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検査自体は無料なんですね。検査場へ赴いたら、検査キットを渡されて、自分でやってくださいと。車なら降りずに検査。検査までドライブスルーだ。
ほぼ絵しか描いてない簡易的な説明書を見ながら、検体を試薬に垂らすと、みるみる赤色に変わっていく。これ、やばいんじゃ。まさかの陽性かと思いきや、陰性だった。自己検査の様子を目の前で見てるなら、赤色になるのは正常ですとかなんとか言ってくれって。
抗原定性検査は、その場で手書きの陰性証明書を発行してくれますけど、効力は検査の翌日まで。ま、翌日に使用する予定だからよいのです。検査キットは自己廃棄だそうで、持ち帰りでした。
15分程度で終わりましたけども、特段、身分の確認もされず、自分で受付書に書いた名前が、そのまま、証明書に書き写してありました。自分で検査するし、いくらでもインチキできそう。身分証提示による本人確認もなかったので、替え玉もできちゃうじゃん。結果通知書も、なんなら自分でも作れそう。そこまでやるくらいなら、検査を受けてしまったほうが早いけど。
そもそも抗原定性検査は、PCR検査で陽性だった人の６割しか陽性にならない精度しかないうえに、本人確認もされないまま、陰性証明書が出てしまうのでは、やる意味ないんじゃとは思ったけども、基地に潜入するために、必要だっていうので、やらざるを得なかった。
