方で今日私の逆ルートを歩く方がいましたがあの稜線はきっと素晴らしい展望が楽しめるでしょうね。
最終日にこんな絶景を見ることが出来てほんとうに良かったです。
名残惜しいですが、今日は山を下りるだけでなく車の運転もあるので早めに下山をすることにします。

穂高岳山荘の横から白出沢ルートを下ります。
白出沢ルートは上部は予想通りのガレ場で歩きづらい道でした。
このガレ場を通過したところで私は安心してヘルメットを脱いでしまいました。
しかし、この後の鉱石沢から重太郎橋の登山道は細く、山側はいつ落石があってもおかしくない岩壁で谷側は崖になっています。
ここで落石に遭うと逃げられないのでヘルメットは必要だと思います。
ここを通過してしまえば、あとは危ない所はないので安心して歩けます。

今回の山歩きは私にとって今年の最大のイベントでした。
1日目の後半から2日目は天候がいまひとつだったので3000m級の稜線からの展望を楽しむことは出来ませんでしたが、幸運なことに3日目が快晴で奥穂高岳からの展望が素晴らしく前日の分を取り戻せたので良しとします。
そして、なにより所期の目的を達成することができてとても満足できる山歩きとなりました。
また、この山には是非来てみたいと思っています。





























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コメント

お疲れさまでした!
お見事!パチパチ

憧れのルート、完歩おめでとうございます!
自分も日帰り中心なのでこのルートにはとても憧れています。何人かの経験者に話を伺い、今年時間が取れればとあわよくば狙っていました。高所恐怖症を克服することとが先決になりますが、でも今年は時間が取れそうにもありません。来年は逆ルートで歩いてみたいと思っています。
今度是非お話を聞かせてください。身近な人が経験者になったことで、自分も行きたいという思いが強くなりました。ヘルメットはどんなものが必要かとか。一度、近場のお山を歩いた後で、反省会 でお願いします

でも、やはり北アルプスは平日が良さそうですね  人も少なそうでゆっくりと山歩きができそうです。

ちなみに「ホオノキ」は「トチノキ」の葉っぱですね
2014/9/15 18:51
Re: お疲れさまでした!
mi88nさん、コメントありがとうございます!

「案ずるより産むがやすし」ですね。何とかできるものです。
しかし、反省点も見つかりました。
いつも日帰りなので一日分の体力しかないのです 今回は槍ケ岳を登るだけでかなりへばってしまい三日目はヘロヘロでした。
今後の課題ですね!

高所恐怖症は心配することはありません。大丈夫ですよ。
実は自分も高所恐怖症なんです。鎖場の多い所に何度か行くと次第に慣れてきます。

トチノキありがとうございます。早速訂正しました
反省会は賛成です それだけでもいいですよ
2014/9/16 0:05
先を越されました!!
目的達成おめでとうございます!!

Alzhikerさんが大キレットを歩かれると、何でもないように感じるから不思議です。
でも、写真を見ると危険な場所なのが良く判ります。

それにしても奥穂高から槍ヶ岳の写真は最高です
とても羨ましい!!

最近、毎度、Alzhikerさんのレコには驚かされています
次はジャンダルムを奥穂高から直登されそうな勢いですね。

次のレコも楽しみにしています
2014/9/17 4:15
Re: 先を越されました!!
shadow1100さん、コメントいつもありがとうございます。

大キレット何とか行って来ました !
本当はshadowさんの西穂〜槍を見てから行こうと思っていましたが、先に行ってしまいました。
楽しく歩けてとても良かったです
しかし、自分で思っていたより体力がないことを痛感してしまいました
やはり、shadowさんのように標高差のあるロングを歩きこまないとだめですね。

ジャンダルム・・・山を歩き始めたからにはやはり行ってみたいですね。経験済みのshadowさんが羨ましいです!
2014/9/18 1:47
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この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
槍ヶ岳/飛騨沢ルート/新穂高温泉起点槍平経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
奥穂高岳/白出沢ルート/新穂高温泉起点白出沢穂高岳山荘経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
槍ヶ岳 〜新穂高から双六、西鎌経由〜
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
新穂高〜上高地
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5

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