( いくつかの説明を読んでも、さっぱり動きが見えてきません。)
図1: 震源球の例
図2: 震源球の説明図
・ さてこの、海洋地殻の上層と下層で、流動の方向が違うことを前提に、 動きを頭の中で描こうとしても、結構難解です。
図3: 第一鹿島海山の概念図
( 今現在の海山が海溝に沈み込んでいる例で有名な、鹿島海山を見ながら、 スケールの大きさと、海洋地殻の上層と下層で、流動の方向が違うことを、 想像してみてください。)
・ 図に描かれた矢印は太平洋地殻の上層が西北西に移動している様子を表しています。
( 私の考えでは…、海山の日本側半分は動かないものとして、
周辺の海洋地殻は西北西に、
海山は下層と一体になって繋がっていますので、
残された海山の太平洋側半分は北西に移動していることを想像しています。)
・ 単純な、縦、横、高さを持つ(3次元の)物体が、部位によっていろんな力が、異なる向きに働いていることを図に表現することは困難です。
( それぞれが個別のベクトルを持って複雑に動いている、4次元的想像力が必要です。)
・ よく見かける、プレート論の海嶺で誕生した海洋地殻が、横移動して、 反対側の海溝に沈み込む図は、単なる断面図で、 真上から見たら1本の直線の動きしか表していません。
( その基本からは、海洋地殻が全て一方向に動く、一枚板の想像しか出て来ません。)
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気象庁HP > 各種データ・資料 > 発震機構解(精査後) >
CMT解のページの見方
https://www.data.jma.go.jp/eqev/data/mech/cmthowto.html
CMT解とは何か: 地震波形の位置と時刻と規模と方向、およびメカニズムを示す。
( 地震波と地形から、断層の位置とずれ方を推定したもの。)
https://www.data.jma.go.jp/eqev/data/mech/kaisetu/cmt_kaisetu.html
発震機構解の図(震源球)と断層面の関係(逆断層の場合):
https://www.data.jma.go.jp/eqev/data/mech/kaisetu/model_gyaku.html
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震源球: 球を4つに塗り分け、平面に投射したもの
色の塗られた部分は引き、色の塗られていない部分は押しで
どっち向きの力が作用した地震かを表す。
震源球の見方
https://note.com/marubashi/n/nbd5d5870bccf
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まさに新たな付加体が形成されつつある日本海溝ですね。
右端図よくわかります。
・ 高さ数千m、裾野50kmの富士山級の海山半分が、
割れて1500mも沈下の変動が、いつ頃の話しかはまだ不勉強でわかりませんが…
もし同じ変動が、地上の富士山で起こったとしたら、
想像できないくらいの地獄のような状態になるでしょうか。
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