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Yamareco

記録ID: 95562
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

(北アルプス7日間縦走)剱岳、立山、薬師岳、黒部五郎岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳、水晶岳、赤牛岳、読売新道

2010年08月12日(木) 〜 2010年08月18日(水)
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県 岐阜県
 - 拍手
GPS
148:48
距離
82.3km
登り
7,396m
下り
8,505m

コースタイム

1日目 扇沢→室堂→立山→剱沢
2日目 剱沢→剱岳→雷鳥平
3日目 雷鳥平→浄土山→五色ヶ原
4日目 五色ヶ原→スゴ乗越→薬師岳→薬師峠
5日目 薬師峠→北ノ俣岳→黒部五郎岳→三俣蓮華岳→三俣山荘
6日目 三俣山荘→鷲羽岳→水晶岳→赤牛岳→奥黒部ヒュッテ
7日目 奥黒部ヒュッテ→黒部ダム
天候 台風→基本雨→最終2日のみ快晴
過去天気図(気象庁) 2010年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
扇沢に駐車
コース状況/
危険箇所等
初日は台風直撃の中、立山を登る。
途中、大汝山休憩所の主人に強制的に小屋に収納され、しばし休憩
同じように台風の中登ってきた人たち9名でパーティ組むことを条件に小屋の主人から許可をもらって先へ進む。剱沢へ
台風の強風と雨の中、苦労してテントを張る。ゴアテントは風を通して寒かった。

2日目は台風一過で晴れたので剱岳登頂。
下山後の方が晴れててショック。
雷鳥平でテントを張って温泉に入る。

3日目はまた大雨
嵐の中、浄土山を越えて五色ヶ原でテント泊
五色ヶ原のすばらしい景色は見れず

4日目。嵐は去ったものの深い霧
ほぼ何の景色も見えない中、スゴ乗越から薬師岳を越える。
薬師峠でテントを張ると、すばらしい夕焼け。翌日の天気に期待
女の子いっぱいのリア充登山部がいた(どっかの大学らしい)。
「せんぱーい、マッサージしてあげますぅ!」
「おーい、スパゲティできたぞー、みんな皿持って並べー」
なんて声が聞こえてくる

5日目、またしても雨
雨の中、北ノ俣岳から黒部五郎岳へ
黒部五郎岳の稜線コースは、この縦走最大の危険箇所
途中休憩した黒部五郎小舎はとても良いロケーションで、いつかまた来たい
昨日テン場で一緒だったリア充登山部は、危険な稜線ではなくカールを通るコースから来て、今日はここでテント泊とのこと。
また降り出した雨の中、出発。三俣蓮華岳を越えて三俣山荘でテント泊

6日目の朝、いつものように4時に起きると、寒い。
温度計を見ると10度。
「ついに晴れたか?」
と期待して外を見ると、満天の星空。
喜びで急遽テントを撤収し、ヘッドライトで鷲羽岳を登る。
山頂手前で朝日が昇り、息を飲むすばらしい景色を照らす。
水晶岳から赤牛岳へ歩きながら、この数日間で歩いた全コースが一望できる。
赤牛岳山頂からは、この縦走最大の辛い道、読売新道を下る。
ジャングルのような道を、泥にまみれ木の根を乗り越え、18時に奥黒部ヒュッテ到着。ヒュッテの息子さんが釣った魚を焼いて、テン場の他の客と夜中までヘッドライトの光の中、雑談した。

7日目最終日、黒部湖に沿って歩き、途中、無料の船に乗り(登山コースの一部が渡し舟)、黒部ダムに到着。扇沢から車に乗って薬師の湯に行き、帰りに牛丼屋で特盛りを食べて帰路につく
予約できる山小屋
黒部ダム
台風接近中
黒部ダム
台風接近中
室堂
台風のため、他の客は見えない
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室堂
台風のため、他の客は見えない
立山の雄山(3003m)
台風直撃
立山の雄山(3003m)
台風直撃
台風一過の夜明け。
鹿島槍ヶ岳と五竜岳の間から陽が登る
左は前剱
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台風一過の夜明け。
鹿島槍ヶ岳と五竜岳の間から陽が登る
左は前剱
一服剱から振り返り、テントのある剱沢方面を見下ろす
一服剱から振り返り、テントのある剱沢方面を見下ろす
一服剱から前剱を見る
剱岳山頂は、この向こう
一服剱から前剱を見る
剱岳山頂は、この向こう
前剣の登りで振り返る
かなりの急登
石を落とさないように気を使う
前剣の登りで振り返る
かなりの急登
石を落とさないように気を使う
平蔵の頭あたりだと思う
平蔵の頭あたりだと思う
有名なカニのタテバイ
が、危険は感じなかった
有名なカニのタテバイ
が、危険は感じなかった
剱岳山頂
視界ゼロだが、そのおかげで他の客もゼロ
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剱岳山頂
視界ゼロだが、そのおかげで他の客もゼロ
下山途中の一服剱
アタックザックと食料のカンパン
下山途中の一服剱
アタックザックと食料のカンパン
悪名高き、猛毒のトリカブト
花はとても美しい
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悪名高き、猛毒のトリカブト
花はとても美しい
クルマユリ
山の花の中でも、ひときわ目立つ
クルマユリ
山の花の中でも、ひときわ目立つ
夏でもけっこう雪渓は残っている
夏でもけっこう雪渓は残っている
下山して振り返ると、いまごろになって剱岳山頂が晴れてる・・・
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下山して振り返ると、いまごろになって剱岳山頂が晴れてる・・・
剱岳に別れを告げて出発
剱岳に別れを告げて出発
別山乗越を越えると、室堂が見下ろせる
大日岳への稜線が右の方へ続いている
別山乗越を越えると、室堂が見下ろせる
大日岳への稜線が右の方へ続いている
左に見えるのが、明日越える浄土山
真ん中上部に見えるのが、明後日行く薬師岳
それらの間に遥か遠く、明々後日登る予定の黒部五郎岳がわずかに頭を出している
左に見えるのが、明日越える浄土山
真ん中上部に見えるのが、明後日行く薬師岳
それらの間に遥か遠く、明々後日登る予定の黒部五郎岳がわずかに頭を出している
今日の宿泊地、雷鳥沢テント場
今日の宿泊地、雷鳥沢テント場
テントを張って一段落
このあと温泉へ
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テントを張って一段落
このあと温泉へ
露天風呂は眺めがいいが、その分、外からも丸見え
自分のテントと立山が一望できる
露天風呂は眺めがいいが、その分、外からも丸見え
自分のテントと立山が一望できる
温泉のあとは、歩いてきた稜線を眺めてのんびり過ごす
温泉のあとは、歩いてきた稜線を眺めてのんびり過ごす
夜はラーメン
夜。星空を眺め、明日も良い天気になることを期待して寝る
夜。星空を眺め、明日も良い天気になることを期待して寝る
朝起きたら大雨。
台風一過の晴天は一日しか持たなかったか・・・
朝起きたら大雨。
台風一過の晴天は一日しか持たなかったか・・・
とりあえずカレーを作って食べる
とりあえずカレーを作って食べる
嵐の中、意地で浄土山へ向かう
もちろん他の登山者は皆無
嵐の中、意地で浄土山へ向かう
もちろん他の登山者は皆無
浄土山山頂で軍人靈碑に避難(標高2831m)
風がすごすぎて雨が真横に降るので、壁があると雨がまったく当たらない
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浄土山山頂で軍人靈碑に避難(標高2831m)
風がすごすぎて雨が真横に降るので、壁があると雨がまったく当たらない
岩場を下る。
山に沿って風が昇るので、雨は足元から上に降る
岩場を下る。
山に沿って風が昇るので、雨は足元から上に降る
アオノツガザクラ
アオノツガザクラ
獅子岳(標高2714メートル)
ここまで誰にも会わない
獅子岳(標高2714メートル)
ここまで誰にも会わない
体ごと飛ばされないように踏ん張りながら進む。
台風が去った直後なのに・・・
体ごと飛ばされないように踏ん張りながら進む。
台風が去った直後なのに・・・
五色ヶ原に到着したけど、せっかくの景色が見えない
五色ヶ原に到着したけど、せっかくの景色が見えない
雨が降ってても、意地でもビールは飲む
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雨が降ってても、意地でもビールは飲む
風でテントが飛ばされそうなので、石で囲む
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風でテントが飛ばされそうなので、石で囲む
さすがは五色ヶ原
ハクサンイチゲとチングルマのお花畑がどこまでも続いている
さすがは五色ヶ原
ハクサンイチゲとチングルマのお花畑がどこまでも続いている
翌朝も雨。鳶山を越えて樹林帯を歩く。
森の中では、雨も雰囲気があって良い
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翌朝も雨。鳶山を越えて樹林帯を歩く。
森の中では、雨も雰囲気があって良い
越中沢岳山頂
雨が降ってても歩き続けてると暑い
越中沢岳山頂
雨が降ってても歩き続けてると暑い
越中沢岳からの下り
少しだけ雲に切れ間ができて、行く先の景色が見えた
越中沢岳からの下り
少しだけ雲に切れ間ができて、行く先の景色が見えた
下り切って、スゴ乗越に到着
今度はまたひたすら登る
下り切って、スゴ乗越に到着
今度はまたひたすら登る
スゴ乗越小屋で一休み
スゴ乗越小屋という名前だが、スゴ乗越ではなくて山の上にある
スゴ乗越小屋で一休み
スゴ乗越小屋という名前だが、スゴ乗越ではなくて山の上にある
何の花なのか調べても不明
何の花なのか調べても不明
上ノ廊下を見下ろす
上ノ廊下を見下ろす
目の前の間山を越え、薬師岳を目指す
目の前の間山を越え、薬師岳を目指す
薬師岳は、雲の中
薬師岳は、雲の中
北薬師岳山頂。まだまだ薬師岳は続く。
薬師岳は、北アルプスの山の中ではひときわ大きいと思う。南アルプスの山みたいだ。
北薬師岳山頂。まだまだ薬師岳は続く。
薬師岳は、北アルプスの山の中ではひときわ大きいと思う。南アルプスの山みたいだ。
薬師岳山頂(2926m)に到着。
3000m近い山はどこもそうだけど、この薬師岳も山頂の方は大きな岩場だらけ。
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薬師岳山頂(2926m)に到着。
3000m近い山はどこもそうだけど、この薬師岳も山頂の方は大きな岩場だらけ。
平日だし天気も悪いし・・・山頂も無人
途中、崩落している場所があって、少しルートを外れたらズルズルと崩れていって戻れなくなり、復帰に大変苦労した。
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平日だし天気も悪いし・・・山頂も無人
途中、崩落している場所があって、少しルートを外れたらズルズルと崩れていって戻れなくなり、復帰に大変苦労した。
薬師岳からの下り
雲の中を歩く
薬師岳からの下り
雲の中を歩く
薬師平は池塘が点在していて、
ここも、なんかいい雰囲気の場所だった
薬師平は池塘が点在していて、
ここも、なんかいい雰囲気の場所だった
ここを抜けると、今日のテント場の薬師峠
向こうには、明日通る太郎山の道が見える
ここを抜けると、今日のテント場の薬師峠
向こうには、明日通る太郎山の道が見える
今回の縦走で、いちばん良い思い出のテン場となった薬師峠。晴れた、ということもあるけど、いろんな人が思い思いに過ごしている雰囲気が良かった。
今回の縦走で、いちばん良い思い出のテン場となった薬師峠。晴れた、ということもあるけど、いろんな人が思い思いに過ごしている雰囲気が良かった。
陽が沈むころ、とても晴れた。
明日は、あの一番奥に見える黒部五郎岳の、さらに向こうまで行く。
陽が沈むころ、とても晴れた。
明日は、あの一番奥に見える黒部五郎岳の、さらに向こうまで行く。
縦走中、一番の夕日
同じテン場にいた大学生登山部の女の子たちは、もっとよく夕日を見るために山の上に駆け上がって行った。若いなー。
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縦走中、一番の夕日
同じテン場にいた大学生登山部の女の子たちは、もっとよく夕日を見るために山の上に駆け上がって行った。若いなー。
翌日はまた雨。
もう天気が悪いのにも慣れた。
ここは北ノ俣岳山頂
翌日はまた雨。
もう天気が悪いのにも慣れた。
ここは北ノ俣岳山頂
赤木岳
「黒部五郎への登り、がんばれ」
と書かれていることから、この山は黒部五郎岳への通り道、という位置づけでしかなさそう。
赤木岳
「黒部五郎への登り、がんばれ」
と書かれていることから、この山は黒部五郎岳への通り道、という位置づけでしかなさそう。
霧(雲)の中、こういうだだっ広い場所では、気を抜くとルートを外れそうになる。
この写真のときはこれでも比較的視界が良くなったところで、ひどいときはまっすぐ歩いているのか自分でもわからなくなる。
霧(雲)の中、こういうだだっ広い場所では、気を抜くとルートを外れそうになる。
この写真のときはこれでも比較的視界が良くなったところで、ひどいときはまっすぐ歩いているのか自分でもわからなくなる。
黒部五郎岳の山頂
何も見えず、雨と風がすごい。
いつかまたリベンジで来たい
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黒部五郎岳の山頂
何も見えず、雨と風がすごい。
いつかまたリベンジで来たい
普通はカールの中を歩くらしいが、山頂からの稜線コースを選択。黒部五郎岳の特殊な形を見ると分かるように、稜線はまさにお椀のフチを歩くようなもの。雨と風もあり、縦走中最も危険だった。
普通はカールの中を歩くらしいが、山頂からの稜線コースを選択。黒部五郎岳の特殊な形を見ると分かるように、稜線はまさにお椀のフチを歩くようなもの。雨と風もあり、縦走中最も危険だった。
矢印はあるのだが、「どうやって進めばいいの?」と思う場所が続く。写真だと分かりづらいが、一つ一つの岩が人間より大きく、しかも両脇は断崖絶壁。
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矢印はあるのだが、「どうやって進めばいいの?」と思う場所が続く。写真だと分かりづらいが、一つ一つの岩が人間より大きく、しかも両脇は断崖絶壁。
稜線を抜けると、穏やかな地形にお花畑が広がる。
少しだけ視界も晴れ、ようやく気を抜いて歩ける。
稜線を抜けると、穏やかな地形にお花畑が広がる。
少しだけ視界も晴れ、ようやく気を抜いて歩ける。
黒部五郎岳を下ると、そのカールの端に黒部五郎小舎がある。物語で出てくるような、理想的なシチュエーションの小屋だった。6時間歩き続けているので、ここで15分ほど休憩。
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黒部五郎岳を下ると、そのカールの端に黒部五郎小舎がある。物語で出てくるような、理想的なシチュエーションの小屋だった。6時間歩き続けているので、ここで15分ほど休憩。
また先へ進む。
三俣蓮華岳への登り
また先へ進む。
三俣蓮華岳への登り
三俣蓮華岳山頂(標高2841m)
富山、長野、岐阜の県境。
明治までは、この山が鷲羽岳だったらしい。
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三俣蓮華岳山頂(標高2841m)
富山、長野、岐阜の県境。
明治までは、この山が鷲羽岳だったらしい。
三俣蓮華から下ると、今日のテント場が見えてきた。
昔、鷲羽岳の写真を見て、すごくキレイな形の山だと思ったことを思い出す。
三俣蓮華から下ると、今日のテント場が見えてきた。
昔、鷲羽岳の写真を見て、すごくキレイな形の山だと思ったことを思い出す。
朝、まだ暗い中をヘッドライトで鷲羽岳を登る。
途中で陽が昇り、槍ヶ岳と穂高の姿が見えてきた
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朝、まだ暗い中をヘッドライトで鷲羽岳を登る。
途中で陽が昇り、槍ヶ岳と穂高の姿が見えてきた
夜明けの鷲羽岳を上りながら、山頂を見上げる
夜明けの鷲羽岳を上りながら、山頂を見上げる
鷲羽池と槍ヶ岳。
このアングルでの写真は雑誌でも見かけることがあるが、実際に目の前に広がる景色は、写真では表現できない。
山に登るようになって、体験する景色と写真との間の、埋められない差を実感することが多い。
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鷲羽池と槍ヶ岳。
このアングルでの写真は雑誌でも見かけることがあるが、実際に目の前に広がる景色は、写真では表現できない。
山に登るようになって、体験する景色と写真との間の、埋められない差を実感することが多い。
鷲羽山頂(標高2924m)
真後ろに槍・穂高連峰
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鷲羽山頂(標高2924m)
真後ろに槍・穂高連峰
昨日歩いた、三俣蓮華岳〜黒部五郎岳を見下ろす。
そこに、いま立っている鷲羽岳の端整な影がかかる
左上の尖った山は笠ヶ岳
昨日歩いた、三俣蓮華岳〜黒部五郎岳を見下ろす。
そこに、いま立っている鷲羽岳の端整な影がかかる
左上の尖った山は笠ヶ岳
朝4時の夜明け前に出発したのに、山頂にはすでに先客が・・・何時に出発したんだ?
奥へ続く稜線は2手に分かれていて、左は水晶岳から赤牛岳に続き、右の稜線は野口五郎岳へ続いている
今回は左の稜線を行く
朝4時の夜明け前に出発したのに、山頂にはすでに先客が・・・何時に出発したんだ?
奥へ続く稜線は2手に分かれていて、左は水晶岳から赤牛岳に続き、右の稜線は野口五郎岳へ続いている
今回は左の稜線を行く
しばらく歩き、鷲羽岳を振り返る。
その向こうに左から槍ヶ岳、乗鞍岳、双六岳、笠ヶ岳、黒部五郎岳
しばらく歩き、鷲羽岳を振り返る。
その向こうに左から槍ヶ岳、乗鞍岳、双六岳、笠ヶ岳、黒部五郎岳
朝日を背後に浴び、自分の影が伸びる。
見えている山は、黒部五郎岳と、その右は祖父岳(じいだけ)
朝日を背後に浴び、自分の影が伸びる。
見えている山は、黒部五郎岳と、その右は祖父岳(じいだけ)
ワリモ北分岐
左の道は、祖父岳〜雲ノ平に続く
ワリモ北分岐
左の道は、祖父岳〜雲ノ平に続く
気持ちの良い稜線歩き
遠くに雲を纏った剱岳と立山が見える
左にはわずかに薬師岳が覗いている
この数日で、これら全部を歩いたんだと思うと、感慨深くなる
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気持ちの良い稜線歩き
遠くに雲を纏った剱岳と立山が見える
左にはわずかに薬師岳が覗いている
この数日で、これら全部を歩いたんだと思うと、感慨深くなる
赤岳山頂で休憩。
左はこれから向かう赤牛岳
その向こうに立山と剱岳
さらに奥、中央には遥か白馬〜鹿島槍ヶ岳まで望める。谷の奥には黒部ダムも小さく見える
赤岳山頂で休憩。
左はこれから向かう赤牛岳
その向こうに立山と剱岳
さらに奥、中央には遥か白馬〜鹿島槍ヶ岳まで望める。谷の奥には黒部ダムも小さく見える
右を向くと水晶小屋が真下にあって、その先には野口五郎への稜線が続く。北アルプスの奥地のこの小屋で若夫婦が子供を育てていることは結構有名。奥さんが赤ちゃんを背負いながら対応する。オムツが干してある。
右を向くと水晶小屋が真下にあって、その先には野口五郎への稜線が続く。北アルプスの奥地のこの小屋で若夫婦が子供を育てていることは結構有名。奥さんが赤ちゃんを背負いながら対応する。オムツが干してある。
後ろは、ここまで歩いてきた道。
鷲羽岳がかなり遠くになった。
後ろは、ここまで歩いてきた道。
鷲羽岳がかなり遠くになった。
左は祖父岳と、その向こうに黒部五郎岳
右には雲ノ平が広がっている
左は祖父岳と、その向こうに黒部五郎岳
右には雲ノ平が広がっている
水晶岳へ向かう
けっこう険しく危険な感じの道
水晶岳へ向かう
けっこう険しく危険な感じの道
雪渓の向こうに、野口五郎岳
日本にあるいくつもの五郎岳の最高峰。
だから歌手の野口五郎も、黒部五郎という名前よりこっちを選んだとのこと。
でも百名山になっているのは黒部五郎岳の方
雪渓の向こうに、野口五郎岳
日本にあるいくつもの五郎岳の最高峰。
だから歌手の野口五郎も、黒部五郎という名前よりこっちを選んだとのこと。
でも百名山になっているのは黒部五郎岳の方
水晶岳(標高2986m)山頂
途中で知り合った方と一緒に写真を撮る
この年配の女性は大変なエキスパートで、一緒に歩きながら、いろいろと教わることが多かった。
右下のイケメンは、同じカメラ(DP1S)を使ってた。
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水晶岳(標高2986m)山頂
途中で知り合った方と一緒に写真を撮る
この年配の女性は大変なエキスパートで、一緒に歩きながら、いろいろと教わることが多かった。
右下のイケメンは、同じカメラ(DP1S)を使ってた。
雲上の楽園と呼ばれる日本最高所の高原、雲ノ平が眼下に広がっている。
右の方には雲ノ平山荘が見える
雲上の楽園と呼ばれる日本最高所の高原、雲ノ平が眼下に広がっている。
右の方には雲ノ平山荘が見える
水晶岳は双耳峰になっていて、向こうに見えるのは北峰(2977.7m)で、三角点がある。
さらにその向こうに、薬師岳の巨大な姿
水晶岳は双耳峰になっていて、向こうに見えるのは北峰(2977.7m)で、三角点がある。
さらにその向こうに、薬師岳の巨大な姿
左を見下ろすと、秘境中の秘境の温泉、高天原(たかまがはら)があり、小さく小屋も見える。
それにしても薬師岳はでかい
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左を見下ろすと、秘境中の秘境の温泉、高天原(たかまがはら)があり、小さく小屋も見える。
それにしても薬師岳はでかい
温泉沢ノ頭
「この下に、日本の秘湯、高天原温泉があるよ」と書かれている
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温泉沢ノ頭
「この下に、日本の秘湯、高天原温泉があるよ」と書かれている
赤牛岳へ向けて歩く
山と谷に囲まれ、簡単には来られない山
それだけに景色はすごい
まさに絶景
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赤牛岳へ向けて歩く
山と谷に囲まれ、簡単には来られない山
それだけに景色はすごい
まさに絶景
赤牛岳山頂に到着
稜線歩きもここで終わり
赤牛岳山頂に到着
稜線歩きもここで終わり
ここからは、ついにこの縦走のクライマックス
辛い辛い読売新道へ突入する
ここからは、ついにこの縦走のクライマックス
辛い辛い読売新道へ突入する
ジャングルのような急斜面を、泥まみれで何時間も歩き、奥黒部ヒュッテに到着
小屋泊まりなら風呂にも入れるとのこと
ジャングルのような急斜面を、泥まみれで何時間も歩き、奥黒部ヒュッテに到着
小屋泊まりなら風呂にも入れるとのこと
小屋の息子が魚を釣ったところ
テント場の皆でビール飲みながらいただいた
縦走も明日で最後なので、この日は遅い時間まで酒飲みながら話をした
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小屋の息子が魚を釣ったところ
テント場の皆でビール飲みながらいただいた
縦走も明日で最後なので、この日は遅い時間まで酒飲みながら話をした
縦走最終日の夜明け
縦走最終日の夜明け
こんな感じの橋を渡って、黒部ダムを目指す
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こんな感じの橋を渡って、黒部ダムを目指す
湖の上流側。
黒部湖は緑色の水と言われているが、本当だ
湖の上流側。
黒部湖は緑色の水と言われているが、本当だ
雪ですべて壊れてしまうから、関西電力が、毎年橋を作り直しているらしい。だから老朽化の心配は無いが・・・作った人を信じて渡る。
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雪ですべて壊れてしまうから、関西電力が、毎年橋を作り直しているらしい。だから老朽化の心配は無いが・・・作った人を信じて渡る。
ここで渡し船を待つ。
ここで渡し船を待つ。
ほどなく渡し船がやってきた。
ほどなく渡し船がやってきた。
この船も登山道の一部。
ダムのせいで道が湖に沈んでしまったので、関西電力が渡し舟を運営し、無料で利用できるようになっている。
この船も登山道の一部。
ダムのせいで道が湖に沈んでしまったので、関西電力が渡し舟を運営し、無料で利用できるようになっている。
もうすぐ向こう岸に着く
この後、またしばらく湖沿いを歩く
もうすぐ向こう岸に着く
この後、またしばらく湖沿いを歩く
正面に赤沢岳
今日の目的地の黒部ダムは、あの麓にある
右は針ノ木岳とスバリ岳
正面に赤沢岳
今日の目的地の黒部ダムは、あの麓にある
右は針ノ木岳とスバリ岳
基本山の斜面を歩くが、たまにこういう川原に出る
日差しが強く、標高も下がったので暑い
基本山の斜面を歩くが、たまにこういう川原に出る
日差しが強く、標高も下がったので暑い
途中、休憩
さすがにすれ違う人も少ないが、
上ノ廊下に行くグループ1組と、あの読売新道を明日登る単独登山者2名とすれ違った
途中、休憩
さすがにすれ違う人も少ないが、
上ノ廊下に行くグループ1組と、あの読売新道を明日登る単独登山者2名とすれ違った
スバリ岳(左)と針ノ木岳(中央)
スバリ岳(左)と針ノ木岳(中央)
やっと黒部ダムに到着
やっと黒部ダムに到着
黒部ダムへ渡る橋
黒部ダムへ渡る橋
他の観光客の中で、完全に浮いた服装と装備
他の観光客の中で、完全に浮いた服装と装備
黒部ダム下流に、放流によって虹がかかる
黒部ダム下流に、放流によって虹がかかる
最後に一枚。
遥か遠く、中央に赤牛岳や水晶岳が見える
あの山の向こうまで行って戻って来たことになる。
よく歩いたもんだ
最後に一枚。
遥か遠く、中央に赤牛岳や水晶岳が見える
あの山の向こうまで行って戻って来たことになる。
よく歩いたもんだ
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