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Yamareco

記録ID: 81425
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

槍ヶ岳〜大キレット〜北穂高岳縦走

2010年10月05日(火) 〜 2010年10月07日(木)
 - 拍手
GPS
57:55
距離
35.4km
登り
2,836m
下り
2,406m

コースタイム

<1日目>
04:35新穂高温泉無料駐車場05:30〜05:37新穂高バスターミナル05:50〜06:37穂高平小屋06:44〜07:22白出沢出合07:22〜08:31滝谷出合08:31〜09:31槍平小屋09:50〜14:16飛騨乗越14:30〜14:42槍ヶ岳山荘

<2日目>
05:10槍ヶ岳山荘〜05:32槍ヶ岳山頂05:58〜06:13槍ヶ岳山荘08:05〜09:05中岳09:05〜10:20南岳10:30〜10:35大キレット入口10:35〜14:20北穂高岳山頂

<3日目>
11:45涸沢小屋11:45〜13:32横尾13:42〜14:26徳沢14:26〜15:45上高地バスターミナル
天候 1日目:晴れ時々曇り、ガス
2日目:晴れ→ガス→晴れ
3日目:晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2010年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
新穂高温泉無料駐車場(深山荘横)に駐車。帰りは上高地から新穂高温泉までタクシーで10000円。
コース状況/
危険箇所等
【危険箇所】
●新穂高温泉〜槍ヶ岳山荘
→特になし。ただし、最後の飛騨乗越まではひたすら登りが続きキツかった。
●槍ヶ岳山荘〜槍ヶ岳
→クサリ・ハシゴはフツーに注意が必要。登り始めたらあっという間につくので、問題ありません。
●槍ヶ岳〜南岳
→基本的には気持ちの良い稜線歩きです。
●大キレット
→本当に危ないところは2〜3箇所ですが、注意という意味では最初から最後まで常に注意が必要です。
槍ヶ岳方面から通過する場合、特にテント泊などで重い荷物がある場合は、A沢のコルを過ぎて、北穂高岳山荘までほぼ垂直に300m程度登りつめるのが個人的にはキツかったです。
予約できる山小屋
槍平小屋
【1日目】途中の白出沢付近から。見えているのは滝谷ドーム?
【1日目】途中の白出沢付近から。見えているのは滝谷ドーム?
飛騨乗越までの標高差およそ2000mをいっきに登りつめる。途中からは蟻の足。
飛騨乗越までの標高差およそ2000mをいっきに登りつめる。途中からは蟻の足。
登り始めておよそ8時間半。ようやく槍ヶ岳の姿が見えた。この日はガスもかかっているし、何よりもういっぱいいっぱい。槍ヶ岳山荘にテントを張ってとにかく眠った。
登り始めておよそ8時間半。ようやく槍ヶ岳の姿が見えた。この日はガスもかかっているし、何よりもういっぱいいっぱい。槍ヶ岳山荘にテントを張ってとにかく眠った。
【2日目】目が覚めてテントを開けると常念とその先の雲海の上にポツリとお月様が。
1
【2日目】目が覚めてテントを開けると常念とその先の雲海の上にポツリとお月様が。
標高3000mでのテント泊。氷点下でコッヘルに貯めていた水も凍っていた。
標高3000mでのテント泊。氷点下でコッヘルに貯めていた水も凍っていた。
深夜に雪も降ったようだ。
深夜に雪も降ったようだ。
時間もあまりないので槍ヶ岳山頂に向かう。氷点下の空気に包まれた山頂付近ではハシゴの鉄が手にくっつく。
時間もあまりないので槍ヶ岳山頂に向かう。氷点下の空気に包まれた山頂付近ではハシゴの鉄が手にくっつく。
槍ヶ岳(3180m)山頂到着。
槍ヶ岳(3180m)山頂到着。
常念岳の横、ちょうど常念小屋の辺りから日が昇り始めた。
常念岳の横、ちょうど常念小屋の辺りから日が昇り始めた。
槍ヶ岳山荘の屋根にも雪が積もっている。そこに朝日が当たり美しい。
槍ヶ岳山荘の屋根にも雪が積もっている。そこに朝日が当たり美しい。
さて、先を急ごう。さようなら槍ヶ岳。
さて、先を急ごう。さようなら槍ヶ岳。
今日は大喰山・南岳方面に歩を進める。振り返ると槍の姿が。
今日は大喰山・南岳方面に歩を進める。振り返ると槍の姿が。
残雪もきれい。っていうか万年雪かな。
残雪もきれい。っていうか万年雪かな。
大喰岳、中岳、南岳までは気持ちの良い稜線歩き。最高の天気。
大喰岳、中岳、南岳までは気持ちの良い稜線歩き。最高の天気。
さて、いよいよ大キレットへ。その1
さて、いよいよ大キレットへ。その1
さて、いよいよ大キレットへ。その2
さて、いよいよ大キレットへ。その2
細い稜線。ちょうどガスってきて周りの景色が見えないのが良かったか悪かったのか…。
細い稜線。ちょうどガスってきて周りの景色が見えないのが良かったか悪かったのか…。
長谷川ピーク、飛騨泣きと難所を慎重に越えていく。
長谷川ピーク、飛騨泣きと難所を慎重に越えていく。
最後に北穂高岳のほぼ垂直の壁を300mほどよじ登る。テン泊装備を背負ってここをクリアするのが本当に辛かった。
最後に北穂高岳のほぼ垂直の壁を300mほどよじ登る。テン泊装備を背負ってここをクリアするのが本当に辛かった。
ようやく北穂高岳山頂。
ようやく北穂高岳山頂。
2日目のテント泊。ごはんでも食べよう。
2日目のテント泊。ごはんでも食べよう。
いつのまにかガスがすっかり晴れていた。美しい夕暮れ。
いつのまにかガスがすっかり晴れていた。美しい夕暮れ。
そして、落ちてきそうな夜空の星。
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そして、落ちてきそうな夜空の星。
3日目。この日の朝も氷点下。テントにも霜が降りている。
3日目。この日の朝も氷点下。テントにも霜が降りている。
ピリッとした気持ちのよい空気。
ピリッとした気持ちのよい空気。
美しい朝焼けその1。常念岳方面をのぞむ。
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美しい朝焼けその1。常念岳方面をのぞむ。
美しい朝焼けその2。奥穂高岳方面をのぞむ。
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美しい朝焼けその2。奥穂高岳方面をのぞむ。
涸沢までおりてくると紅葉真っ盛り。
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涸沢までおりてくると紅葉真っ盛り。
上高地にて。

感想

●新穂高温泉〜穂高平小屋までの林道歩きが長かった。ここは登山靴ではなくスニカーなどの方が歩きやすいです。
●槍平小屋を越えた辺りから本格的な登りが始まり、2000mを越えたあたりから標高表示が100mおきにあります。この標識を見るたびに「まだ、こんなに先があるんだ」と「やっとここまできた」という2つの気持ちが複雑に絡み合います。
●夜中に雪が降りました。日が射すと、次第に融けて消えてしまったので歩行に影響はありませんでした。
●大喰岳〜中岳〜南岳までは気持ちの良い稜線歩きが楽しめます。
●大キレットは、緊張の連続でした。またテント泊のため、ザックが重かったのも堪えました。ガスの中、北穂高小屋の姿がうっすら見えてきたときは、本当にうれしかった。

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