涸沢BC 穂高岳4峰をやり尽くす
Ukkiee
aolil0519
- GPS
- 56:00
- 距離
- 35.2km
- 登り
- 3,646m
- 下り
- 3,644m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 10:10
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 6:30
| 天候 | 曇り時々雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
|
写真
拍手
装備
| 個人装備 |
ヘルメット
ロープ
確保器
|
|---|
感想
今回の山行はタイトル通り「穂高4峰」をやり尽くす
「北穂」東稜、「前穂」北尾根、「奥穂」から「西穂」へ縦走の予定
5:30 上高地に到着し準備、6:15 上高地BTを出発
明神、徳沢をやって9時に横尾到着
10時 本谷橋、11:15 涸沢ヒュッテ
まずは、救助隊のお兄さんに声を掛けて情報収集
う「これから北穂の東稜に行くんですが、初めてなので、、、」
救「えっこれからですか？今からじゃムリですよ」
う「でも、3時間あれば登れますよね！？」
救「北穂で泊りなら、、、」
う「5時までには戻ってくる予定なので」
救「そのつもりなら、何とか、、、」
と言う会話の後、北穂東稜へのアプローチを教えてもらった
ついでに明日の前穂北尾根の情報も
う「明日の北尾根は8峰からやりたいんです。パノラマコースは無理ですか？」
救「残雪があるので崩壊箇所がそのままなんです。我々が整備して8月中旬ごろからになりますね！？5・6のコルからにしてください。」
う「こちらも初めてなんでアプローチを教えてください」
親切丁寧なお兄さん、ありがとうございました
テント設営後、ギアを装着し11:55 北穂に向けて出発
南稜との分岐までは一般道を登り、浮石に注意しながらガレ場を渡る
途中の雪渓をつぼ足で渡るのがかなり怖かった
石を落とさぬよう慎重にガレ場を稜線にむけて登る
東稜の稜線ではガスに包まれたが楽しく登れた
ゴジラの背のビレイ地点でロープを出す
ランニングをかけながら渡りきった
15:05 北穂高小屋に到着しレーションの蒸しパンを食べる
15:25 小屋を発ち南稜を一気に下る
16:25 涸沢テン場に到着
晩ごはんを食べて明日の飲み水を確保し、20:30に就寝
就寝後イヤな音がテントに響く
「パラパラ」「パラパラ」「パラパラ」と雨の音
小雨だがたまに強風を伴って降っていた
結局、出発予定時間までにやまなかったので北尾根を諦めた
8:30 雨が止んだようなので起床
山で12時間も寝たのは初めての経験だ
明日の天気回復を信じて、穂高岳山荘まで行くことにする
無料の水をつぎ足して10:30 出発
ザイテンを登って12:30 穂高岳山荘に到着
テントを設営して奥穂から前穂を往復するため、13時に出発
13:30 奥穂高岳頂上、15時 前穂高岳頂上
展望があったので写真を撮りまくった
15:30 奥穂に戻るべく前穂を出発
逆ルートを進につれてガスの中に逆戻り
気付けば奥穂高岳、運よくジャンダルムを見ることができた
17:00 穂高岳山荘に戻り、雪に埋めておいたビールで乾杯
晩ごはんを食べて、20:30 明日の天気回復を信じて就寝
就寝後すぐにまた雨が降ってきたが、願いが通じたのかすぐにやんでくれた
3:00 起床してすぐに外を確認
月も星も見えていた、なんとか西穂までやれそうだ
4:30 ヘッデンを点けて出発し、4:55 奥穂頂上
すぐに西穂にむけて出発し馬の背を通過していると、急に霧に包まれた
暗くなったと思ったらとうとう小雨が降り出した
ロバの耳のいや〜な岩場を苦労して登ったが、緊張して手足が動きにくくなった
その後もシトシトと雨は降り続ける
持ち手のガバは心配ないのだが、足を置く岩が濡れているのにはかなりまいった
カッパのズボンを着て、これくらいの雨なら大丈夫だと自分を信じて前に進む
6:30 ジャンダルム 雨のおかげでかなり時間がかかってしまった
ジャンから基部への下りにもかなりの時間を要した
西穂側はやさしいルートなのだが、岩が濡れるだけでこんなにも悪くなるのだ
その後、雨はしばらく小康状態になった
降っては止み、止んでは降ってを繰り返した
天狗のコルから岳沢に下りようかと思ったが、分厚い雪渓に阻まれた
アイゼンはあるがピッケルがない
この急斜面をピッケル無しで下りられない
梅雨明けすぐの時期は雪渓情報も仕入れなければと一つ勉強になった
仕方ないのでそのまま西穂山荘を目指す
天狗の頭の辺りから対向者とすれ違うようになった
皆さん、雨のため1時間ほど足止めをくらったらしい
逆層スラブを下りて、9:10も間ノ岳を通過（多分、、、）
それと、初日に涸沢で出会った救助隊のお兄さんにもすれ違った
「このあんちゃん、どこかで見たなぁ」と思ったらaoが「涸沢の救助隊の人」って
良く覚えてるなぁ〜。
「北穂東稜のっ」って言ったらお兄さんも思い出したようだった
降雨で危険度が高まっているからこそパトロールしてるのでしょうが、でっかいザック背負ってこの滑りやすい雨の中のパトロールお疲れ様デス
また、こちらも場所は覚えていないが、でっかいザックを背負ったお姉さんがちっこいザックのお姉さんを引き連れてガレ場を登ってきた
すれ違った後は上からの落石に注意しなければならないのでなるべく早くその沢を抜け隣の沢に入った直後『ラッ〜〜〜ク！』とデカイ声が聞こえて「ガラガラ」と轟音をたてながらタイヤくらいの大きさの岩が落ちていった
さっきまで彼女らの下にいたのに、あのままいたらと思うとゾッとした
10:10 西穂高岳を通過
11:10 西穂独標を通過
このさき西穂山荘まで団体とのすれ違いに悩まされた
小学生はささっと抜けるが、ツアー軍団はトロトロでまいった
落ちてケガされてもイヤなので待つ時は笑顔でお互いに気持ち良く！
道が広くなってからはダッシュで駆け下り、12:10 西穂山荘に到着
そこからの樹林帯の登山道はぬかるんでいて登山靴がグチョグチョに
途中の『宝水』では冷たい水でのどを潤す
13:50 西穂登山口、14:20 上高地BT、余った時間でちょっとお散歩
河童橋から岳沢方面を見ると長野県警の救助ヘリが飛んでいた
しかも、さっき歩いたばかりの天狗のコル周辺を長い間ホバリングしている
誰か滑落でもしたのだろうか！？
次第にガスに包まれ、ヘリはどこかに去って行った
せせらぎ号で長野まで移動してラーメンを食って夜行高速バスで帰ってきた
神戸に戻り、あるHPに滑落死亡事故の詳細が載ってた
「天狗ノ頭」あたりで落ちて亡くなったらしい
その女性のことは残念ながら覚えていない
逆ルートなので確かにすれ違っているはずなのだが、、、
危なげなくフツーに歩かれていたのだろう
濡れた岩に足を滑らせたのか、浮き石にバランスをくずしたのか！？
このルートは切れ落ちた岩場や崩壊しかけの岩場がたびたび出てくる
この手に持ったガバが、この足を載せた岩が崩れたら、
岩と一緒に奈落の底まで落ちていくのだろうなぁと漠然と考えながら歩いていた
槍穂縦走路を歩き通すには技術・体力のみならず、
運も味方につけないとやれないのだとキョーレツに感じた
6‥00上高地着 食欲はないが、お赤飯と五目おこわのおにぎりを食す。ストレッチをして出発。梓川を見ながらゆっくりめで歩く。屏風岩がきれいに見えた。パノラマコースは、残雪の為通行止め。小屋番や、救助隊の人たちも危なくて入らないほどらしい。8‥50横尾。屏風岩へのアプローチを確認したかったが出来ず。9‥00本谷橋。木の板の橋を渡る。大勢休憩していた。そこからは結構な登りだった。涸沢ヒュッテが見えて雪渓歩きになった。ステップを作ってくれていたが登りはきつかった。11‥50涸沢ヒュッテ。テント設営700円。救助隊の人に北穂の東稜に行くためのアドバイスをもらう。正直、今から行くんですか？と言った感じだった。南稜ルートの涸沢小屋の前の石段をのぼりはじめる。北穂沢の左岸に東稜が確認できた。ゴルジュの上部の雪渓をトラバース12‥45。Yの字になったルンゼの右をつめる。稜線に出ると横尾方面が見えた。楽しい岩場歩きの時間だ。前穂の6峰のたぬき岩がはっきり見えた。ゴジラノセ。ロープを出した。それから少し行くと懸垂下降地点があった。5・6メートル位？乾いていたのでクライムダウンした。ザレ場を登り、北穂小屋へ。14‥50北穂山頂。気圧のせいか、頭が回らなくなる。10分休憩。そして南稜ルートを下る。うっきーに怒られる。RFを間違えたときの態度が悪いので。教えてもらう気がない！らしい。16‥20涸沢テント場。言いたいこと言い合って20‥00就寝。夜半ごろから雨。
8月1日雨。2‥30起きの予定だったが雨なので寝た！8‥30明るいので起きた！12時間も寝た！！北尾根に行く時間はもうないので、穂高岳山荘まで上がり、前穂まで散歩することにした。
10‥35。ザイテングラードの上りはきつかった。12‥35テントを設営700円。13‥05前穂へ。吊り尾根や、北尾根を視察するため。13‥35奥穂。吊り尾根は、岳沢側へひたすらまくルートだ。岩峰を乗越して沢をトラバース。その繰り返し。紀美子平からは、これまた結構な登り。15‥00前穂。屏風、明神岳、前穂
北尾根（3峰はロープがいると思った）北穂の東稜・南陵、ザイテングラードを見た。15‥00発。来た道を戻るのだが、岩峰を乗越、沢をトラバースをまた繰り返していると嫌になってきた。途方にくれかけたころケルンと祠を発見！奥穂だ！！散歩のつもりでいたがちょっと遠かったかな。17‥00穂高岳山荘。20‥30就寝。夜また雨・・・明日はどうなる。
8月2日曇り。3‥00起床。4‥25出発。奥穂。霧雨が降り出す。すぐに止んでくれと思いながらすすむ。とりあえず天狗のコルまで行って時間がなかったら岳沢へ降りよう。岩が濡れて滑るので慎重に歩く。怖くてたまらない。一番避けたかった状況にいることに気付き、心の中で笑った。馬の背も乾いているときはヒョイヒョイ行けたのに今回は四つん這いだ。ジャンに登り6‥30。
感動するまもなく降りた。エンジェル？はまだいた。7‥00天狗のコル。雪渓がかなり残っていて岳沢に降れそうにないので先に進むことにした。それから、間ノ岳に行く間に3パーティーほど出会った。4時に西穂山荘を出発したと言っていた。救助隊のお兄さんと再会。北穂東稜の報告をした。天狗沢はアイゼンとピッケルがあれば降りれるということを聞いた。私たちはピッケルを持ってなかった。余談だが、うっきーと同じ靴を履いていた。10‥10西穂高岳。11‥10独標。人ごみ。12‥10西穂高岳山荘12‥20出発。13‥50西穂高岳登山口。14‥20上高地。
バスが来るまで河童橋から岳沢方面を眺めた。県警のヘリが天狗の頭の辺りでホバリングしている。誰か滑ったのかなと思いながら見た。15‥30アルピコせせらぎ号で18‥10JR長野駅へ。2800円。晩御飯800円22‥30阪急バスで6‥50大阪梅田へ6700円
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