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( 写真は、森山昭雄さんの記述で「山はいつ高くなったか?」のサブタイトルがついています。この本は、異なる筆者がそれぞれ特定の地域の調査結果がかかれていますが、地域と著者が、違ったアプロ−チをしていて面白いです。森山氏の「前書き」と「あとがきを」読んで、隆起や沈降のそれ以前の「準平原」から始まったと表現しつつ…
「はたして、ほんとうに?そんな…」と、疑問符付きで自問自答しておられます。)
・ あなたは、現在の日本の、美しい山や深い谷が、その始まりの姿が、島弧全体がただのだだっ広い、起伏のない平地だったと想像できるでしょうか、
( 私のシナリオでは、「準平原」どころか、始めは何もないただの海から「隕石衝突」後に景色として見えるものは、大陸の一部からはぎとられた、能登、佐渡、宇奈月、岩手、石巻等東北の一部、しか頭を出していない、2重クレーターの海山列のイメージが出発点です。)
( そして、現在の中央構造線は、骨格となった2重クレーターの、外輪と内輪の境界線で、その間に付加体が積み重なって「準平原」が生まれた…、と、想像しています。)
・ それぞれの地域でしかわからない変化の歴史があるようで、私は岐阜の奥美濃しかわかりませんので、東北の南北に走る構造線や、四国の黒瀬川帯がどのように今の姿になったかは想像もつきません。
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今回の本: 「変動地形とテクトニクス」編者:米倉伸之、岡田篤正、森山昭雄 1990年 古今書院 発行
森山昭雄さんの、「 5)中部山岳地域における山地形成の時代性 −山はいつ高くなったか−」より
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