その菩提寺のイチョウがあまりにも見事で。それでいてまた、約900年前に法然上人が阿弥陀堂の大イチョウの枝を杖代わりにして菩提寺へ修行へ行き、「学成れば根付けよ」と突き刺した杖が現在の大イチョウになったという伝説も、平成25年の調査で、両イチョウの木が同じDNAを持つことが判明して、伝説が裏付けられたってのが面白かった。
そんな大木とエピソードが掲載された図鑑みたいな本が欲しくて見つけたのがこれでした。1ページ見開きで、左側に写真と右側に木の説明文、地図とそこまでの簡単なアクセス方法の説明。実際に行くとなると、他の地図を眺める必要があるでしょうけど、大まかな場所さえ分かれば十分です。私には。お値段¥2200てのが、少々、堪えましたけど。
掲載されているのは、サブタイトル通り、樹種別の日本一の巨木となります。「日本一のクスノキ」とかって具合。必ずしも、樹齢日本一ではないみたいです。また、有名なのが必ず載ってるというわけでもないです。先の菩提寺のイチョウも阿弥陀堂の大イチョウも載ってません。表紙の通り、縄文杉は載ってます。とにかく知らなかったことが多すぎて、日本最大の巨木は、北金ヶ沢のイチョウかーとか。これの写真を見たら、もう見に行きたくて仕方ないです。
パラパラめくってて。ああー、今回の遠征で、この巨樹のすぐ近くを通ってるじゃん!!! なんてのが、いくつかあったりして。また行かなくてはならない理由ができてしまった。困ったもんだ。国内が面白すぎて、なかなか海外に目を向けられないわい。