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( 公開されていない数字は概算です。)
( 安全係数は、人的用途で10倍、荷役作業で6倍が標準です。)
( 荷重標準は、シングルで80kg(ダブル使用時は50kg)体重65kg+荷物15kg、レスキューの場合は2人分で計算します。)
写真1: ロープ強度の計算式。(「大人の山岳部」より…)
( 参考までに計算式を載せましたが、説明全文読んでも、私の頭では理解できません。)
写真2: ロープの素材と特徴。
写真3: ロープの素材と太さと強度。
pp 種類 (太さmm)、破断荷重、安全係数(ダブル)、 重さ/m、重さ(50m)、価格/m
パイレンW(6mm)、500kg、 ×6(×10) 、[ 22g/m 、 1100g ] 、¥60/m
パイレンW(8mm)、800kg、×10(×16) 、[ 27g/m 、1350g ] 、¥90/m
PP/BCF(7mm)、190kg、× 2.3 (×3.8) 、[ 17.5g/m 、875g ] 、¥43/m
PPマルチ (3mm)、125kg、× 1.5(× 2.5) 、 7.3g/m 、 370g 、¥30/m
( パイレンとPPマルチは「ロープ屋本舗」、BCFppはアマゾン購入。 [ ] は実測値です。)
・ BCFpp(7mm)は、強度で見るとppマルチ4mm(比重0.91)相当です。
( 繊維を膨らませて加工している分軽く、比重は体感0.5位に思えます。重さの数字は納得できないので今度実測してみます。)
( 数字だけ見ると安全係数=10を下回ると不安っぽいですが、体が耐えることのできる衝撃荷重は4G〜6Gです。)
・ 落下のないゆっくり下降使用に限定すれば、落下係数=0。
( 荷重は、斜面60度なら85%、45度なら70%。)
( ただし緩衝器なしだと、下降器on/offだけでも、体重の3倍位はかかるらしい。)
・ 安全係数はダブル使用で破断荷重500kg位はほしいので、今はパイレンW(6mm)10mと、(8mm)20mを持ち歩いている。
スタティックロープでそんな衝撃荷重(10倍)をくらったら、ロープは無事でも、人間様は無事ではいられない…
なので、墜落停止を想定しない(懸垂下降のみ)の、緩衝器を使ったシステムのみでなら実現可能かと思われます。
<追記> 2021.11.13
パイレンWとBCFppを実測してみました。
結果が体感に近かったので、表の数値を実測値[ … ]で変更しました。
ロープの強度と言えば、井上靖著「氷壁」を連想します。
切れないと思われたナイロンザイルが簡単に切れてしまった。
場所は前穂の北壁だったでしょうか。
(北壁を登ったことがありますが、グレード的には簡単ですがボロボロの岩で2度と行きたくない壁)
また落下(15〜20m程)し宙吊り経験あり(途中、横着してピトンをあまりとらなかった)。
ロープの弾力で衝撃が緩和されましたが、それでも止まった時は1〜2秒間息ができないほど体を締め付けられました。
本当に自分は悪運が強いと思っています。
実際の岩登りの経験をお持ちなんて、すごいです。
私は、素人で岩登りの経験はありませんが、沢沿いの少し高いところの斜面にそって歩いていて、たまたま足を置いた一抱えもある石が、土と一緒に突然崩れ、とっさにつかんだ細い木もぬけて、その木をにぎったまま4mほど下の川原に落ちたことがあります。
そのとき大事なかったのはたまたまで、もっと高さのあるところだったら大怪我だったかも…と思うと、せめて持っているロープで、自分の安全を確保できるようにはなりたいと、遅ればせながら勉強をしています。
ザイルの切断についても実験動画見てると怖くなりますね。
墜落実験動画 鋼エッジでのロープやスリングの切断
" http://blog.livedoor.jp/rope_access_eng/archives/1785705.html "
普段のちいさな失敗や、経験の積み重ねが、とっさの場合の無事や幸運につながるんだと思います。
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