海洋プレート流動（？？）大陸の分裂と大西洋

2023年02月08日 13:04【新：海洋プレート流動説】全体に公開

・　海洋プレートと言っても、太平洋と大西洋では、その性格が異なっています。

　　太平洋では、
　東端の海嶺で生まれた海洋地殻が、西端で海溝に沈み込む形態は「能動的」と表現される。

　　対して、大西洋では、
　中央の海嶺で生まれた海洋地殻は、東西に分かれ、大陸との衝突点には海溝はなく、
　双方の大陸を押し広げる形で広がるので「受動的」と表現される。

（　私、個人的には、押し広げるほうが「能動的」なイメージがありますが、深く追求しないことにします。）

・　地殻の分類としては、大きくは、大陸地殻と海洋地殻に分かれ、　大陸地殻は比重は軽く、厚さは一般的に５０ｋｍ、　海洋地殻は比較的重く、厚さは一般的に１０ｋｍ、と言われています…

　海底にあっても、花崗岩主体の大陸地殻で形成されている海域もあれば、　反対に、たまたま陸上に顔を出してはいても、成分的には海底地殻の玄武岩のところも存在します。

　（　後者の代表例は「アイスランド」で、海嶺がたまたま地上（海上）に顔を出していると考えたほうがわかりやすい。）

　（　前者の代表例は、ニュージランドからオーストラリア北部にかけての海底は「大陸地殻」で、過去に沈んだｘｘ大陸（ｘｘ文明）とかの見方もあります。　名前も「ジーランディア大陸」とつけられています。）

　（　意味不明なのが、日本海で、南西半分の朝鮮半島よりの海底は、大陸由来の花崗岩主体の地殻、反対に北西半分のオホーツクよりの海底は、純粋海洋地殻で出来ています。
　さらに日本海の海洋地殻で不思議なのが、堆積層直下の玄武岩層の年代と、そこからさらに掘り進んだ下の地層とで、年代の逆転しているところがあるらしい。　通常は、古い年代の地層の上に、新しい年代の地層が積み重なるのが一般的だが、どのような理由で逆転層が形成されたかは、わかっていません。　）

・　しょせん、人間は大陸地殻の上１０ｋｍほどか、海洋地殻の上２ｋｍほどしか掘削できていないので、共に地殻全体の上っ面２割しか見れていません、現在でも「謎」と「矛盾」がいっぱいの地殻ですが、これらが全て解明されて、現在の地球のなりたちについて「シロウトでも納得できる説明」が、できるようになるのでしょうか。

　（　未来に期待　…　他力本願ですね。　）

図１：　パンゲアからの分裂。（下記「地球内部物理学」参照）

図２：　現在の配置。　（下記「地球内部物理学」参照）

図３：　パンゲアからの分裂。　「地殻の進化」より

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参考書籍：　地球惑星科学⑨「地殻の進化」　大塚真一　１９９７年　より

参考ＵＲＬ：
地球内部物理学　2020.1.20 Pangaeaが分裂したのはなぜか？
http://www3.u-toyama.ac.jp/twatnabe/teaching/interior/interior200120.pdf
プレートテクトニクスと火山
 http://earth.s.kanazawa-u.ac.jp/~umino/EarthHistory/EH07_WilsonCycle_PPT.pdf

2023-02-07 海洋プレート流動（？？）シャッ

2023-02-09 海洋プレート（？？）大陸はどう

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