太平洋海洋地殻の新解釈：　上層と下層が違う向きに進むとゆう事実

2023年11月03日 08:39【新：海洋プレート流動説】全体に公開

・　太平洋の天皇～ハワイ海山列の向きの変化により、前半の天皇海山列が、後からの変形を受けていることは、過去の日記で書いた、この「海洋地殻の上層と下層が違う向きに進む」とゆう事実について、
　読者の方には、にわかには受け入れがたい方も多いのではと思います。

（　　私の太平洋地殻の流動説では、
　下層（海洋地殻①）は、北西向きに、
　上層（海洋地殻②）は、西向きに、
　今も異なる方向に流れている。）

・　そこで実際のハワイホットスポットから形成された海山列と周辺の地形から、　その証拠といえる海底地形を紹介してみようと思います。

図１：　産総研地質図Ｎａｖｉから、ハワイ天皇～ハワイ海山列の海底地形

　（　Ｌ字形の前半について、その東にある「海の溝」が、海底火山が横に押されて移動した時に、　　下層に残された火道の痕跡であると仮定した。）

・　今回は、後半のハワイ海山列の海底地形から、
　上層と下層が今も違う向きに流れていることの証拠となる海底の拡大図を２つ作成。

（　わずかな溝や凹みなので、私の意図が見ていただきやすいように、
　補助線を手書きしてありますが、これらは全て、
　Ｇｏｏｇｌｅの海底地形図が示す実際の海底地形です。）　　

（　図１の右下の２つの四角が、それぞれの拡大図の位置です。）

図２：　左の、海底地形拡大図

図３：　右の、海底地形拡大図

・　屈曲点以降についても、上層と下層で（今現在も）異なる方向に流れているとするなら、　前半の天皇海山列の時のような「海の溝」のような、下層の火道の痕跡があるはずと…
　それを、海底地形図から探してみた結果、北側にほんのわずかな凹みの連なりがあることに気が付いた。

（　オレンジの丸で囲んだのが、海底火山の形成時の火道でできた凹み、
　赤で囲んだものが、海山列が押し流された時に、　取り残されたのではないかと思える海山です。）

・　いかがでしょうか、現実の自然の過去数億年の地形には、
　人の想像力をはるかに超える真実（新事実）が描かれているではありませんか。

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参考過去日記：

＜海洋地形＞　海の溝について…お絵かき。
https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-304476
＜海洋地形＞　天皇海山列から東の「海の溝」について…
https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-304437

2023-11-02 太平洋地史の新発見（その２）：

2023-11-04 太平洋海洋地殻の新解釈：　前半

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