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2015年07月21日 16:02安物買いの血が騒ぐレビュー(その他道具・小物)全体に公開

▼マダニ対策〜ダニ取り用ピンセット(ティックリムーバー GUARD Tick Remover)

近々。マダニが大量にいそうなトコへ行く予定があるので、それに備えて着々と準備をしていたわけですが。その中で買い揃えたうちの一つがこれ。商品名はティックリムーバー。ダニ取り用のピンセットです。スウェーデン製。ソフトビニールのケースに、取扱い説明書が入ってます。お値段、アマゾンで1000円ほどでした。他にも類似商品がいくつかありましたけど、携帯するのに手ごろなサイズであることと価格でコレでした。オールステンレスも好き。

マダニに咬まれると唾液とともにセメント状物質を放出します。これは半日程度で硬化するので、一旦、硬化してしまうと1〜2週間は人体から離れなくなるそうです。その間、人に気づかれない限り、安心して血液を吸い続けるのでしょう。咬まれると針で刺したような痛みがあるらしいので、気が付きそうですけど、全く気が付かないで吸血されている場合もあるようです。鋸刃状の刺咬部を皮膚に食い込ませて吸血するので、適切に処理しないとこの刺咬部が皮膚の中に残ってしまって化膿します。指で掴んで無理に引き抜くとかは厳禁。他、ライム病という感染症もあります。恐ろしい。本来は、病院で取り除いて処置してもらうわけですが、早々には下山できそうにない山の中で噛まれた際の応急の処置として、これが有効ではないかと考えたわけです。普通のピンセットでも取れなくはないみたいですけど、多くの場合には、除去に失敗して刺咬部が皮膚中に残ったりとか、マダニの体を潰してしまって、マダニの禍々しい体液が人体に逆流してしまうといったことがあるそうです。そのマダニの体液、唾液が感染症の元凶。この製品自体も、使い方をうまくしないと、単なるピンセットと同じ結果になってしまうこともあるようですけど、一応、ダニ取り用の専用品ではありますので、その点では安心ではあります。

使い方は挟んで抜くだけ。ピンセットみたいなもんなんで。より確実に抜くには、アルコールで湿らせたティッシュペーパーを御大に数分間軽く当てて、酔わせて弱らせてから抜く方法もあるようです。抜き取ったあとは、刺咬部が皮膚に残ってないかと確認し、化膿しないように抗生物質を塗っとくとなお良いです。抗生物質っていうと、ドルマイシンやテラマイシンで、えーのだろうか。とりあえず、何もつけないよりはマシかな。

御守り程度でしかなかったとしても、濃い笹薮漕ぎの際に、あるとないのとでは、精神的な安心感が違うというところです。長袖長ズボンを着用して、草むらには近寄らず、藪を漕いだ後は、こまめに体をチェックして。さらにディート入りの忌避剤と併用することで、まずは咬まれないようにすることが第一ってところですかね。

寸法。
直径 6x83mm、重量6g。ソフビケースが7g。合計13g。
本体素材 ステンレス

常時、携帯しても苦にならない重量とサイズです。
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