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供給能力の違い(エネルギーの差は、隕石の大きさの差)があったら、その流動パターンも、直線的でなく曲線を描きながら移動していきます。
・ 他には北太平洋では、流動方向が南太平洋と少し様子が違っています。
( 地殻の移動方向について、ハワイの海山列の配列から、移動方向が当初北北西だったものが、40Ma以降から、西北西に向きが変わったと言われていますが、そのほかの海底地形を見ると、なだらかに移動方向が変わっているように思えます。)
・ 相対する地殻が同世代の場合、衝突点ではお互いが同等に押し合い、なだらかに流動方向が変わります。
直交する地殻の世代が異なっている場合では、比較的新しい地殻が、古いほうの地殻に乗り上げながら、古い地殻を横へ押しつつ、下へ押しながら、移動していきます。
図1: 天皇海山列周辺の断面図より。
・ 下層の古い地殻は、北に進む力と横から押される力の合成ですが、
上層の地殻は、北アメリカ方面から西にむかって進んでいきます。
( 古地磁気での年代線の移動方向や、海底地形のヒダや断層が、
北太平洋に於いては、ほとんど真西に流れているように見えたり、
場所によっては、西南西に向かって流れているような場所さえあり、
これらは、全て表層での移動方向と、全体としての下層の移動方向が異なっていることを示していると考えます。)
図2: 古地磁気の年代図
・ 海山や、海台のある所では、海底から盛り上がっていて(根も数十kmと深く)、その上を、新しい地殻がおいそれとは横切ることができませんので、直前で押し合い盛り上がって、結果古い地殻を横に押して均衡を取ろうとします。
合成して「西北西」移動となります。
図3: 海台の断面図
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