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お値段1800円+税。内容的には、今までの既刊シリーズとほぼ同じで、登山口までのアクセス方法、駐車場の様子、トイレの状況、付近の立ち寄り湯情報と携帯電波状況。アクセス方法を例にとれば、どこの国道のなんて交差点をどっちに曲がって、その先、未舗装か舗装路か、未舗装ならどの程度の悪路か、その区間が何キロ続くのかといったところまで、記載されています。駐車場なら、駐車場の標高、駐車可能台数、有料無料、舗装か砂利か、トイレの有無、季節や曜日によっての混雑状況まで。とにかく「登山口」にまつわる情報が、これでもかと載ってます。半面、その登山口から登る山が、どんな魅力のある山なのかとか、山の情報は一切載ってませんし、そういった情報は、この本には無用です。
違いとしては、
・これまでモノクロ一辺倒だったのが、2色刷りになってる。
・ページの左端にはインデックスもついてる。
・なんだか、紙質が上がった。
といったところです。
特筆すべきは。というか、各登山口の情報を山域ごとに分けるようになった点。手持ちの既刊本では、県別に登山口が掲載されていた記憶がある。すなわち。一つ前の東海版では、白山を例にとると、岐阜県側と石川県側に登山口があるわけですが、東海版に属する岐阜県側の登山口情報は乗っているけども、おそらく北陸版に収録されるであろう石川県側の登山口情報が載っていないという具合。で。九州版は、各登山口を山域ごとにわけて収録してあるので、より便利になりましたってことでした。読者の声を取り入れて日々進化してるんですねえ。
インターネットを駆使すれば、ある程度は登山口の情報を集められますけども。この「駆使すれば」とか「ある程度」ってのが、もう面倒臭くて。この本を見れば、登ろうとしている登山口にまつわる必要な情報が全て掲載されているわけでして。あちらこちらと、いろいろなページを見て回る時間的無駄を省けるのです。その点で、実に有用。
今後は、北陸版と中国・四国版の出版準備を進めているとのこと。これだけの情報を体系的にまとめ上げるのは、芸術的ですらある。新しいのが出たら、また買わせていただきますわい。
○登山口調査会オフィシャルサイト
http://tozanguchi.halfmoon.jp/
この本は私も購入しました、掲載している山はある程度安心な山なので初心者の私のバイブルになっています。
takenokokunさん、コメントありがとうございました。
実は私はあと一回、九州に遠征すれば、九州の登りたい山に全て登れてしまうので、この本に目を通すのは、そうはないのかもしれませんけども。この著者の心意気に感服しているので、買ってみた次第です。ま、全部、揃えるのも一興。
便利な本だと思います。北陸版、中国・四国版が待ち遠しいです。
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