おっさんの真夏の大冒険 ~北アルプス北部縦走~

2023年08月08日(火) 〜 2023年08月11日(金)

• GPS: 27:12
• 距離: 65.1km
• 登り: 4,639m
• 下り: 4,937m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:48
• 休憩: 2:16
• 合計: 7:04

距離 13.2km 登り 1,658m 下り 366m

8:19 スタート地点
8:51 8:53 太郎坂
9:13 9:22 青淵
9:32 積雪深計測ポール
9:51 ベンチ
10:20 10:21 五光岩ベンチ
10:36 太郎兵衛平
10:57 11:25 太郎平小屋
11:38 11:39 薬師峠
12:07 12:11 薬師平
12:55 14:20 薬師岳山荘
14:42 14:47 薬師岳避難小屋跡
14:59 15:00 薬師岳
15:10 薬師岳避難小屋跡
15:23 薬師岳山荘

2日目

• 山行: 5:19
• 休憩: 1:03
• 合計: 6:22

距離 16.4km 登り 975m 下り 1,324m

5:35 薬師岳山荘
5:54 薬師平
6:10 6:18 薬師峠
6:32 太郎平小屋
6:36 6:41 太郎山
7:48 7:49 神岡新道分岐
7:54 8:06 北ノ俣岳
8:27 8:28 赤木岳
8:32 8:36 赤木岳南峰
8:58 9:04 中俣乗越
10:21 10:30 黒部五郎の肩
10:34 10:41 黒部五郎岳
10:45 10:55 黒部五郎の肩
11:57 黒部五郎小舎

3日目

• 山行: 5:29
• 休憩: 1:37
• 合計: 7:06

距離 15.5km 登り 1,327m 下り 1,123m

4:59 黒部五郎小舎
5:54 三俣蓮華岳巻道分岐
6:36 6:42 三俣山荘
7:33 8:04 鷲羽岳
8:19 8:24 ワリモ岳
8:33 8:34 ワリモ北分岐
9:00 9:07 水晶小屋
9:30 9:51 水晶岳
10:12 10:29 水晶小屋
10:49 10:55 ワリモ北分岐
10:56 10:59 岩苔乗越
11:02 ワリモ水場
11:36 黒部川水源地標
12:05 三俣山荘

4日目

• 山行: 5:02
• 休憩: 1:24
• 合計: 6:26

距離 20.1km 登り 688m 下り 2,154m

5:14 三俣山荘
5:39 5:40 三俣峠
5:46 6:03 三俣蓮華岳
6:17 6:19 丸山
6:34 6:36 中道分岐
6:48 7:03 双六岳
7:21 7:23 双六岳中道分岐
7:25 双六岳巻道分岐
7:32 7:39 双六小屋
7:42 双六池
8:02 8:07 くろゆりベンチ
8:15 花見平
8:23 8:25 弓折乗越
8:48 8:55 鏡平山荘
8:57 8:59 鏡池
9:23 9:25 シシウドヶ原
9:38 9:39 イタドリが原
9:50 9:52 チボ岩
9:59 10:01 秩父沢出合
10:26 小池新道入口
10:38 10:50 わさび平小屋
10:59 笠新道登山口
11:07 中崎橋
11:18 お助け風穴
11:30 11:33 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
11:40 新穂高温泉バス停

天候

初日：曇り時々雨
2日：晴れ時々雨
3日：晴れ(風あり)
4日：晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

行き：
池袋→富山（西武バス）\8,400
富山→折立（富山地鉄バス） \4,500
帰り：
新穂高→平湯（濃飛バス） \910
平湯→新宿（濃飛バス） \6,200

最寄り駅へのアクセス以外は、全てバスだった...

コース状況／危険箇所等

時期だけあって、人も多いですし、道は明瞭です。
水晶岳の最後の登りは岩場ですので若干注意が必要です。

その他周辺情報

平湯に移動後、時間があったので、バスターミナル近くの立ち寄り湯「ひらゆの森」を利用しました。
規模も大きく、食事もできます。

写真

8/8 8:13

ここまでバス移動でしたので、やや遅めのスタートです。先は長い...

8/8 8:54

序盤は土の道。長丁場ですので、ゆっくり行きます。
（それでも樹林帯で風もなく、汗が噴き出します...）

8/8 9:20

途中、開けた個所もあります。右から薬師岳、立山、剱岳。ですよね？

8/8 9:32

樹林帯を抜けたみたいです。有峰湖がキレイです。晴れているように見えますが、それは西側だけでした。

8/8 10:01

どんより雲が。

8/8 10:19

曇っているせいで若干暑さは和らいでいる？晴れていれば、さぞ爽快なのでしょう。

8/8 10:51

太郎小屋が見えてきました。

8/8 10:52

チングルマは第二形態です。この縦走中、あちこちで見ることが出来ました。

8/8 10:58

薬師岳もどんよりしています。

8/8 11:00

時折、太陽が除くと、良い感じです。

8/8 11:02

太郎小屋で、キリンレモンを仕入れて、一息つきます。

8/8 11:17

二日目に歩く道。気持ちよさそうです。

8/8 11:50

薬師峠を越えると、岩場の道になります。沢沿いなので、横には沢があり、若干道が分かりにくいです。（ピンクテープはあります。）

8/8 11:59

岩場出現。登ります。

8/8 11:59

振り返ると太郎小屋があんなに小さく。

8/8 12:10

ニッコウキスゲが咲いてました。木道もあるし、尾瀬を思い出します。

8/8 12:35

大分、山頂が近づいてきましたが、薬師岳山荘は見えず...

8/8 13:03

と思ったら、急に出現。途中からは、見えにくい場所にあるようです。

8/8 14:38

山荘で暫く休憩しましたが、一向に晴れないです。翌日もありますので、仕方なく山頂を目指します。

8/8 14:46

どんどんガスってくるし、雷も鳴ってる⁈

8/8 14:46

虚無の世界に突入。

8/8 14:58

山頂に到着しました。お堂があり、名前の通り、薬師如来を祀っているようです。

8/8 14:58

こんな天気ですが、山頂識を。自分のほかには一人しかいません。（この後、急ぎ帰りましたが、途中から雨にやられ、びしょ濡れになりました...）

8/8 16:57

薬師岳山荘の夕飯です。美味しく頂きました。富山の蒲鉾がポイントですね。

8/8 17:53

雨は通り雨だったようで、直ぐに止んだようですが、結局この日はこんな状態でした。

8/9 5:28

おはようございます。2日目の朝です。良い天気のようで、期待できます。（ただし、午後は雨になるかも、という初日と同じような天気予報です。）
左奥が山頂ですが、先を急ぐため今日は山頂には行きません。

8/9 5:33

富山湾と奥には能登半島ですかね。

8/9 5:37

そして、本日歩く稜線となります。右からぐるりと回って、黒部五郎岳を目指します。（真ん中奥のごついお山です。）

8/9 6:36

太郎小屋を超えた辺りでしょうか。振り返っての薬師岳。昨日の曇りが噓のよう。

8/9 6:36

この辺りは、初日の疲れも感じず、気持ちの良い稜線歩きでした。

8/9 6:38

途中、太郎山に寄ってみます。

8/9 6:42

北ノ俣岳はどれだろう、と思いながら、素晴らしい景色を堪能中です。（よくよく見ると、結構な登りが見えてますね...）

8/9 7:25

黒部五郎岳の存在感たるや...

8/9 7:26

手前が北ノ俣岳のようです。もう間近です。

8/9 7:26

素晴らしい＆気持ち良い。この時は気分アゲアゲでした...

8/9 7:40

フデリンドウというようです。途中でおばさまに教えてもらいました。

8/9 7:48

振り返っての薬師岳ですかね。山頂での天気が天気だっただけに、道中ずっと気になる存在です。

8/9 7:48

黒部五郎岳もかなり近づいてきました。えげつない登りが見えます...

8/9 7:54

北ノ俣岳に到着。（薬師岳をバックに。）

8/9 8:02

しつこく薬師岳。背後には剱岳が。

8/9 8:28

手前が赤木岳ですかね。山頂識見ないまま、スルーしてしまいました。

8/9 8:43

そして、雷鳥発見。さすが富山の県鳥です。

8/9 8:44

道にも出てきて、通行できない。ここで3羽ほど目撃。

8/9 9:23

2日目の大ボスに向かいます。途中、ツラすぎて写真はありません...

8/9 10:35

それでも、約1時間後には到着してますね。折角遠くまで来たのに、この展望です。奥には黒部五郎小舎が見えます。

8/9 10:39

カール内に降りていく道です。黒部五郎小舎迄かなりの距離があります。

8/9 10:40

雲が...初日の再来です。
尾根ルートも通れるようですが、かなりの難路との事。

8/9 10:54

肩越しの頂上。雨は昼過ぎといったので急いで来たのに...

8/9 10:59

余裕はありませんが、カール地形を。

8/9 11:18

ここら辺りで、雨が降り始めます。一応、晴れ男で通っているのですが、2日連続降られるとは思っていませんでした。

8/9 11:18

幻想的ですが、晴れの日にゆっくりしたかったです。

8/9 11:56

黒部五郎小舎にようやく、到着しました。やっぱり地味に長いです。

8/9 13:06

2日目も、晴れたり曇ったりで、この後はすっきりとは晴れませんでした。

8/9 15:19

笠ヶ岳の雄姿です。今回、笠ヶ岳に行きたい、と強く思いました。テント場は気持ちよさそうなロケーションですね。

8/9 16:55

黒部五郎小舎の夕飯です。美味しく頂きました。大根がカレー味でビックリ。
基本朝夕共に2杯は食べていました...

8/10 5:08

おはようございます。3日目の朝です。黒部五郎岳方面はスッキリと晴れています。

8/10 5:24

しかし、自分が向かう三俣山荘方面には、この雲。
天気予報的には、今日は晴れという事でしたが、二度あることは三度ある、という言葉が頭をよぎります。

8/10 5:27

黒部五郎岳のカールに、スポットライトが当たっています。

8/10 5:36

そして、薬師岳方面もこの眺め。

8/10 5:36

こちら側から見る、笠ヶ岳はホンマにかっこいい！

8/10 5:36

幻想的です。

8/10 5:49

お、晴れてきた？

8/10 5:49

風が強いので、雲が流れていきます。

8/10 5:54

ヨツバシオガマ

8/10 5:55

ウサギギク

8/10 5:56

シシウド
植物は直ぐに忘れてしまいます。

8/10 6:19

三俣蓮華岳ですかね。雪渓がありました。

8/10 6:22

鷲羽岳も見えてきました。

8/10 6:40

こちらは、巻いてきた三俣蓮華岳。明日登るので待っててね。

8/10 6:40

やっぱり、雲が...テンション下がります。

8/10 6:41

三俣山荘に到着です。不要なものを置いて、軽めの荷物で、鷲羽岳と水晶岳にレッツラゴーします。

8/10 6:43

晴れるのか、晴れないのか。

8/10 6:49

三俣山荘は、最高のロケーションにありますね。

8/10 6:49

鷲羽岳への登りです。昨日の黒部五郎岳に比べれば、問題なし、です。

8/10 6:55

こちらは、槍ヶ岳、穂高岳方面。雲が出てカッコイイんだけどね...

8/10 7:05

鷲羽岳への最後の一登り。

8/10 7:30

頂上付近でまたガスってきました...

8/10 7:33

またもや、虚無の世界です。

8/10 7:35

一瞬晴れ間も見えるので、粘ります。

8/10 7:38

三角点タッチ。

8/10 7:39

黒部五郎岳方面です。雲が良いアクセントですかね？

8/10 7:39

こちらは、明日進む稜線。手前のなだらかな山が双六岳かと。

8/10 7:47

雲があってカッコいい。良い感じになってきた。

8/10 7:52

ジャーン。粘り勝ち。鷲羽池と槍穂高連峰。よく見る光景ですが感動です。

8/10 7:59

こんな感じで。

8/10 8:04

更に粘っていると、水晶岳方面も晴れてきました。これで、水晶岳に張り切って向かえます。

8/10 8:27

水晶岳＆薬師岳です。

8/10 8:41

水晶岳への稜線です。ここも気持ちよく歩けました。

8/10 8:52

振り返っての鷲羽岳です。

8/10 9:02

赤牛岳と立山ですかね？赤牛岳は特徴的でした。

8/10 9:02

水晶岳が近づいてきました。

8/10 9:07

2日目に歩いた稜線です。奥には白山かな？

8/10 9:15

水晶岳はなかなかの岩場です。今回の縦走で一番の難所でした。

8/10 9:20

一か所だけですが、梯子もありました。木は珍しくないかな？

8/10 9:44

水晶岳到着です。この縦走で一番高い場所となります。
岩場で狭いです。

8/10 9:34

北アルプスの真ん中ですので、沢山の山が見えます。
薬師岳。

8/10 9:35

北側です。赤牛岳と後ろに立山、さらに後ろに剱岳。

8/10 9:35

南側です。鷲羽岳とさらに後ろに槍穂高。そして笠ヶ岳も。

8/10 10:25

名残惜しいですが、帰ってきました。

8/10 10:25

朝の雲は何処へ行ったのやら。

8/10 10:58

帰りは巻道使って三俣山荘に戻ります。全然巻道ではなくガッツリ下がって、ガッツリ登ります。

8/10 11:12

沢沿いの道をガッツリ降ります。

8/10 11:28

クルマユリ

8/10 11:54

最後の登りはしんどかった。やはり、後半は疲れてきますね。

8/10 12:07

三俣山荘に到着。鷲羽岳が近い！

8/10 12:08

槍穂高もこの距離感。

8/10 16:41

布団の脇から、この風景。最高じゃないですか。

8/10 16:50

夜ごはんは、名物のジビエシチューです。毎度毎度ですが、美味しく頂きました。

8/11 4:42

最終日です。今日も素敵な一日になりそうな気配しかありません。

8/11 4:43

先ずは三俣蓮華岳（あの頂上）を目指します。

8/11 5:41

序盤から疲れますが、今日の登りはここだけ、と頑張ります。

8/11 5:41

8/11 5:50

三俣蓮華岳に到着です。みんな大好き県境。しかも3県。山頂識がゆがんで見えるのは気のせいでしょうか？

8/11 5:51

三角点タッチ。

8/11 5:51

見納めとなりそうな、初日ハイライトの薬師岳。

8/11 5:51

同じく、2日目ハイライト。

8/11 5:51

同じく、3日目ハイライト。
よき思い出となりました。

8/11 5:53

槍ヶ岳にも道は続きます。

8/11 5:54

この縦走最後の山頂となる双六岳に向かいます。

8/11 5:57

余裕があれば笠ヶ岳にも行きたかったです...

8/11 5:57

白山ですかね。

8/11 6:18

エモい。あってる？

8/11 6:20

この稜線も気持ちよかったです。

8/11 6:38

振り返っての三俣蓮華岳。

8/11 6:52

双六岳に到着です。人が多かったです。

8/11 6:55

笠ヶ岳も近づきました。左奥は乗鞍岳ですかね。

8/11 6:58

そして、天空の滑走路（というらしい）。気持ちよかったです。

8/11 6:58

あそこも、いつかは行かねば。

8/11 7:37

双六小屋に到着しました。まだ早いですが、たくさんの人が休憩中です。

8/11 7:41

双六小屋のテントサイト辺り。ここも気持ちよい場所でした。

8/11 8:10

槍穂高を見ながら、帰ります。

8/11 8:18

焼岳と乗鞍岳です。

8/11 8:37

鏡平山荘でしょうか。

8/11 8:57

これも、よくある風景。逆さ槍ヶ岳です。
鏡平山荘の写真はなし。あまりの人の多さに連休初日という事を実感しました。

8/11 10:59

笠新道の入口です。今後の為の下調べです。（通り道だっただけ。）

8/11 11:08

あそこまで、登るのはしんどいな。

8/11 11:32

ゴールです。4日間頑張った。

8/11 11:37

稼働停止と聞いた気がするけど、新穂高ロープウェイ動いてました。

撮影機器：

DSC-RX100M7 SONY

iPhone 13 Pro Apple

感想

れがぞー

本来は、中央アルプス縦走予定でしたが、台風の影響を懸念して急遽、予定変更。（結果的には、行けたな...）いつかは行きたいと思っていた北アルプス北部縦走して、百名山4座を巡ってきました。中央アルプス縦走と比較して、これまでに経験していない高低差＆長距離＆長期間を通して歩くので、色々心配していましたが、最後まで歩き通せました。途中天気が悪いこともありましたが、総じて最高の山行が出来ました。長期間の休みを取らないと行くことが出来ない場所ですが、また違う季節に歩きに行きたいですね。

初日は、折立から薬師岳までとなります。宿泊は薬師岳山荘に。ここには水場がないので、薬師峠でくんで、頑張って担ぎ上げてください。序盤は曇りでしたが、何とか晴れている程度だったのですが、徐々に天気が悪化します。晴れるのを待っていましたが晴れないので、仕方なく山荘から頂上往復に。（翌日も長丁場の為、初日に登っておきたかった。）完全な曇りでしたが山頂までは天気が持っていましたが、帰りには雨に...しっかり降られました。
2日目は、薬師岳山荘から、黒部五郎岳を経由して、黒部五郎小舎まで向かいます。高低差はあまり無く、楽しい稜線歩きが楽しめました。でも、黒部五郎岳の登りが思いのほかツラく、最後はバテバテになってしまいました。登っても登っても、近づく気配が感じられませんでした。しかも、ここでも山頂近くになると天気が悪くなってしまいました。山頂から小屋までは、同じく雨にも降られました。
3日目は、三俣山荘に泊まります。荷物を置いて身軽になって、鷲羽岳と水晶岳を往復します。風が強く、雲が多くまたもや天気を心配していました。その後、鷲羽岳山頂で粘った甲斐があり、雲が晴れて風も弱まり、最高の天気となりました。結果的に最高の登山日和となりました。結構な高度差がありましたが、身軽だったせいか楽しく歩けました。でも、三俣山荘への最後の登りは暑さもありバテてしまいました。（あそこは巻道とは言えない位、降ってから登ります...）
最終日は、三俣蓮華岳と双六岳を経由して、新穂高まで向かいます。この日も一日中最高の天気でした。双六小屋迄は最高の景色を見ながら稜線歩きが出来ました。でも、新穂高までの道は思いのほか長く、高度を下げて暑くなるので、なかなかツラかったです。連休の初日だけあり、すれ違う人も多く、みんなバテているようでした。（本当に大変そうでした...）