50年来の山友逝去

50年近く前からよく山に一緒に登っていた私と同年の山友が一昨日亡くなりました。10年以上前から指定難病「間質性肺炎」を患っていて山はいけなくなっていましたが、数年前までは酸素圧縮機を持ってクラシックのコンサートには来ていて、しばしばコンサートホールで会いました。最近は入退院を繰り返していて、コンサートにも行けなくなっていました。

彼と一番よく行った山は涸沢です。40年ほど前に10月の前穂高岳北尾根に彼がリーダーで行った際にメンバーが滑落死し、この亡くなったメンバーは私の良き山友、飲み友達でもあったので33回忌まで涸沢に線香とお花を持ってほぼ毎年涸沢に通っていました。それで彼と一番よく行った山が涸沢になったわけです。病気で涸沢に行けなくなってからも、私にお酒を預けて涸沢に持って行くよう頼まれていました。

彼は離婚していましたが、病気になってからの世話や、今回の葬儀の手配は娘さんが行っていました。告別式はなく通夜にも行かれなかったので先程、火葬の時間に合わせ斎場に行ってきました。娘さんと元奥さん、孫2人が来てました。最後に顔をみられて良かったです。胸の上に彼が栽培していた椎茸の立派なドンコが3個置いてありました。写真は斎場玄関です。