読んだ書籍は「単位は進化する」と「新しい1キログラムの測り方」の2冊です。著者はお二人とも産総研の計量関係の研究をされている方です。どちらも分かりやすく書かれた本で、両方読むと更に知見が広がります。
質量の新しい定義は「キログラムはプランク定数の値を正確に6.62607015×10のマイナス34乗ジュール・秒(Js)と定めることによって設定される」とのことで、分かりづらい表現になっていますが、これにより質量は「原器」から開放され、基礎物理定数による定義になりました。
今回の改定では質量に合わせて、電流アンペア、温度ケルビン、モルの定義も改定され基礎物理定数による定義になりました。基礎物理定数による定義になっていないのは「時間」のみとのことですが、現在は時間が一番精度良く測れているそうです。(光格子時計で精度18桁)
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