ジャンル的にはバックベストっていうらしいです。流行ってるのかどうか知りませんけど、バックパックを「背負う」のではなく「着る」感覚。ベストに荷室がついた感じ。構造的にそんなに大量の荷物は持ち運べませんけど、自分の力量を充分に勘案して山には真に必要最低限度の物品しか持ち込まないヒトにとっては、この上ない選択肢ではないかと思ってます。何より、コンセプトが明確で軽いので、UDのSJウルトラベストを買ってからは、この手のバックパックばかり愛用しています。本来はトレランパックですけど、別にトレランしなくても、この機能性は十分にハイキングで威力を発揮できるものと思います。たぶんね。
特徴としましては。
▼メイン気室は2つ
15リットルの容量ということですけど、縦に細長いので、そんなに入るのって感じですけど、一応、15リットルの容量があるみたいです。気室は2層に分かれてます。開口部は上部にありますが、ジッパー等はついておらず、常に開いた状態です。ま、構造的に、中に入れたモノが暴れ出して外に飛び出すなんてことは少ないと思いますけど、常に開きっぱなしってのは、なんとなく抵抗があるので、ベルクロを張り付けて、それとなく閉じられるように改造するのも手かもしれません。開口部に、ベルクロがついてて、そこにビニ袋をハンガーに取り付けたもの(説明が難しい)を取り付けられるようになってます。これは、背中の汗の湿気がバックパックの中にいってしまうために、濡れては困る物品をビニ袋に入れて携帯するための物です。
▼ショルダー部にポケットが4つ、両サイドにポケット2つ
このポケットにも全てジッパー等ついてません。常に開きっぱなしです。中に入れたものが飛び出しやしないかと心配ですので、飛び出しても困らないモノか、結束したモノを中心に入れる予定です。ショルダーには、ポケットが左右に2つずつ。縦に並んで付いてます。が。縦に並んでいるうちの、どちらかにボトルを入れてしまうと、もう一方のポケットには、実質、モノが入らないと思ったほうがよいです。カメラとボトルを右側のショルダーについてる上下のポケットに入れる…ことは、実用性を無視すれば可能ってレベルです。ポケットは、それぞれ深い構造なので、どちらも一応500mlくらいのペットボトルは入ります。試しに入れてみましたら、ショルダーの内側がめくれ上がって、ちょいとばかり見た目が悪くなりました。ここにボトルを入れて使うのが、私の好みなので、これは…ま、いいや。見た目くらい。他に、パックの両サイドにポケットが1つずつ付いてます。そこの上部に容量を絞るためのバンドもついてますので、そこにポールを収納することもできます。
▼背面メッシュパッドつき
この手のバックパックがより軽量化を志向するために、こぞって背面メッシュパッドを削るのに対して、本品にはメッシュパッドがついてます。それも、ショルダーの裏側など、体に密着する部分全てに。ただ、背面はメッシュですけど、その湿気はバックパックの中に行くので、濡らしたく無いモノは、ビニ袋に入れて収納する必要があります。
▼ワイヤーで容量を簡単に絞れる
なんだか、これ凄い。丸っこいプラスチックパーツが、3箇所付いているのですけど、これを時計回りにクリクリ回してやると、ワイヤーが締まっていき、簡単にバックパックの容量を絞れてしまいます。あっという間に。反時計回りに回してやると、緩みます。私の乏しい登山経験では、今までのザックで、こんなのが付いているのは見たことない。クリクリプラスチック(名称が分からない)は、当然ながら背負った状態で手が届く位置に取り付けられてますので、背負った状態で、バックパックを体にジャストフィットさせることができるのです。とにかく一体感が素晴らしいです。
メーカー公称重量は260g。手持ちの10g単位でしか測れない荷物用はかりでは、実測250gでした。15リットルの容量があっても、この重量は素晴らしい。サイズは2種類。[S/M]と[L/XL]。買ったのは、S/Mサイズ。色は白グレー。背面には、ド派手に「Raidlight」のロゴ。下部のホームセンターコメリのニワトリみたいなマークがイカス!!(死語)。ザ・メイド・イン・フランス。開発設計から縫製まで全てをフランス国内で一貫生産してるらしいです。
先日の前袈裟丸山で使用してきたので、使用感等の感想は、また後日。8リットルの小さいサイズは、日本では品薄状態みたいですね。
▼実際に使った前袈裟丸山のレコ
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-849318.html
▼フランス本社での商品名
Gilet Responsiv 15l - Colour : GREY, Size : S-M
▼Raidlight社
http://www.raidlight.com/en/
動画を見ると、手造りなんですね。これ。
moglessさん、こんにちわ。
むむむ。いかん。これはよさげ。。
購買意欲がムラムラ。。
トレランなどとは無縁ですが、
お気軽ハイキングにももってこいかも。。。
k-yamaneさん、コメントありがとうございました。
完全にトレランパックですけども、特段、歩いて使ってもよいと思います。
そもそも私は、ほとんど歩いてますし。
ただ、見た目がこんなですと、人目がある所では、なんとなく歩きづらいというのがありますけど。
走りたくないのに、つい走ってしまったりとか。
先日の使用では、体へのフィット感は抜群でした。
荷物の出し入れはしづらいですけど、ストレッチ素材で見た目以上にたくさん入るし。
洗練されたデザインも好みですけど、既存概念にとらわれないモノ造りながら、大胆な軽量化をはかりつつ、基本性能もしっかり押さえてあるところが、レードライトが好きな理由です。
ただ、今のところ15リットルモデルは、日本国内では販売してないみたいですけど。
欲しい場合は、フランス本社から直輸入しかありません。
初めまして。岩魚と申します。現在Gilet Responsiv 8Lを使っているのですが、フロントポケットは主に補給食とiPhone6で、背中にハイドラパック3リットルを入れているのですが、はみ出てしまい荷物も山越えの容量には心もとないので、私もGilet Responsiv 15Lを購入したいと思いますので、差し支えなければ、購入先の現地のショップを教えて頂けないでしょうか。宜しくお願い致します。
POIUYtrewq1さん、はじめまして。コメントありがとうございました。
買ったのは、レードライトの公式サイトからです。
http://www.raidlight.com/en/gamme-made-in-france/4385-gilet-responsiv-15l.html#/colour-grey/size-s_m
日本で買うより安く買えるとはいえ、コレ単体で買うとフランスからの送料と関税で、日本で買うのと同じか、少し割高になります。
が。15リットルモデルは、今のところ国内販売はないみたいなので、直輸入しかないですかね。他に日本で販売してないモノも一緒に買えば、お得感が出るかもしれません。
公式サイトからは、過去2回、買っているので、商品が届かないといったトラブルは少ないと思います。注文から届くまで20日くらいかかりますけど。
なんだか、マイナーモデルチェンジして、重量が少し軽くなったみたいです。
8リットルでは、環境の整ったところでない限り、確かに心もとないですね。
早速の返信をありがとうございます。ずっとサロモンのS-LABを使ってきての不満点がレスポンシブですっかり解消でき、唯一の不満点がハイドレーションを含む背中の荷物の揺れだったので、BOAの締め付けでそれも解決できるのがうれしいので購入にチャレンジしてみます。ありがとうございました!!
POIUYtrewq1さん、コメントありがとうございました。
遅ればせながら、日本の直営店が東京にできたみたいですので、販売のアテがあるのか問い合わせてみるのも手かもしれません。
http://www.raidlight.jp/
先日の袈裟丸山で使ってるのですけど、体へのフィット感は、今まで使ってきたどのバックパックよりも優れていました…て、8リットル版をお使いなら、その効果は体感済みですね。このフィット感を味わってしまうと、サイズ違いが欲しくなる気持ちが分かります。
レードライト社のモノヅクリは、モロに私の好みに合致するので、最近は、この会社の製品ばっかり買ってます。他社に良いモノがあれば、ブランドにこだわらず買うんですけどね。今のところ、他社製品で食指が動くものがない。
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