穂高〜表銀座欲張り縦走
- GPS
- 76:55
- 距離
- 35.2km
- 登り
- 4,290m
- 下り
- 4,424m
コースタイム
河童橋6:15−8:15岳沢小屋8:30−10:35紀美子平(昼食)10:43-11:07前穂高岳山頂11:35−11:45紀美子平11:50− 13:14奥穂高岳山頂(休憩)14:18−14:48奥穂高小屋
15日
奥穂高小屋5:17−5:40涸沢岳5:45−6:54最低コル−8:11北穂高岳山頂(休憩)8:38−11:50南岳小屋(昼食) 13:05−13:16南岳−14:38中岳−15:15大喰岳−15:40槍ヶ岳山荘
16日
槍ヶ岳山荘6:00−8:00水俣乗越−9:14西岳9:35−10:53ビックリ平−11:19大天ヒュッテ(休憩)11:29−
12:07大天荘(昼食) 12:37−12:47大天井岳12:50−14:12大下りの頭−14:56燕山荘
17日
燕山荘−燕岳−燕山荘−合戦小屋−合戦小屋−中房温泉
天候 | 14日曇り時々晴れ(16時から雨) 15日晴れのち曇り(昼から時々小雨) 16日晴れのちガス 17日曇り時々ガス |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
帰り 中房温泉から有明荘まで徒歩 有明荘から穂高駅までタクシーで7000円程 |
コース状況/ 危険箇所等 |
キレット周囲は落石注意 |
写真
感想
今年の夏の集大成。大型の休みを頂いた?(勝手に取っただけですが・・)ので、ここは一発長目の縦走!という事で、歩きたかった・重太郎新道・吊り尾根・キレット、更には表銀座もつなげてみて・・・と、欲張りな縦走を計画(時間と体力を考え、小屋泊ですが)。新調したザックで、いざ上高地へ。朝少し早くついたので、ゆっくりご飯を食べて、しっかり準備をして、出発。岳沢までは、ウォームアップに丁度いい登り、岳沢からは梯子、鎖場にテンションが上がる。紀美子平でおにぎりを食べ、前穂高ではポッケに忍ばせたバナナでカンパイ。雲がすこしづつ切れて、見えてきた、吊り尾根&奥穂高にまたテンションが上がる。振り返った来た尾根も最高にカッコいい。予定より早く奥穂高についたので、西穂高方面にちょっとぶらり(しっかりヘルメットはかぶって)行くも、馬の背入り口で、恐怖に打ち勝てず撤退。(同じコースでジャンダルムまで往復している強者がいました)。打ちひしがれた気持ちを、穂高岳山荘のテラスでのビールで洗い流す。涸沢ヤッホー。この日の山小屋はまだすいている方でした(一人一畳 ありがたや)。夕方から降り出した雨も翌朝には止んでいました。コーヒーとパンを食べ出発。涸沢岳まですいすい。下りから様子がおかしい。切り立った岩、鎖場の連続に朝から興奮。北穂小屋についた頃にはすっかり晴天。いざキレットへと、出たとたん霧の中に「ブロッケンがー!!」初めて見ました。キレットはプチ渋滞です。でもそのペースが丁度いい。北穂の裏から
10秒程落石の音がした時には、気が引き締まりました。南岳小屋のハヤシライスは適度な酸味があり、相当旨かったです。中岳周囲で、シリセードの痕を探してうろちょろうろちょろ。霧&小雨の中で槍探し。槍の小屋でoawiさんと合流。とにかく槍ヶ岳山荘は混んでました。缶ビールの自販機にたどり着くのも一苦労。春来たときとは大違い。翌朝更にたまげたのが、槍の大渋滞。前回ゆっくり登った事と、先を急ごうと思い、槍の穂先には行かず(あとから聞いたところ、1時間で数mしかすすまなかったとの事・・・)
殺傷ヒュッテから上がってくる人を眺めながら、東鎌尾根を進む。あれ?ストックが無い。忘れた!仕方なく、荷物をデポして山荘まで往復。時間の余裕が少なくなったので、やや急ぎ足で、大天井を目指した。ただ、この日の眺望は最高で、後立山から、八ヶ岳、中央アルプスも全部見渡せる。カメラのメモリがいっぱいいっぱいだったので、そこまで立ち止まらずにすんだが、そうでなかったら、ずっと写真を撮っていたい。そんな天気だった。大天荘で、冷やし中華を食べ、大天山頂へと。この頃から霧が濃くなってくる。来た道を引き返すのが嫌だったので、尾根沿いのルートから北へ下る。ガレ・ザレで歩きにくかったが、やっと雷鳥に会う事ができた。ここから燕山荘までは、広い尾根をゆったり進む。尖ってない、優しいこんな尾根も好きだ。燕山荘で、会う予定であったsyshimaiさんに、名前を呼ばれ、張りつめていたもがなくなり、安堵感し、疲れを思い出し、膝が崩れた。もう後は飲むだけ。夜は燕山荘主人の有り難い講釈(山に行く人は、テントに止まらず一度は聞くことを強く薦めます)と、ホルンの演奏。最終日はこれでもかというくらい、ゆっくり燕に登り、ゆっくり下山。もちろん合戦小屋のスイカも忘れませんでした。
贅沢な山行でした。
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