八ヶ岳縦走(小淵沢駅〜北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅)


- GPS
- 14:10
- 距離
- 43.6km
- 登り
- 4,617m
- 下り
- 3,733m
コースタイム
- 山行
- 12:27
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 14:00
天候 | 晴れ ※朝は雲海が広がっていたので下界は曇りと思われるが、山は関係なく晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
中央本線小淵沢駅(0時38分着) ■帰り 北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅発、茅野駅行きのバスに乗車(15時発) 茅野駅から中央本線を利用(16時20分発あずさ44号) ※北横岳で試しにスマホで調べてみたらちょうど良い時間のバスがあり、このバスをターゲットに下山。茅野駅まで走るつもりだったのでラッキー |
コース状況/ 危険箇所等 |
■観音平〜編笠山 編笠山の登りはどこが正規の登山ルートか分かりづらい箇所がある。昨年来た時もそう感じたので注意していたのだがやはり今回も何度か迷ってしまった。明るい時だとまた違うのだろうか? ポイントとしては岩だらけの箇所が登山道で、岩が無くなった時は道を外れていると思うと良さそう。 また山頂手前は岩場の急登で手も使いながら登った。 ■編笠山〜権現岳〜赤岳〜横岳〜硫黄岳 八ヶ岳らしく岩場、鎖場、梯子多数。 ■硫黄岳〜夏沢峠〜根石岳〜東天狗岳〜麦草峠 硫黄岳から夏沢峠への下りが滑りやすかった。 夏沢峠付近と東天狗岳からある程度下った以降は樹林帯だが路面は相変わらず岩だらけでダメージが大きい。 ■麦草峠〜茶臼山〜縞枯山〜雨池峠 茶臼山の登りが意外に応えた。基本的に路面は岩だらけで歩きづらく、徐々に傾斜が急になる。 ■雨池峠〜雨池山〜三ッ岳〜北横岳 三ッ岳の前後は本格的な岩場。事前に情報を仕入れていなかったこともあり、赤岳付近よりも難易度高いと感じた。 ■北横岳〜北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅 ロープウェイで上がってくれることもあり、特に危険箇所は無い印象。 |
その他周辺情報 | 北横岳ロープウェイ山麓駅には何かしら有ると思うのだが、登山口の目の前にバス停があり、時間に余裕も無かったので確認せずすぐにバスに乗車してしまった。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
笛
ヘッドランプ
予備電池
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
|
---|---|
備考 | ■服装 半袖ハーフタイツで基本的に問題無し。 赤岳からの下山の時だけ少し寒かったのでアームウォーマー装着 ■飲料 ボトル(800ml)2本持参 硫黄山荘時点で1本空になっていたので補充 白駒山荘でペットボトル1本購入しその場で飲み干す。 北横岳ヒュッテ時点で水が残りわすかとなり、山行を継続するのが危うかったため当初計画を断念して撤退。 ※ペットボトルは購入できたがザックに入れる余裕が無かったので諦めた。 ■食料 コンビニおにぎり6個、食パン一斤、菓子パン400kcal持参 おにぎり、菓子パンは山行中に全て消費 食パンは消費せず |
感想
※GPSログの精度が悪くなっている気がする
らくルートの値では距離40.3km,獲得標高3866m
事前の天気予報は良く、最近長距離の縦走をあまりできていなかったので今週こそはと狙っており、気温も上がりそうなのでなるべく標高が高く雪は残っていないエリアということで八ヶ岳を選択し計画。
昨年小淵沢駅から麦草峠まで縦走しているのでそれよりもレベルアップしようと思い小淵沢駅から蓼科山までの八ヶ岳全山縦走を計画。しかし結果としては水分が足りず蓼科山はカットして北横岳から下山することとした。詳細は以下の通り。
■小淵沢駅〜観音平
昨年とは異なり一部走ったり経路をショートカットしたりしたら2時10分位には観音平の駐車場に到着。このままスタートすると日の出前に編笠山に着いてしまいそうだが、のんびり時間調整すれば良いかと思い出発。
■観音平〜編笠山
途中で1名のハイカーをパス。それ以外は山頂まで人に会わず。昨年の過ちを繰り返さないよう注意していたつもりだが今回も編笠山までの登りでたびたびルートを外れてしまった。山頂が近づくにつれて心拍数が上がり気味かつバランスを崩すようなことが多発し、高地に対応できていないのかと思いながら何とか山頂に到着。日の出前だが東の方角は明るくなりつつあった。
■編笠山〜権現岳〜赤岳〜横岳〜硫黄岳〜東天狗岳〜麦草峠
編笠山で日の出まで待とうかとも思ったのだが寒いので早々に出発。青年小屋を過ぎたあたりからヘッドライト無しでも問題無し。昨年山頂により損ねた権現岳に今回はしっかりと寄ってから赤岳へ。キレット小屋で水場の案内があり探してみたが結局どこにあるか分からず仕方ないので補充は硫黄山荘まで持ち越し。赤岳到着が6時過ぎでこの辺りから人出がかなり多くなってきた。
赤岳から先も横岳・硫黄岳・根石岳・東天狗岳と順調に進む。目標となるピークが頻繁に有るのは有り難い。一方でビークの度に休憩や撮影で時間をかけがち。硫黄岳手前の硫黄山荘では昨年同様食事をしたいと思っていたがまだ7時30分頃で食事提供しているの分からず、補給食は十分有るのでスルーすることに。
東天狗岳を出るとそれまでとは異なってしばらくピークはなく樹林帯で景色も望めず雰囲気が変わる。大してアップダウンは無いと思うのだが岩場で体力を消耗したためほとんど徒歩であまりスピードが出ていない感覚。中山峠から麦草峠までのルートは昨年とは変えてニュウと白駒池を経由することにして白駒山荘でペットボトル1本補給。その後程なくして国道299号に合流し、ロードを少し走って麦草ヒュッテの箇所から茶臼山への登山度へ進入。あとから振り返ってみると白駒山荘や麦草峠で入念に補給すべきだったかもしれない。
■麦草峠〜茶臼山〜縞枯山〜雨池山〜三ッ岳〜北横岳
麦草峠の標高が2127mでありこのあとの各ピークは標高2400m前後でそんなに登りで苦しむことは無いかと思っていたのだがそんなことはなかった。岩場の登りだと特に消耗するのか茶臼山の登りで苦しむ。ただ何とか茶臼山と縞枯山をパスして雨池峠へ。ここで水分をかなり消費していることに気づき、そのまま雨池山へ進むのではなく北八ヶ岳ロープウェイ乗り場に寄って補給する選択肢を考えたたが、北横岳ヒュッテで補給できるのではと期待しそこまでなら足りるだろうという判断で予定通り雨池山・三ッ岳方面へ。
しかしこれが結果としては良くなかった。まず三ッ岳の事前情報を仕入れておらず、予想外の岩場で消耗。既に疲労困憊なので尚更慎重に進んだが、こんなことをしているうちに蓼科山まで縦走するモチベーションも低下気味。そして北横岳ヒュッテではペットボトルが売られており補給は可能だったが、既に喉の渇きがかなり有り1〜2本では足りなそう。しかしそれ以上購入するとザックに入る気がしなかったので、ここで蓼科山は諦めて北横岳までいったら戻って来てロープウェイ乗り場に下山することにした。北横岳ヒュッテ〜北横岳まではすぐで眺望も良い。
■北横岳〜北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅
ロープウェイ山麓駅からバスが出でいることが分かったのでそれに間に合うように下山開始。相変わらず路面は岩だらけの箇所が多くて思うようにスピードが出せずバスの出発の5分程前にバス停に到着。
■総括
蓼科山まで行けなかったのでそれは次回の宿題ということで、また八ケ岳に行く理由ができたと思っておこう。ただ、次実行するならやはり雨池山と三ッ岳はカットした方が良さそう。
それから今回については、標高が高いとは言え直射日光が当たればかなり暑さも感じ、思った以上に水分が必要だった。標高2000m〜2500m位で歩いていると風がなければ全然涼しくなかった。計画の際にそこまで水分補給する必要無いだろうと高をくくっており、水場や山小屋での水分調達可否についての事前調査も甘かった事は反省点。
一方で水分不足にも関わらず強行しなかったことは良かったと考えているし、暑かったが絶景を堪能できたことはもちろんプラス。
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