文庫本 紙の月

先日見た映画「紙の月」のエンディングがいまいち理解できなかったので原作の文庫本を注文し読み終えました。文庫本は映画化を受けてカバーが二重にかけられ外側が宮沢りえの映画ポスターからの画像になっています。付属のしおりも宮沢りえでした。

原作の方はエンディングの記述から始まっており構成が映画と違いますが、基本ストーリーは同じで原作の内容が殆ど映画で描かれています。エンディングの方のタイでの逃亡生活が映画の方ではかなり省略されていますのでわかりにくかった感じです。

映画監督による小説の解説には、当初逃亡生活をメインに映画化したかったと書かれていますが、結果このような映画になったとのことです。映画も原作も両方よかったです。原作と映画、どちらが先でも楽しめると思います。