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ヤマレコ

記録ID: 698236 全員に公開 沢登り剱・立山

中房温泉→南中川谷遡行→貧乏沢下降→天上沢下降→水俣川下降→湯俣川遡行→弥助沢遡行→黒部川 奥ノ廊下下降→薬師沢小屋→登山道→折立

日程 2015年08月08日(土) 〜 2015年08月13日(木)
メンバー
 chuki(CL)
天候1〜3日目の午後 晴→3日目夕方 曇時々小雨→4日目 曇時々晴→5日目 曇時々晴→6日目 未明〜午前 雨時々曇、午後 曇
アクセス
利用交通機関
電車バス
8月8日(土)
地元駅→快速同志社前行→7:01JR尼7:02→快速野洲行→
 →7:08JR大阪7:13→環状線京橋鶴橋方面行→7:29鶴橋7:36→
 →(mommomさんと待ち合わせ)近鉄特急→9:49名古屋10:10→
 →名鉄バス→13:34松本BT→徒歩→松本駅14:09→
 →14:36穂高14:50→中房温泉行バス→有明荘前下車15:50頃
※夜行バスの切符がとれなかったので上記の行きかたにした。

8月13日(木)
折立14:10→富山地鉄バス→富山→私鉄→金沢→青春18切符→中山寺(解散)→JR→地元駅
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

1日目
山行
1時間33分
休憩
0分
合計
1時間33分
S有明荘15:5217:25南中川谷 標高1400m付近
2日目
山行
12時間57分
休憩
23分
合計
13時間20分
南中川谷 標高1400m付近05:4011:32標高1864m二又付近(休憩)11:5519:00南中川谷 切通岩近くの小尾根 標高2600m
3日目
山行
7時間35分
休憩
1時間42分
合計
9時間17分
南中川谷 切通岩近くの小尾根 標高2600m05:4007:26小林喜作レリーフ07:30槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐08:14大天井ヒュッテ09:0109:25ビックリ平09:3312:13天井沢貧乏沢出合13:0014:57千天出合
4日目
山行
7時間39分
休憩
1時間16分
合計
8時間55分
千天出合06:4508:50湯俣温泉晴嵐荘09:1509:21湯俣(噴湯丘)09:2209:30野湯(入浴)10:0610:08湯俣(噴湯丘)10:1210:59第一吊橋跡11:0111:21衝立岩11:2312:26第三吊橋跡13:28第四吊橋跡13:3014:42第五吊橋跡14:4615:09硫黄沢出合(以後、釣りしながら上がる)15:40硫黄沢二又から標高100m弱あがったところの湯俣川本流
5日目
山行
9時間27分
休憩
38分
合計
10時間5分
硫黄沢二又から標高100m弱あがったところの湯俣川本流06:3108:33モミ沢出合09:23樅沢出合(以後、弥助沢へ)11:29伊藤新道の裏銀座登山道合流点11:35三俣山荘12:1312:50黒部川水源地標15:20祖父沢出合15:31祖母沢出合15:55五郎沢出合16:36黒部川 奥ノ廊下 五郎沢出合と赤木沢出合の間 標高2020m
6日目
山行
6時間57分
休憩
37分
合計
7時間34分
黒部川 奥ノ廊下 五郎沢出合と赤木沢出合の間 標高2020m05:3106:07赤木沢分岐07:15薬師沢小屋07:2708:19薬師沢左又出合09:37太郎平小屋10:0110:41五光岩ベンチ12:03青淵三角点(青淵山)12:31太郎坂(アラレちゃん)12:3213:05折立ヒュッテG
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
上記コースタイムに自動計算で出てる休憩時間以外にも実際には1回3〜5分程度の休憩を30分〜1時間に1回以上とってます。但し悪場は休憩なし。
コース状況/
危険箇所等
同じコース辿ろうなんて奇特なかたは いてはらへんやろ思いますけど、
沢慣れた人なら、前夜泊+3泊4日ぐらいで抜けれるかも。
折立からタクシーに乗るか、車をデポしておくかすれば なおのこと楽。
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図 [pdf]

装備

個人装備 前爪付アイゼン ピッケル サングラス(chukiのみ) 虫避け網(chukiのみ) バーナー ガス缶 ライター 着火剤 軍手 グローブ 合羽 防寒着 長袖 長ズボン 着替 タオル ザック 行動食4日分 非常食3000kcal 地形図 昭文社山地図 コンパス 高度計付時計 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 ナイフ カメラ ハーネス ヘルメット ATCガイド(chuki) 8環(mommom) 環付カラビナx3 環無カラビナx2 HMSカラビナ スリングx5 ハンマー ロープマン ハーケンを落とさないようにするもの たわし スパッツ 沢靴 銀マット 寝具 サンダル コッヘル スップン 近鉄切符 現金15000円程度
共同装備 mommom担当 釣道具 8.5mm50m 米12合 スープ 棒ラーメンx3 リングボルトx2 キリx1 ジャンピング ハーケン3枚 カムx3 大き目の鍋 chuki担当 10〜15mのロープ 飯盒 湯でもどす主食2食x2人 マヨネーズ 調味料 ふりかけ りんぐぼるとx2 きりx1 GPSロガー 2〜3人用ツェルト ラープ アングルハーケン(小) ナイフブレードx2 軟鉄ハーケン 虫よけ 蚊取線香 AMラジオ 携帯バッテリ microUSBケーブル のこぎり 青春18切符(帰り2人分) ボールナッツ4種
備考 ”ピッケル+ハンマー” → "アイスバイル" がベター。虫除け網必須。強力な虫避けスプレーなど。

写真

南中川谷のしょっぱな
2015年08月08日 16:55撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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南中川谷のしょっぱな
1
焚火、ツェルト、ソーセージ

このサークルKのソーセージより、シャウエッセンのほうが美味い。
2015年08月08日 18:52撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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焚火、ツェルト、ソーセージ

このサークルKのソーセージより、シャウエッセンのほうが美味い。
3
陽射しが無く、寒い。
2015年08月09日 06:11撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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陽射しが無く、寒い。
2
お水、いっぱい
2015年08月09日 07:18撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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お水、いっぱい
1
右岸側から泳いで取りついた滝。ちべたかったわー。
2015年08月09日 07:29撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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右岸側から泳いで取りついた滝。ちべたかったわー。
1
お日様パワーは ぬくい。
2015年08月09日 07:49撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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お日様パワーは ぬくい。
1
タワシでヌメりを落としながら登った滝
2015年08月09日 08:47撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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タワシでヌメりを落としながら登った滝
1
思いのほかシャワークライムを楽しめる
2015年08月09日 10:19撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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思いのほかシャワークライムを楽しめる
2
明るくて立派な直瀑
2015年08月09日 10:27撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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明るくて立派な直瀑
1
主稜線らしきものが見えてきたでぇ
2015年08月09日 11:27撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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主稜線らしきものが見えてきたでぇ
1
滝はまだまだあるし、水量もまだまだ豊富。
2015年08月09日 11:31撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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滝はまだまだあるし、水量もまだまだ豊富。
2
とある滝のリード中のmommom
2015年08月09日 11:44撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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とある滝のリード中のmommom
1
水が濁ってきたなぁ…と思ってたら、とうとう雪が出てきたでぇ
2015年08月09日 12:23撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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水が濁ってきたなぁ…と思ってたら、とうとう雪が出てきたでぇ
1
雪渓登りナウ
2015年08月09日 12:54撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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雪渓登りナウ
1
前爪付アイゼンと沢靴のコラボ
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前爪付アイゼンと沢靴のコラボ
5
雪渓→アイゼン装着→滝→アイゼン外す→雪渓→アイゼン装着→滝→アイゼン外す→雪渓→アイゼン装着→滝→アイゼン外す→…
2015年08月09日 13:25撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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雪渓→アイゼン装着→滝→アイゼン外す→雪渓→アイゼン装着→滝→アイゼン外す→雪渓→アイゼン装着→滝→アイゼン外す→…
2
まだまだ滝があるのぉ
2015年08月09日 14:43撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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まだまだ滝があるのぉ
1
融けて滴がしたたり落ちる雪渓のスノーブリッジをくぐる
2015年08月09日 14:52撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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融けて滴がしたたり落ちる雪渓のスノーブリッジをくぐる
2
この滝もシャワークライム
2015年08月09日 14:52撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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この滝もシャワークライム
1
この雪渓は比較的長かった
2015年08月09日 15:07撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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この雪渓は比較的長かった
1
安曇野市の街並みを見つつ、アイゼンを外す
2015年08月09日 15:20撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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安曇野市の街並みを見つつ、アイゼンを外す
1
雪渓の斜度はかなりきつい
2015年08月09日 15:36撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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雪渓の斜度はかなりきつい
1
この雪渓の切れ目は簡単には降りられず、右岸側のザレから巻いて上部へ降りた
2015年08月09日 15:55撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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この雪渓の切れ目は簡単には降りられず、右岸側のザレから巻いて上部へ降りた
1
photo by mommom. 標高2625m、あと標高差100m弱で切通岩というところで、このナイフリッジのような雪渓。跨いで攀じろうかとも考えたが、パキっと割れる可能性や、この後、稜線まで登れる可能性も考慮し、切通岩直上はヤメて、左岸側の小尾根かルンゼから登ることにした。
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photo by mommom. 標高2625m、あと標高差100m弱で切通岩というところで、このナイフリッジのような雪渓。跨いで攀じろうかとも考えたが、パキっと割れる可能性や、この後、稜線まで登れる可能性も考慮し、切通岩直上はヤメて、左岸側の小尾根かルンゼから登ることにした。
1
日も暮れたが、稜線は まだ先。谷中は羽虫が多いので この日じゅうに大天井荘のテン場まで行きたかったが、ヘッドランプを点けて、傾斜のきつい藪漕ぎは危険なので、小尾根上の比較的 平らな場所で立木にセルフビレイをとったまま、寝袋に入り、ツェルトを被って寝ることにした。
2015年08月09日 19:02撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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日も暮れたが、稜線は まだ先。谷中は羽虫が多いので この日じゅうに大天井荘のテン場まで行きたかったが、ヘッドランプを点けて、傾斜のきつい藪漕ぎは危険なので、小尾根上の比較的 平らな場所で立木にセルフビレイをとったまま、寝袋に入り、ツェルトを被って寝ることにした。
3
朝焼けに感動
2015年08月10日 04:41撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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朝焼けに感動
4
有明山からの日の出
2015年08月10日 05:07撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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有明山からの日の出
1
寝た場所から俺リードで1ピッチで切ったところ。大天井岳を望む。ここからツルベ2ピッチで稜線登山道に出た。
2015年08月10日 06:50撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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寝た場所から俺リードで1ピッチで切ったところ。大天井岳を望む。ここからツルベ2ピッチで稜線登山道に出た。
1
稜線登山道に出たところ。表銀座は登山者が多い。
2015年08月10日 07:08撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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稜線登山道に出たところ。表銀座は登山者が多い。
1
喜作レリーフを過ぎ、高度感のある巻き道をビビりながら辿ってると、槍ヶ岳が見えてきた。
2015年08月10日 07:40撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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喜作レリーフを過ぎ、高度感のある巻き道をビビりながら辿ってると、槍ヶ岳が見えてきた。
3
左奥はジャンダルムってゆうって登山のかたから教えてもらいました。
2015年08月10日 07:41撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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左奥はジャンダルムってゆうって登山のかたから教えてもらいました。
1
大天井ヒュッテで大休憩。缶ビールを買って乾杯。メールで山岳会と家族に連絡を入れる。天気予報の情報を仕入れ、水を買って、棒ラーメンを食ってから出発。若人を たくさん見た。
2015年08月10日 09:06撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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大天井ヒュッテで大休憩。缶ビールを買って乾杯。メールで山岳会と家族に連絡を入れる。天気予報の情報を仕入れ、水を買って、棒ラーメンを食ってから出発。若人を たくさん見た。
1
貧乏沢に入ってスグの這松の藪。踏み跡は明瞭で迷いようがない。
2015年08月10日 09:32撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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貧乏沢に入ってスグの這松の藪。踏み跡は明瞭で迷いようがない。
1
這松帯を抜けると、膝に悪そうなガレ。
2015年08月10日 09:35撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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這松帯を抜けると、膝に悪そうなガレ。
1
貧乏沢下降途中も槍ヶ岳が見えた。踏み跡は主に左岸側にあった。踏み跡を見失った時は沢床を降りた。何も難しくはない。天井沢に出る少し前で水が切れた(=伏流になった)。
2015年08月10日 11:55撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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貧乏沢下降途中も槍ヶ岳が見えた。踏み跡は主に左岸側にあった。踏み跡を見失った時は沢床を降りた。何も難しくはない。天井沢に出る少し前で水が切れた(=伏流になった)。
1
お昼ごはんの材料
2015年08月10日 12:23撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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お昼ごはんの材料
1
サラスパ。1分で ゆで上がる。
2015年08月10日 12:32撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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サラスパ。1分で ゆで上がる。
2
千天出合の少し上流にあるゴルジュ。右岸に旧登山道らしき踏み跡がある。滑って怖かったので懸垂で沢床に降りてから再度、踏み跡に上がりたかったが、mommomが大丈夫というので結局、懸垂はせず、踏み跡どおりに降りた。途中、残置ハーケンがあった。
2015年08月10日 14:39撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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千天出合の少し上流にあるゴルジュ。右岸に旧登山道らしき踏み跡がある。滑って怖かったので懸垂で沢床に降りてから再度、踏み跡に上がりたかったが、mommomが大丈夫というので結局、懸垂はせず、踏み跡どおりに降りた。途中、残置ハーケンがあった。
1
千天出合付近の天井沢。
2015年08月10日 14:51撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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千天出合付近の天井沢。
1
千天出合から見た千丈沢。
2015年08月10日 15:59撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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千天出合から見た千丈沢。
1
シーフードカレー。

レトルトに缶詰。連泊の沢登りのオカズとしては重た過ぎるが、美味かった。
いや、でも、イカの缶詰はカレーとは別に食べたほうが美味かった。w
2015年08月10日 16:27撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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シーフードカレー。

レトルトに缶詰。連泊の沢登りのオカズとしては重た過ぎるが、美味かった。
いや、でも、イカの缶詰はカレーとは別に食べたほうが美味かった。w
3
硫黄尾根にある「七面の大グラ」と命名。
2015年08月11日 07:35撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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硫黄尾根にある「七面の大グラ」と命名。
1
伊藤新道
2015年08月11日 08:36撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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伊藤新道
2
伊藤新道の吊橋
2015年08月11日 08:38撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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伊藤新道の吊橋
2
晴嵐荘の吊橋。「クマもん出ます」と書いてありますが、「クマもん出るモン」に書き換えたい♪
2015年08月11日 08:49撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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晴嵐荘の吊橋。「クマもん出ます」と書いてありますが、「クマもん出るモン」に書き換えたい♪
3
晴嵐荘の前で これから樅沢(orモミ沢)に向かうという二人の釣師らしきオジサンとスレ違いました。
2015年08月11日 08:51撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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晴嵐荘の前で これから樅沢(orモミ沢)に向かうという二人の釣師らしきオジサンとスレ違いました。
1
丁度いい湯加減。まさに極楽。
2015年08月11日 09:38撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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丁度いい湯加減。まさに極楽。
5
作業着の調査員2名のかたに追いつき、挨拶しました。
2015年08月11日 10:57撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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作業着の調査員2名のかたに追いつき、挨拶しました。
2
湯俣川の水流に耐える…の図
2015年08月11日 11:32撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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湯俣川の水流に耐える…の図
2
稜線が見えてきたでぇ
2015年08月11日 12:47撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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稜線が見えてきたでぇ
1
ワリモ沢出合
2015年08月11日 12:57撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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ワリモ沢出合
1
なんだか日本離れした景色
2015年08月11日 13:05撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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なんだか日本離れした景色
3
なんだか日本離れした景色
2015年08月11日 13:17撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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なんだか日本離れした景色
4
崖の上からアメリカ先住民が馬の上から矢を放ってきそうな、、、西部劇 見過ぎ?
2015年08月11日 13:36撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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崖の上からアメリカ先住民が馬の上から矢を放ってきそうな、、、西部劇 見過ぎ?
1
イオウ沢の一個下流側の右岸枝谷。硫黄分濃そう。
2015年08月11日 14:37撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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イオウ沢の一個下流側の右岸枝谷。硫黄分濃そう。
2
麻婆春雨、鯖缶。
2015年08月11日 17:47撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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麻婆春雨、鯖缶。
4
釣り師のオジサン二人が少し下流で橙色のタープを張ってます
2015年08月11日 17:47撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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釣り師のオジサン二人が少し下流で橙色のタープを張ってます
2
太目の木が少なかったので、鋸で切ってきて燃やしましたよん。
2015年08月11日 19:20撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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太目の木が少なかったので、鋸で切ってきて燃やしましたよん。
2
魚影濃し。
2015年08月12日 07:41撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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魚影濃し。
1
弥助沢から槍ヶ岳を望む。
2015年08月12日 10:40撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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弥助沢から槍ヶ岳を望む。
1
槍ヶ岳バックにシャワークライミング。槍穂先が切れてるか、、、、
2015年08月12日 10:50撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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槍ヶ岳バックにシャワークライミング。槍穂先が切れてるか、、、、
2
弥助沢で最後のシャワークライミング。
2015年08月12日 10:51撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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弥助沢で最後のシャワークライミング。
1
弥助沢源頭。
2015年08月12日 11:06撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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弥助沢源頭。
1
槍ヶ岳、硫黄尾根、弥助沢源頭。
2015年08月12日 11:30撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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槍ヶ岳、硫黄尾根、弥助沢源頭。
1
三俣山荘の食堂で喰ったオムライス。ケチャップ味が脳細胞に染み渡った。
2015年08月12日 11:59撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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三俣山荘の食堂で喰ったオムライス。ケチャップ味が脳細胞に染み渡った。
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ワリモ岳?だっけ?
2015年08月12日 12:18撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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ワリモ岳?だっけ?
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黒部川源頭部の雪渓。
2015年08月12日 12:45撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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黒部川源頭部の雪渓。
1
黒部川源流碑
2015年08月12日 12:48撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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黒部川源流碑
3
奥ノ廊下の流れを埋める雪渓。
2015年08月12日 13:11撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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奥ノ廊下の流れを埋める雪渓。
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本日も雪渓くぐりアリ。
2015年08月12日 13:16撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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本日も雪渓くぐりアリ。
1
中俣乗越の東の2578mピーク
2015年08月12日 15:38撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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中俣乗越の東の2578mピーク
1
五郎沢出合から下流側は こんな感じの川原が しばらく続く。
2015年08月12日 16:32撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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五郎沢出合から下流側は こんな感じの川原が しばらく続く。
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サラスパ。オリーブ、ツナ等が具
2015年08月12日 17:37撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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サラスパ。オリーブ、ツナ等が具
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飯盒生活もコレで終わりかと思うと なんだか愛おしい。
2015年08月13日 04:16撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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飯盒生活もコレで終わりかと思うと なんだか愛おしい。
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高野豆腐もコレで終わりかと思うと、ゆっくり味わって食べたくなる。(うそ)
2015年08月13日 04:16撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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高野豆腐もコレで終わりかと思うと、ゆっくり味わって食べたくなる。(うそ)
2
昨夜からの雨でツェルトはびちょびちょ。ツェルトの中のブツも一部、びちょびちょ。
2015年08月13日 04:51撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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昨夜からの雨でツェルトはびちょびちょ。ツェルトの中のブツも一部、びちょびちょ。
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ん、滝?
2015年08月13日 06:07撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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ん、滝?
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川幅いっぱいに渡る滝やったけど、通過に苦労はしなかった。
2015年08月13日 06:10撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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川幅いっぱいに渡る滝やったけど、通過に苦労はしなかった。
1
人気の赤木沢の出合。
2015年08月13日 06:11撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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人気の赤木沢の出合。
3
少し泳いだ。
2015年08月13日 06:18撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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少し泳いだ。
ようやく薬師沢小屋の吊橋に着いた。ここからコースタイム通りに登山道を辿れば、14時前に折立に着き、バスに乗れるはず。水を汲んだのは良かったが、小用を足すのを忘れ、しばらく悶々しながら登山道を歩いていたmommomさん。
2015年08月13日 07:21撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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ようやく薬師沢小屋の吊橋に着いた。ここからコースタイム通りに登山道を辿れば、14時前に折立に着き、バスに乗れるはず。水を汲んだのは良かったが、小用を足すのを忘れ、しばらく悶々しながら登山道を歩いていたmommomさん。
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太郎平小屋
2015年08月13日 09:41撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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太郎平小屋
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靴を脱ぐのが邪魔臭いという理由で、雨風で寒い外で喰った。。。w
2015年08月13日 09:47撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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靴を脱ぐのが邪魔臭いという理由で、雨風で寒い外で喰った。。。w
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謎の柱。
2015年08月13日 11:34撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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謎の柱。
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折立ヒュッテ。
2015年08月13日 13:06撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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折立ヒュッテ。
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富山のエキマルシェで買った美味い酒。
2015年08月13日 18:20撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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富山のエキマルシェで買った美味い酒。
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富山のエキマルシェで買った白えび丼。美味かった。
2015年08月13日 18:07撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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富山のエキマルシェで買った白えび丼。美味かった。
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サンダーバードの乗車位置を示す、ショボ過ぎるテープ。
2015年08月13日 18:13撮影 by COOLPIX S33, NIKON
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サンダーバードの乗車位置を示す、ショボ過ぎるテープ。
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遡行図 南中川谷1/2
2015/8/8〜9
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遡行図 南中川谷1/2
2015/8/8〜9
遡行図 南中川谷2/2
2015/8/9〜10
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遡行図 南中川谷2/2
2015/8/9〜10
遡行図 大天井ヒュッテ→晴嵐荘→湯俣川ワリモ沢出合下流
2015/8/10〜11
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遡行図 大天井ヒュッテ→晴嵐荘→湯俣川ワリモ沢出合下流
2015/8/10〜11
遡行図 湯俣川ワリモ沢出合→弥助沢→三俣山荘→奥ノ廊下下降→薬師沢小屋→(登山道)→折立
2015/8/11〜13
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遡行図 湯俣川ワリモ沢出合→弥助沢→三俣山荘→奥ノ廊下下降→薬師沢小屋→(登山道)→折立
2015/8/11〜13
撮影機材:

感想/記録
by chuki

●行先選定
 「お互い谷中二泊まではしたことあるけど、谷中三泊以上はしたことないな。」ゆうことで、谷中三泊以上の沢登りをすることにした。
 北又谷、八九和川なども候補に挙がっていた。
 あと一人以上、同行者が居れば、八九和川の予定だったが、見つからず、信濃又河内とか なんか色々候補があったが、結局、「高瀬ダム→高瀬川遡行→黒部川下降→折立」の俺プランに、mommomさんが去年のお盆に行こうと言っていて、悪天でヤメた南中川谷遡行を混ぜ、「中房温泉から入渓谷、遡下降して、高天原温泉に浸かって折立に降りる」という計画になった。

●記録
・8/8(土)
 昨夜、帰宅後準備してたら4時間しか寝れなかった。でも、行きの車内で寝れるから えっか。自宅最寄バス停からバスに乗り、電車に乗り、3回乗り換えて、鶴嘴の近鉄のホームに着くとmommomさんが居た。彼もデカいザックと手提げ袋。俺も手提げ袋にハーネス、ガチャや沢で着る上下を入れてある。今、持っているものの内、ゴミとして ほれるもの以外は全て谷中に持っていかねばならない。大丈夫かなぁ。
 近鉄特急内でアルコール摂取し、ちょっと寝ようと思ったが結局あまり寝れなかった。それにしても よく止まる特急やった。
 名古屋で名鉄バスに乗る。ここはクレジットカードで買えた。バスターミナルは1年半ほど前からキレイになっているらしい。
 名鉄バスでもあまり寝れないまま、松本へ。そこは灼熱地獄やった。サークルKで今晩と明朝のゴハンを買い、JR大糸線に乗る。なんとか座れた。
 穂高駅で降り、あまりの登山客の多さに、バスに乗れるかビビったが、客が多い時は2号車を出すようやった。
 穂高駅→中房温泉のバスは、補助席も ほぼ満席になるぐらい、満員乗車で、ザックは車内持込、網棚には置けず足元か膝上に置くしかなくて、窮屈でたまらない。
 バスは どこかの宿に寄ってから中房温泉への山道に入る。バスのエンジンはスゴい唸り声をあげながら つづら折れの坂道を上がっていく。mommomさんは冬季、この道路を歩いて登ったそうな。
 どこかの沢が枯れていたので、「水あるかなぁ。」と心配になってたが、中房川が見えてきて、よぉけ流れてるのが見えて一安心。
 ようやく有明荘に着き、取りつきまで下っていく。中川谷出合から少し上流のところにチェーンがかかった土道の入口があり、そこで着替え等する。
 中房川の水は透明、石は白い、砂も白くて柔らかい。水量は思いのほか多い。水温は さほど冷たくはなかった。橋を過ぎて中川谷に入り、堰堤や小屋を幾つか過ぎて、問題なく小滝を越えていくと、北中川谷と南中川谷の出合。そこからテン場を探しながら歩き、標高1400mあたりで左岸にツェルトスペースを見つけ そこを泊地とする。
 この日は飯盒炊爨は無しで、ツェルトを張って、焚火をした後は、松本のサークルKで買ったものを適当に喰いながら酒を呑み、お話をした。mommomさんは洋酒をプラボトルに入れて持ってきていたが、なんと この夜に全て呑み干してしもた。あと4〜5夜は過ごすというのに…。

・8/9(日)
 遡行開始直後からガンガン水に浸かっていくが、陽は当たらず、水も冷たく、身体が冷える。シャワークライムしたりもする。ある滝は泳いで取りつき、相方を引っ張りあげた。
 しばらくいくと、ゴルジュ地形から川原っぽくなり、陽だまりで少し休憩。胸まで浸かってへつったところもある。連瀑を越え、また川原。またゴルジュっぽいところ。ある、スラブ滝はタワシでヌメりを落としながらリードした。
 稜線が見えてきて嬉しくなる。今日は、「14:30迄に大天井荘に着けば、貧乏沢下降してから泊、それ以後になれば、大天井荘テン場で泊。」という予定。さー、あの稜線まで行くぞー。ある滝を左岸のザレから巻いた時、荷揚げが大変でどうしようかと思っていたら、フォローが俺のザックを ひきずり持ちながら登ってきてくれた。ありがとうごぜぇやす。
 標高1950m辺りから雪渓が出てくる。標高2000mでアイゼン装着。切通岩までなら、標高差は あと700mや。なんとかなる。
 雪渓が切れ、アイゼンを外して、滝登り。え、また雪、で、次、滝。スノーブリッジもある。アイゼンつけたりはずしたりを繰り返してるうちにどんどん時間が経って、日が傾いてくる。雪渓に乗ったはいいが、降りるのが大変で、右岸のザレを登ってから降りたりしたこともある。
 あと、標高差200mを切ったというところで、雪渓がナイフリッジみたいになっている数mがあり、これを越えたかったが、リッジが崩れる可能性や、リッジを越えた後、ほんまに行けるの?と言う心配もあり、ここには突っ込まないことにした。
 少し降りて、アイゼンを外してから、mommomリードでザレを登る。大量の砂、岩を落としながら登っていった。すごい。で、俺つるべ。まぁちょこちょこと。
で、懸垂で あるルンゼに降りようとしたが、懸垂の支点にしていたハーケンが抜けたが、ズルズルっと降りて、バランスよく着地し、事なきを得た。
 その後、運命の分かれ道になる。右は岩岩のルンゼ。後半結構立ってきて、その後、見えてないので登れるかどうかは行ってみないと分からない。左は草付で、その後しばらくいくと潅木。mommomさんと相談して左を選ぶ。でもって、嫌らしいのでビレイしてもらって登っていく。今度は落石はさほど起きなかった。のぼってー、少し傾斜が緩くなり、延々と登ってーー、、、ロープ40mぐらい引っ張って、少し安定した場所で立ち木にセルフを取ってからビレイ解除。で、mommomさんも登ってくる。mommomさんは羽虫にやられている。悲鳴をあげている。かなり辛そう。もうとにかくなにがなんでもテン場まで行きたいみたい。羽虫から逃げたいみたい。でも もう薄暗い。東向きの谷は暗くなるのが早いのだ。その代わり、明るなるのも早い。mommomさんに「ヘッドランプつけて藪漕ぎはやめたほうがいい。」とビバークを提案するが、「虫がおって休憩できひんからテント場まで行きたい」という。「んーーーー、しゃーないかなー」と思い、ほな準備しょうか、としかかると、「ここでビバークでもいい。」という。ほっとして、ビバークの準備。お湯わかして、ジフィーズ(別メーカだが)のペペロンチーノを喰った。水はあまりない。立ち木でセルフビレイをとったまま、寝袋に入り、シュラフカバーに入り、ツェルトを被る。下界の、おそらく穂高の街灯りが見える。ここはそんな場所なのかー。風も雨もない。沢の水流の音は少し聞こえる。でも離れてるから静か。虫の羽音だけがうるさい。こんなんで寝れるんかいなと思ったが、無理矢理寝返りをうちながら、なんとか寝れた。が、やはり、セルフビレイをとりながら、ナナメってる、平らでない場所に寝るのは、それなりに大変やった。
 最終下山日時まで あと何日もある。そこは心強い?!

・8/10(月)
 鮮烈な朝焼けで起きる。相変わらず虫だらけ。スポーツようかんを口にし、水を一口のみ、荷物を片付けて さぁ出発。mommomさんが開口一番「リードお願い出来ますか?」と言うので、「よっしゃ」と登り出す。さほど苦はない。ただ、落石を起こさないように、浮石に細心の注意を要した。結構、立ってるとこを登る。昨夜、登り続けてたら、死んでたかも と思った。あそこでビバークしてよかった。ってゆうか、もっと下で、平らなとこで寝てたら もっとよかってんけど。
 とらばろうかと思ったが、いやらしいので、回り込んでからさらに直上。案の定ロープの流れが悪くなり、約25m伸ばしたところで一旦切る。そこからmommomつるべ。出だし、悪かったが、その後は苦もなくロープがするする伸びていく。40mほど伸びてビレイ解除。次、俺リード。木が低くなってきて、眺めがよくなってくる。今日も快晴、最高やなぁ。藪の薄いところから一番高いところをめざしていく。なんだか人の声が近いな と思ったら、ぱっと稜線に出た。登山道は反対側の3〜4m下をトラバースしていた。ここなら登山客に邪魔にならずにビレイできるから丁度いい。というかビレイしなくてもいいぐらいやねんけど、まぁ最後にフォローのビレイもして、朝一の3ピッチの登攀を終え、mommomと握手を交わす。リポDのCMみたいや。
 遠景写真を撮りまくった後、ガチャをお互い整理する。mommomはザックに荷をきちんと詰めなおしてから行くというので、足の遅い俺は先に歩き出すことにした。
 これが喜作レリーフかー。わー。
 で、トラバース道に入る。下を見ると、うわー、これ、落ちたら止まらへんなーって感じで高度感あり過ぎで怖い。びびりながらたどっていくと、突如、槍ヶ岳が現れる。わぉー。またまた写真撮りまくり。登山の人が「あれがジャンダルムです」と教えてくれる。
 しばらくの間、左上を見上げると大天井岳、右は飛騨山脈の遠景というスゴい景色の中、歩いていくと、間もなく大天井ヒュッテに着く。ここでは水を買い、棒ラーメンを作り、天気予報を聞き、あと、山岳会と家族にメールで連絡を入れた。スマホの電源を入れて しばらくは圏外やったけど、そのまま5〜10分置いといたら、圏内になってた。
 大休憩の後、歩き出す。昨日より羽虫は少ない。それにしても暑い。登山道って こんなに暑いんかーって思う。
 貧乏沢の下降口には木製の看板がある。最初は這松帯、後、ガレ場。下るのは膝に悪そうなガレ。まぁでも、こけたりすることもなく、高度を順当に下げていく。しばらくするとガレから、樹林帯の踏み跡というか、奈良の山では登山道といってもいいぐらいの道になり、たどっていく。水の無い下りが続くが、樹林帯では 暑さはマシ。またガレ場に合流したり、左岸側に出てきた踏み跡を拾って辿ったり、を繰り返し、標高2110m付近で右側から沢が合流する地点で5m滝があり、このあたりから まともに水が流れだす。そこで上半身裸になって天然シャワーを浴び、クールダウン。また、左岸の踏み跡なり、沢床なりを下る。一か所、無理矢理巻き下ろうとした滝で、植生に足がつかまって ひっくり返って なかなか抜けられなかったこともあった。天井沢まで あと少しというところで貧乏沢の流れは伏流となった。
 天井沢に出たところで お昼ごはん休憩。サラスパを美味しくいただいた。
 しばしの川原歩きの後、ゴーロが詰まったゴルジュっぽいところを下る。地形的に右岸くだりかなということで、巻き降りようとすると、立派な踏み跡が見つかり、そこを辿る。これはかつての登山道なのかもしれない。それにしてもすごい水量の滝や。踏み跡の途中で2mほどの岩面があり、滑ってコケる。その後も、外傾してて、20cm幅の狭い踏み跡になっていて、滑り落ちたら嫌なので、一旦懸垂下降して沢床に降りて、滑り易そうなところを過ぎてから再度 踏み跡に戻ることにする。で、懸垂のロープを立木にセットし、降りようとするが、流れでロープが引っ張られている。そう、ロープが引っ張られると大変降りにくいんや。で、根来さんや小山伏さんに教えてもらった、降渓テクを使おうとするが、今回、残置してもいいようなカラビナは持ってきていない。どうしたものかと逡巡していると、mommomが、「ややこしい懸垂せんでも踏み跡そのまま辿れますよ。」と言い出し、んーーーと なおも逡巡してると「いってきましょかー。さっき滑ったからビビリ入ってるだけですわ」とか言い出したので、まー行ってみるかな、落ちても まぁ水もあるし。。。で、そろそろ降りる。と、残置のハーケンがあった。誰か、確保しながら昇り降りしてたんやろか。で、まぁなんてことはなく、そのまま辿れた。mommomはんにはロープ出したりなおしたりしてもろて、手間をかけてしもて すんませーん。
 そこから間もなく千天出合。手頃な砂地の平坦な場所があり、15時前ということで まだ少し早いが、mommomが「昨日の疲れが残ってて しんどい。早めに休みたい。」というので 晴嵐荘まで行って、湯の近くで寝たかったんやけども、ここで泊とした。
 焚火に苦手意識のあるmommomに自信を持ってもらいたいと、焚火担当を任命するが、「雨も降りそうやし、今日は勘弁して、次、やるから」と強硬に繰り返すので、ま、いっかと俺が焚火をした。乾いた木が大量にあり、雨がぱらついたとはいえ、火付けに苦労はしなかった。が、風がきつすぎて、牛乳パックの切れ端では手で囲ってもスグ火が消えてしまうので、mommomのメタを借りて点けた。3日目にして ようやく飯盒炊爨。この日のゴハンは芯はなかったが硬かった。mommomが「無洗米だから洗わなくていい。水を吸わせる必要なし。」というので、いつもなら研いだ後、1時間は水に漬けておくのだが、今回、20分ほどしか漬けてなかったのだ。
 mommomが苦労して ここまで担いできた業務スーパーのレトルトカレーは美味かった。缶詰のイカも美味かった。が、カレーに このイカを入れてシーフードカレーにするメリットはなく、別々に喰ったほうが それぞれ より美味かったと思う。
 焚火を堪能しつつ、衝撃の告白をする。貧乏沢の下降で少し左膝に痛みを感じていたため、折立に抜けず、高瀬ダムへ下山したほうがいいかもしれない…と。これを聞き、最初は、mommomは「ほな私は晴嵐荘から登山道経由で折立に抜けます」と言っていたが、しばらくして、考え直したのか、「降りるなら一緒に高瀬ダムに降ります。」と言ってくれた。結局、明日、朝起きた時の足の調子や体調などの具合を見て、どうするか決めることにした。せっかくの長い休みなので、出来れば予定通りに折立に抜けたいのだが。。。"痛みが回復するようにベストを尽くす"ため、持ってきていた湿布を貼りまくり、クエン酸もビタミン剤も飲んで、未だ薄明るい内から横になった。雨がパラついてきたせいで、mommomもスグ ツェルトに入ってきた。

・8/11(火)
 起きると、左膝の痛みは消えていたので、高瀬ダムに下山はせず、折立に抜けることにする。
 計画ではワリモ沢を詰めるのが第一候補だったが、第二候補の弥助沢or樅沢詰め に決める。
 時折 見える硫黄尾根は威圧的。七面の大グラに似ている岩場があったので、「硫黄尾根の七面の大グラ」と勝手に命名する。
 mommomが「朝一のせいか しんどい」というので、ずっと持ってもらってるロープを俺が担いだ。
 苦も無く渡渉を繰り返す川原歩きを続けると、吊橋が見えてきた。
 「あれっ、こんなんやったかな?!」と思いながら近づくと、それは晴嵐荘前の吊橋ではなく、旧伊藤新道とつながっていた吊橋やった。
 湯俣川の色は水俣川と まるっきり違う。まるで別世界。
 吊橋から道を辿って晴嵐荘に向かう。晴嵐荘の前で登山靴のオッチャン二人組とスレ違う。「もみさわから来たのか?」と訊いてきはったので
 「違う」と答えた。この前後でも時折、登山者と「どこから来たの?」とか「どこに行くの?」と訊かれることがあったが
 話が長くなるので、かなり端折って答えていた。
 晴嵐荘に来たのは、酒、天気情報の入手の他、何かあった時のために「沢登りの二人組が来た」と覚えてもらうためでもあったし、
もう一つの目的、「晴嵐荘の風呂に入る」というのがあったのだ。
 噴湯丘近くで川を掘ったりすれば 湯に浸かれることは知っていたが、段取りに時間がかかりそうなので、こちらの風呂に入ろうと
思ってのことやった。が、当時、晴嵐荘に唯一一人しかいないオニイサマによると、「風呂掃除中。12時まで待ってくれたら入れるけど。」とのこと。
ここに着いたのが9時半前。とても昼まで待つ気にはなれなかったので、缶ビールと柿の種などゲットしただけで、おさらばすることにする。その前にオニイサマに
噴湯丘近くの過去に作られて残ってて入り易くてオススメの野湯スポット情報を詳しく教えてもらう。
「右岸側で3つあるうちの一番下流側がベスト」ということやった。
ちょうどその場所に着き、ほんまにええ湯加減で浸かることができた。
20分ほど浸かってたかな。
mommomさんは野湯のおかげで蚋に噛まれたところの痒みが治まったと言っていた。
 噴湯丘から湧き出る湯を触ってみたらメッチャ熱かった。
 赤茶けた硫黄尾根、硫黄の結晶と思わしきモノ、白っぽく濁った色合いの川、…、ガレ場が多く、次いつ崩れてきてもおかしくないような感じ。
 まるで日本ではないような、西部劇でアメリカ先住民が谷底を走る白人の幌馬車を襲う場面のような、そんな景色。
 いや、もしかしたら、ここは地球ではなく、いつの間にか火星にでも飛んできたのかも。火星に川が流れていたら こんな感じではないやろか。
 そんなことを思わせるような絶景が続く。
 あ、そういえば、お二人の作業着、白ヘルのかたを抜かしました。建設なんとか研究所とかなんとか そんな名前が作業着に刺繍されていた。
 こんな川に調査に来るのか。すごい仕事があるもんやな。。。
 その調査員のかたが教えてくれたトラロープがありましたが、そんなものは無視して水線突破です。いや、水際突破というべきか。
 ワレモ沢出合を過ぎると、右岸側に高い滝が見える。いったい何mの高さなのか、、、何mでもいっか。。。あまりに景色が雄大過ぎて、感覚が変わってきたような感じ。
 硫黄沢の一つ下流側の右岸枝谷も印象的な色の川床やった。
 硫黄沢出合を過ぎると、晴嵐荘の前でスレ違ったオッチャンらに追いついた。対岸に居たので水音でよく聞こえなかったが、「ここから先に進んでしまうとテン場まで3時間かかる。」とか「ここから魚釣れるよ」とか教えてくれはった。
 オッチャンの言うことをそのまま受け入れて、mommomさんに竿を出してもらったが、釣れなかった。
 テン場はゴーロ帯のはざまに砂地を見つけて そこにツェルトを苦労して張った。
 焚火もよく燃えたし、テン場は快適、アルコールと釣果がないのが残念やったが、まぁでもシヤワセ。
 明日に備え、ごはんをよく食べ、ビタミン剤を飲み、クエン酸も飲み、湿布を貼って寝た。
 そうそう、湿布は水に濡れるとドロドロになるというのを この時 学んだ。なので、以後、湿布は寝る時のみとした。

・8/12(水)
 今日は いよいよ二回目の主稜線越えで、これを抜けると黒部川や。抜けれるかどうかは行ってみないと分からない。雪渓が どうなっているか、ガレやザレや岩場があるのか、それとも ひどい藪漕ぎをしないといけないのか。行ってみないと分からないからオモロい。せやけど、2010/8/14に、三俣蓮華岳の巻き登山道をはずれて、8/30に湯俣川 標高1700m付近で生きて発見された61歳の女性は、懸垂下降などすることもなく、下降できてた様子なので、残雪の量や地形の変化などで影響があるとはいえ、多分、いや 95%は大丈夫やと思っていた。
 朝からいきなりゴーロ帯や。今朝の朝一mommomは調子悪くないので そのままいく。ゴーロ帯が終わるまで1時間ほどやったかな。過ぎればテン場もチラホラあったので、釣師二人組の親切なオッチャンの意見を受け入れず、そのまま遡行を続けてても、悪くはなかったかも。
 標高をあげると、それまで良かったフリクションが、赤くヌメった苔のせいで悪くなってきた。で、水中の石や岩も、水際の岩も、ツルツルとよく滑るようになり、慎重に歩を進める。
 とうとう眼前に主稜線が現れる。雪はさほどない。大天井岳あたりから見えていた山の東斜面が間近に迫ってきている。この辺り、ほぼ川原歩き。魚影は濃い。釣師のオッチャンが言うてたのはホンマやった。
 この川原歩きで集中力が低下していたせいか、二つの印象的な出来事があった。一つは、川原の途中の2m弱の乗っ越しでガバ代わりに持った岩が浮石で下にゴロんと転がり、俺も背中からボちゃんと水にハマったこと。この時は落ちてくる浮石をうまい具合に避けられたので、ほんまラッキーやった。もう一つ、水中のヌメった岩に足を滑らせ、左膝をグネってしまったこと。かなり痛かったので10分ぐらい休んだ。痛みがあるところが熱を持ってるようやったので、川の水で冷やした。
 左膝を伸ばしたり曲げたりすると痛い。でも歩けそうや。この後、少しびっこをひいた感じで登ることになる。
 樅沢を詰めるのか、弥助沢を詰めるのかを選ばなければならない。弥助沢出合から見た樅沢は上部が見えていない。でも比較的雪が多いような気がする。弥助沢は地形図上で標高2350〜2400mが詰まっていて、心配ではある。この点、樅沢のほうが均一な等高線間隔である。
 mommomは樅沢を詰めたいようやったが、ココはバシっと弥助沢にさせてもらった。
 弥助沢右又はもナルいので、本流がダメならそっちに逃げようという作戦。(作戦といえる?)
 水量が少なくなって魚影も消えていく。水が終わる前に汲んでおくが、汲んだ後もだいぶ長いこと水は流れていた。
 ようやく弥助沢の全貌が明らかになる。はっきり言って楽勝や。等高線の詰まってる辺り、滝も見えるけど、ガレっぽくて登れそう。少なくとも岸壁ということはない。実際近くまで行ってみると、浮石に少し気をつける必要はあれど、槍ヶ岳をバックに快適なシャワークライムをフリーで続けていくだけで、この等高線の詰まった標高2350〜2400mを難なく過ぎることが出来た。標高2200mあたりからはヌメる赤苔が減ってきてフリクションはよくなった。
 標高2400mあたりで斜度の切り替わりがあり、そこから上は草原とお花畑という雪国の沢にありがちな楽園である。まだチョロチョロと流れるトコロを辿っていく。後ろを見ると槍ヶ岳や硫黄尾根のほか、赤沢と湯俣川本流の間の尾根に続くであろうトラバース路の伊藤新道もハッキリと見える。
 写真を撮ったり、水を飲んで一息入れたりしながらゆっくりと稜線登山道を目指す。mommomはシビレを切らしたのか とっとと先に登ってしまい、俺より10分くらい先に登山道に着いていた様子。
 2536mのコルに出る直前で伊藤新道の踏み跡が横切っていたので、それを辿って稜線登山道に出て、そこから3分程で三俣山荘に着く。
 三俣山荘にはたくさんの登山客が居て、家族連れのような人も居た。急に寒気がしたので合羽を着る。
 三俣山荘の人に今日以降の天気予報を聞くと「明日も明後日も 曇時々雨」とのことやった。
 食堂でオムライスを食べ、ビールを一缶、mommomと分けて呑んだ。この時、食べたオムライスの味は一生忘れられないかもしれない。脳細胞にケチャップが染み渡る感じで、いや、正直いって、ケチャップ味って どっちかゆうと嫌いやねんけど、この時は、それまでの薄味地獄が続いてたせいか、脳天を叩き割られるような美味さを感じた。
 三俣山荘を発つ直前、小屋の若いスタッフのかたが「湯俣川は水多かったですか?」と訊いてきた。今回初めてなので、他の時と比べてどうこうは言えないのだが、多いなと感じてはいたので その旨伝えると、「今年は雪渓が残っててどこも水が多い。水が多いせいで黒部川の遡行者は少ない。」みたいなことを言うてはった。ふーん。今から黒部川を下降するつもりなんですけど。。。ま、行ってみて、あかんかったら引き返してもいいか。でも左膝が痛いしなぁ。。。
 この時点の選択肢は下記である。
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 案1.赤木沢遡行:左膝痛いので却下。
 案2.登山道で高天原温泉経由:距離が長いし、左膝痛いので却下。
 案3.登山道で雲ノ平経由下山:黒部川下降で薬師沢小屋に行くよりは距離が長いし、アップダウンがあるし、薬師沢小屋手前の激下りが膝に悪そう。
 案4.黒部川下降で薬師沢小屋まで:緩やかに高度を下げれるが、雪渓や明日以後の雨で増水したり、あと登山道よりは基本 歩き難い。
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 まぁ結局のところ、「増水してたとしても、広い川原っぽいから影響はさほどないだろう」ということで案4にしたが、理屈はともかく、沢が好きなんだろうと思う。
 おしっこを我慢して黒部川水源標識まで登山道を辿り、その後、黒部川に入った。魚影は湯俣川のほうが濃かった。
 膝がどんどん痛んでくるので、結構頻繁に休みを取った。mommomは「明日木曜じゅうには下山したい。できればタクシーではなくバスで下山したい」とのことで、今日の内にちょっとでも先まで行きたい様子。計算上は今日中に赤木沢出合の少し上流側まで行っておけば、14:10までに折立に降りれるはず。
 黒部川でも一回、雪渓くぐりをした。まぁでも、南中川谷に比べれば、こんな雪渓、屁でもない。
 岩のフリクションも良く、膝が痛いことを除けば歩きやすかった。
 「赤木沢出合の上流まで」という目標があったので、随分と長く感じたが、
 それでもなんとか、ゴルジュなどもなく、祖父沢出合までいき、このあたりから若干ヌメってきた岩に苦労しながらも、その辺で拾った枝を杖がわりにして、渡渉を繰り返し、五郎沢出合まで来た時には、「あぁこれでなんとかなりそうやな」と少し安堵した。
 「バスを逃したら、タクシーでもいいよ」と言ってくれてたのは どうなったのか、、、mommomは明日のため その1で少しでも進んでおきたいとのことで、先を急いでいたが、五郎沢出合からは「いいテンバがあったら、もうそこで寝さして」とお願いして、標高約2020mの広川原の右岸側に焚き火跡を見つけ、そこをテン場とした。もう足の筋肉もかなり疲れてきていて、膝の痛みうんぬんもあるが、足は言うことを聞かなくなってきてたのだ。それに、俺的には金曜下山でも全く問題なかった。お互いの山岳会には金曜19時を最終下山連絡にして計画書出してたし。
 まぁともかく、よく頑張ったね、ということで またいつも通り、焚き火やらツェルトやら飯盒やらして、おかずはサラスパとか、もう最後の夜の売り切りセールやーゆうことでバカバカ喰った。
 mommomが「明朝は3時半に起きましょう。」と言う。「え゛〜、早過ぎ〜」と言うと、「私が3時半に起きて準備して、4時に起こします。」とゆうてくれはる。悪いなとは思ったが、最終下山連絡までに自力下山するためのベストな方法、、、ということで甘えることにした。荷物も少し持ってくれるというので、コンロ、ピッケル、ガチャの殆どを持ってもらうことにした。
 この川原は蚊に似た形の虫が多くて、鬱陶しかった。焚き火の煙がかかるところに居れば来ないのだが、煙から少しでもハズれると攻撃してきた。
 もう湿布も売り切れ。最後に残ってたモーラステープを膝や ふくらはぎに貼っておく。左右とも ふくらはぎはパンパンに腫れている。
 mommomは「3時半起きなのでぇ」と早々にツェルトに入ったが、俺は 最後の夜やからということで盛大な焚き火を劇団ひとりで楽しんだ。この日の焚き火が一番大きく燃え上がった。焚き火の煙を見て、噂の見回りがヤってこないかと少し気になった。
 4時起きやしなってことで早めにツェルトに入り、横になるが、膝が痛くてスグ目が覚める。こんなことで明日、歩けるんやろか。。。「明日、いや金曜になってもいいから、折立までなんとか自力下山できますように」と苦しいときの神頼みをしながら足のマッサージをし、少ししたら寝る→痛くて目が覚める→マッサージする→…ということを5〜6回繰り返した。
 雨音が結構してきたが、川の流れる音に変化は無いようやった。

・8/13(木)
 ツェルトの中も、シュラフカバーその他、雨で濡れていた。
 「起きて下さい」とのmommomさまの声で飛び起き、ツェルトを出ると、雨は殆どやんでいて、ツェルトを叩く雨音は上の木の葉から流れ落ちる水滴のようやった。
 お茶漬け、高野豆腐を食べる。寝てる時、痛くて目が覚めた膝は、朝には痛みがだいぶ治まっていたが、それでも、ゆっくり動かさないと痛いし、痛みを感じない可動域は結構狭い。
 雨はパラついたり、またやんだり。でも、だんだんと雨足がキツくなってくる。
 mommomさんがだいぶ持ってくれてるので、ザックは異様なほど軽い。
 昨日から持っている杖をつきながら川原を難なく下っていくと、赤木沢出合の手前で川幅一杯の斜滝やナメっぽいところに着いた。ここまで時間的に順調に下っている。赤木沢出合を過ぎると、ゴルジュっぽくなってくる。一箇所、右岸から巻こうとしたが、藪が濃かったので、水流際を下り、最後、3mほど泳いだところもあった。膝が痛いので泳ぐときも殆ど手カキだけで進んだ。いや、もう一箇所、どっか少し泳いだな。泳ぎの後、ザックが重なった気がする。
 ゴルジュ区間をこなすと 薬師沢小屋の吊橋が見えた。やったね。mommomさんとハイタッチ。吊橋付近には多数の登山者が見える。
 水を汲んでから梯子を登り、小屋に着くと そこは登山の人らで ごった返していた。行動食はまだあるし、雨で止まると寒いのでビールを呑む気にもなれず、休まず登山道に突入。
 傾斜の緩い木道は問題なくトバせたが、下りの階段は杖を用いて ゆっくりと降り、これ以上 膝が悪化しないよう細心の注意を払う。雨足は弱くなってきた。幽玄な世界に囲まれつつ、それでもバスの時間があるので、のんびりもしておられず、歩き続ける。尿がたまっていたmommomさんは左俣出合で登山道を外れ、用を足していた。
 もう終わりか、もう終わりかと急登を続け、ようやく太郎平小屋に。
 小用を足し、カレーヌードルを喰らった。山岳会と家族に連絡を入れた。
 あとは今年7月にも下った折立までの登山道。雨で滑り易くなってることが予想され、膝に問題を抱えた身では気が重かったが、太郎平小屋までかなりハイペースで来てたので、バス発車まで4時間10分も時間がある。今年7月も痛い膝をひきずって降りたのだが、そのときで3時間半ぐらいやったし、今日はmommomさんに荷物を随分持ってもらってるので、コケたりしない限りは まず大丈夫やろ。
 すごい大きいザックを持った人をたくさん見た。その中でも印象的だったのが、男性かなと思ったら実は女性の単独行者だった人で、随分重たそうだったが、ペースの速いかたやった。途中まで少し前を歩いてはったが、いつの間にか離されてしまった。
 高度を下げると少し視界も出てきた。下界は気温が高く、下から登ってくる人は半袖短パンが多い。
 ようやく折立に着いた。足は もった。mommomさんとリポDなみの握手を交わし、荷物の整理。
 40人乗りぐらいのバスが来ていて、ずいぶん余裕をもって座れた。
 バスは あるぺん村で20分休憩。お土産を買い、富山駅からは最近できた私鉄。金沢駅からJRの青春18切符で のんびりと帰った。富山のエキマルシェで買った純米吟醸酒は とても美味かったのだが、実は一本、落としてビンを割ってしまい、もう一本買ったのだった。

・全体を通して
 長いようで短かった。
 今後の人生で6泊以上の沢登りをすることはあるやろか。もし、あったとしても、今回のことは忘れない。
 登山道や小屋が近くに存在し、エスケープは比較的容易なルートどり。そういう意味では冒険的要素は低かったのかもしれないが、振り返ってみると俺にとっては立派な冒険であり、探検的な要素も強かった。
 困難を解決していくような沢登りも素晴らしいとは思うが、自分は どちらかというと、移りかわっていく景色を堪能するような、そんな沢登りが好きなんやなと改めて そう思った。
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この記録へのコメント

登録日: 2014/4/26
投稿数: 2
2015/8/31 8:31
 連泊
読ませてもらいました。沢登りは登攀が入るから、荷物は減らしたいし、うまいもん食べたいし、酒もいるし、ポーターを雇いたいとこですね。
登録日: 2014/10/28
投稿数: 238
2015/8/31 9:49
 Re: 連泊
岩魚が釣れたら良かったんですけど…。小屋があるので、小屋で酒やら追加食糧ゲットでけます。ポーターは…、ん〜…、一回ヤってみてもいいかも?!
登録日: 2014/10/28
投稿数: 238
2017/9/12 6:26
 記事への質問への回答
以下は、あくまでも、2015年8月に行った時の記憶をもとに、、、
ということになりますし、使う言葉(形容詞)などは主体的な選択、私の言葉をもとに現場へ向かって、怪我などされたとしても、責任はとれません、ということになります。
谷は増水その他の天候により状況が激変する場合もある、と私は認識しています。

・貧乏沢出合から千天出合
 ・滝を巻く場合の藪
  藪漕ぎをした記憶はありません。一ヶ所、「濡れながらの下降は ちょっと無理やな。」という水量が多くて立派な高さ約10mの滝があり、右岸から巻きましたが、踏み跡がありましたし、旧道の明確な跡が残ってるところもありました。あと、私の記憶の限りでは、増水など発生した場合に川から逃げるとして、同区間の沢沿いの密生具合は、結構密で、藪漕ぎを強いられると予想される感じでした。
 ・ヘツり
  ヘツりをしたか、してないか憶えてないですが、特に苦労することはなかったです。
 ・泊適地の有無
  千天出合以外で泊まるなら、標高1700m以上のドコかをオススメします。千天出合よりスグ上流側にあるゴルジュっぽい地形のところ以外を除けば、大きい岩だらけで多少寝場所に苦労することはあっても、寝れないということはないと思います。

余計なお世話でしょうが、基本的には、「たとえ増水したりしても、なんとかする」という気概が無い人は行くのをヤメたほうがいいと考えてます。

Good luck!

---------- 転送メッセージ ----------
From: ヤマレコ <[email protected]>;
日付: 2017年9月10日 6:52
件名: メッセージが届きました


こんにちは、ヤマレコです。

※このメールに返信しても相手には送信されませんので注意してください。
メッセージを見る⇒


chuki,mommom,にメッセージが届きました。

------------------

:初めまして。突然で失礼いたします。
2015年の天上沢の記録を拝見いたしました。
水俣乗越から千天出合への下降を予定しておりますが、貧乏沢出合から千天出合の区間の情報が不足しておりまして、ようやく下降された記録に巡りあいまして。

よろしければ、教えていただけたらありがたいです。

基本、右岸(千天出合に向かって右)を中心に藪漕ぎなどもある、狭まったところでは、高巻きの必要があるゴルシュ又は滝がある。といった情報しか得られていません。

水量が多ければ危険かと思います。
途中の藪やヘツリ、巻きなどの状況、泊地の有無など教えていただけたうれしいです。
登録日: 2014/9/10
投稿数: 5
2017/9/12 13:17
 Re: 記事への質問への回答
たいへん参考になりました。私も東北がメインですが長く沢をやってまして、今回は相棒の技量に合わせたルートのため日数に限りがあるので、下調べをしたおりました。
ありがとうございました!
登録日: 2014/10/28
投稿数: 238
2017/9/12 20:03
 Re[2]: 記事への質問への回答
長く沢をヤッておられるんでしたか。これはこれは失礼いたしました。こちらはブランクありますし、なんちゃってサワのボラーですんで、あまり参考にされないほうがいいかもしれませんね。
日数に余裕が無いなら避けるべきルートかもしれません。まぁ、天気次第なんでしょうけど。…と思いました。

それでわ。

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