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( 図1の、右端のピンクの蛍光ペンで書いた〇が、想像したマグマの供給点で、 この図の範囲で全部で4つ、先入観なしでただ縞模様の動きからその出発点を想定して書き込みました。)
・ 中央水色の東西に走る線を境界として、先に下部(C)の東から西に向かう流れに注目しました。
・ 下部はさらに3つに分かれて、地磁気線の時代もそこを境界としてずれがあります。
( 一番足の速いのが(C1)、それに少し遅れて(C2、C3)が続きます。)
( 供給元に近い赤色部分の時代線の様子から、この3つのながれは同じ供給元から生まれたものと考えると、 流路が直線上にある(C1)が、他の2つより先に進んでいる理由が、納得できます。)
・ もっとこまかく観察すると、(C2)の中でも場所の違いから、外周(上部)のほうが、内周(下部)より先行しています。
( 図中 「 Pioneer f.z. 」 と表記された部分です、
「f.z.」が何の略か、勉強不足で私はわかりませんが、人名らしきものもあるので、その境界に発見者名でしょうか? )
( 折れ曲がって流路がせまくなるところで、外周の速さが早くなるのは、前回説明の(A)の部分と同じです、 川の流れの曲がって狭くなっているところでも、流速が早くなるのと同じ、自然の節理です。)
・ (B)の部分は(C)よりも複雑です、うまくまとまらないので次回へ…
図1: 太平洋東北部の地磁気の線に加筆(時代別に色分け)。
図2: ベランのイラスト(太平洋東北部)
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同日追記<注>
・ この図で表されている時代線の動きは、東から西に向かって真横に移動しているように見えます。
地磁気の示す線も、海底の地殻の放射線年代も、ベランの海底地形図も、全て海底地殻の表層の話しです、地殻全体としての移動方向と、表層の動く向きが異なっているとの前提で記述していますので、
通説では、42Ma以前は北北西、42Ma以降は西北西…
と言われています。
(ハワイのホットスポットから生まれた海山列の並びから)
・ 海洋地殻の新しい部分(表層部)は、明らかに真東に向かっています。
( 古い玄武岩層がある上に新しい玄武岩層が積み重なって全体を推し進めている海洋地殻ですが、「一枚板の全面が同じ向きに移動している」とかんがえていては、多くの矛盾や謎はときあかすことができません。)
・ 海底の年代図でも、古いジュラ紀の地層が小さく残って、そのまわりを「逆C型」に、新しい地層が取り巻いていることだけでも、一枚板ではありえない現在のすがたです。(図3)
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< 12/29 追記 >
・ 「 F.Z.」の 意味がわかりました。
「断裂帯」を現しているようです。
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