裏銀座(高瀬ダム〜烏帽子岳、野口五郎岳、水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳、双六岳)悪天候により双六小屋にてエスケープ


- GPS
- 56:00
- 距離
- 39.0km
- 登り
- 3,239m
- 下り
- 3,425m
コースタイム
天候 | 1日目・雨、2日目・曇り、3日目・風を伴う雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは七倉ゲート脇にあり |
写真
感想
<1日目>台風覚悟で次の日以降晴れとの予報に望みをかけ裏銀座縦走を強行、降りしきる雨の中、レインウェアの中は雨、汗蒸れで劣悪環境に、そしてブナ立尾根は日本三大急登、初の20キロを超えた荷物、雨を吸って重くなったザックしんどかった。何とか烏帽子小屋に到着するも風も強く烏帽子岳は諦める。小屋で待機し雨と風が弱まった4時頃テントを張る。
<2日目>烏帽子岳へ行く為、ヘッドライト、コンパス&地図を手に暗闇の中出発、烏帽子岳の帰り雲海に浮かぶ朝焼けを見る、テントへ戻り朝食を食べる、気がつくと6時周りは誰もいない、急ぎ撤収して次の幕営地、三俣山荘を目指す。まずは白い石がゴロゴロした野口五郎岳、白い石がゴロゴロ=ゴーロ、野口という地にあったから故の名前だそうだ。それにしてもこの辺りの尾根沿いは花崗岩が多く燕岳を思い出す。赤い岩が特徴的な赤岳を超え水晶小屋で荷物をデポし水晶岳山頂へ、気がつくと雲が晴れ北アルプスが360度見渡せる。斜め左手に槍ヶ岳、それを西から巻く様に続く尾根が裏銀座・・まだまだ先は長いぞ。そしてお次はワリモ岳を超えて鷲羽岳山頂へ、越えると眼下には三俣山荘が見える。そこを目指し400m近いガレ場の急斜面を下る。ガレガレの不安定な足場は、20数キロの荷物を背負い14キロ近い距離を歩きとおした足に応える。三俣山荘は流石北アルプス深部への中継地点、沢山の登山者で賑わっていた。そしてトイレも設備も綺麗だった。(湧水の為、水は無料)山荘で天気を確認、明日は悪そうだ・・・
<3日目>夜中、風の音、雨の音で目が覚める、気がついたらベンチレーターからの浸水で濡れている。うわぁ今日はヤバいな、どうするか暫く考えた後、ラチがあかんと、雨の中テントを撤収し行ける所まで行こうと動き出す。恐らく待機するのだろうか、周囲は幕営したままのテントが目立つ、まずは三俣蓮華岳へ、雨が霧雨になり、稜線に出ると激しい風を伴う、天気が良かったら雪渓が良く見えたろうに・・・そしてそのまま双六岳へ、この間誰ともすれ違わずちょっと不安。双六小屋に到着、この頃には雨と風がより激しくなる。小屋で予報を確認、何?やはり明日も天気悪い!?心がちょっと折れそうになる。そして槍ヶ岳ルートヘと歩き始めた時更に風が強くなる。結局リスク背負って行ったとして、これでは明日は良い景色のもと槍ヶ岳は登れない、心折れる→エスケープルートで鏡平〜新穂高温泉へ、しかし、これが長い距離の下り。バスに間に合わすため、急いだものの足に出来た豆は潰れ痛くてペースダウン、結局バス間に合わず。迎えを待つ。
初テント山行、ザックは半端なく重い、登りは牛歩のごとく、下りはよりジワジワ足に応える。中々歩きがいのある3日だった。目的の槍ヶ岳は行けなかったが、経験した全てが新鮮で充足感はとてもある。また裏銀座を歩きたい。それに表銀座も良い、とゆうよりも山に居て素晴らしい景色を見ることが出来ればそれで良い。双六山荘から新穂高間は半端なく長い道のり、足の裏は豆だらけ・・ギャ〜!!
おつかれさまでした。13日に三俣ですよね、いましたよ〜。あの日だけ昼から展望がありましたね。まさかあの晩に雨に降られるとは予想だにしていなかったのでショックでした。でも雨でも山はいいですよね〜!
わたしも靴ずれでかかとがズルむけになり、むくみでいまだパンパンです…
イエイエ、此方こそお疲れ様です。
確かに13日午後だけは展望良かったですよね。
三俣でご一緒だったんですね、天気に関しては本当に予想外でがっかりでした。
おっしゃるとおり、天気を問わず山は雄大で素晴らしいですね。ドップリと魅了されてしまいました。
私もやっと足も治りかけ普通に歩ける程度には回復しました。今はゆっくり休めて次回の登山を楽しみましょう。
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