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熊が標識を破壊するのは全国共通です。各地で見かけます。標識の防腐のために塗っているクレオソート(木材防腐塗料)の匂いに反応して、噛みついたり引っ掻いたりします。クレオソートの他、ガソリンやオイルの匂いに嗜好性があり誘因されます。つまり、標識の周囲は熊が出やすいってことですね。
ただでさえ登山者の少ない平日の南アルプス早川尾根。稜線上でこの日見かけたのは3人。そんなところにある山小屋で、私の熊鈴が耳についたのか、ある登山者が主人にしていた質問がタイトルのソレ。主人は、山小屋が建てられた経緯を話し始めましたけども、結論は聞くまでも無いし先を急ぐので、通り過ぎました。広河原峠は、その小屋のすぐ近くです。
登山が他のスポーツと決定的に違うことは、野生動物を含めた自然を相手にしているということ。意思と足のある動物の行動に絶対はありませんし、ニンゲンが自然に打ち勝つことはあり得ません。山の機嫌が良い時に登らせてもらってるに過ぎません。知識や準備の不足は、致命的なダメージを負いかねませんし、敗北とは即ち死を意味します。運動場で競技をしてるのとはわけが違います。審判もいなければ、危なっかしいことをしても誰も止めてくれませんし、やっても、ペナルティはありません。全ての結果が自身に帰属します。熊はニンゲンを恐れ、出会いたくないと考えています。ならば、熊がニンゲンを察知して自ら身を隠してもらえるように、音で知らせてやることが、自然界に生きる者たちへの礼儀ではないでしょうか。
遭遇は、ほとんどの場合、ニンゲンの気配に気づけなかった熊との出合い頭に起きます。運が良ければ、熊のほうが逃げてくれるでしょう。しかし、向かってくる熊もいます。子熊を守ろうとする母熊や、ニンゲンがおいしい食べ物を持っていることを学習してしまった熊などです。向かって来たら、走って逃げ切れないことは、ご存じでしょうが、死んだふりでもしますか。熊は雑食性であり、食事の主体は植物ですが、肉を好むか野菜を好むかは、ニンゲンと同じです。腐敗した死肉も食べます。生きたニンゲンは恐れますが、倒れてピクリとも動かないニンゲンは、安全な食べ物が転がってるという意味です。ばったり、熊に遭遇した時、対処法として死んだふりしか思いつかない方は、覚悟を決めてください。そもそも、目前遭遇しないようにするには、どうしたらいいかってことですね。
例え、対策をしなくても、出会うことはなかなかないでしょう。絶滅危惧種ですから。ただ、人を傷つけたり人馴れした熊が駆除対象となって、これ以上個体数を減らさないように配慮することが、自然のごく一部に立ち入らせてもらう者の道理であると考えています。「熊」という漢字は「能」ある四つ足の動物という意味ですね。知能が高い山の友人をこれ以上、ニンゲンだけの都合で失いたくないものです。
ここって、熊いるんですかね?
どうですかね。いると思えば、いるのかもしれないし、いないと思えば、いないのかもしれません。対策をするかしないかは、ご自身の知識と経験に照らし合わせてするのが良いかと思います。ただ。熊のことをあまりよくご存じでない方の真似をして、なんら対策をしないということのないよう、ご留意ください。
道標にカプサイシンを混ぜて塗装すると数年程度クマ避け効果があるそうです。
現在2県が導入済みだったと記憶しております。不躾ながら参考までに。
(紙漉き時唐辛子にて虫食い防止効果有り)
カプサイシンは熊は嫌いますね。
カプサイシンを練りこんだ山服やザックを開発すれば、熊除けグッズとして売れますかね。自分の目がチクチクするかもしれませんが。
私は確か4年前の早池峰山の下山の道路を歩いてる時に後から追越して来た男性に鈴2つも付けて煩くないですか?と嫌な顔され、私は熊多いですよ〜、 挙句の果てにその人は熊なんて居ませんから〜と言って速足で抜き去ってった、、という事が、当時私は平日にソロで誰にも遭わない山歩きが多かったので鈴2つ付けてて、でも早池峰山ではさすがに道路と1合目の樹林帯で鳴らしてたのですが、、
しかし一昨年は早池峰山の5合目で確か土曜に熊が人を襲ってて(出会い頭では無いタイプ) 、熊なんて居ませんから!と言い放った人に謝って貰いたいなんて思ったりして(笑) 先日の白馬でも鈴付けてる人が居て嬉しかったな、田舎者の私はアルプスは付けちゃダメなのかと思い込んでて持って行かなかったのですが、場所に応じて鳴らしてもいいなって感じました(笑)
こちらの存在を知らせるのは大切ですよね。
早池峰山というのは、東北の早池峰山ですよね。
熊、いませんか。何を根拠に、いないという発言になるのか、答えが見つかりません。
近年では、里山から高山帯まで急速に生息域を広げてきているようですから、昔はいなかったからとかいうのは、困りものです。無用の舌の根を動かして、わざわざ見当違いなことを、無関係な登山者に言い散らかすのは、厳に慎んでもらいたいです。
熊の生息域で、熊の痕跡があり、熊の目撃情報がある登山道で熊鈴をつけないのは、どういった理由なのかと疑問に思っていました。何か、画期的な熊除け対策をしているのであれば、是非とも、ご教示願いたいと思っていました。しかし、鈴を付けない理由が、「ここにはいないから」だったとは、衝撃でした。いないのだから、なんの対策も必要ありませんね。ある意味、ここにはいないと思い込むことができれば、画期的な対策なのかもしれませんが、知見が邪魔をして、とてもその境地には立てそうにありません。
北アは、鈴付けている人が圧倒的に少ないですね。
北アでは、なんだか、熊鈴をつけているのが、異端のようですね。
熊の目撃情報が多いというのに。私も稜線から200mほど離れた斜面を悠然と歩いて、ハイマツの海に消えていく大型の成獣を見たことがあります。この熊、私とすれ違った鈴を付けていない二人組の目前を、「何か」に驚いた様子で、全力疾走で横切ったそうです。遠くから聞こえてきた「何か」に、慌てて身を隠そうとしていたんでしょうね。その途中で、たまたま鈴の無い登山者に気づかず、目の前を横切ってしまったのでしょう。
北アは、登山者が多いというのもあるのでしょうけど、単に鈴をつけてないから、目撃が多いのでしょう。登山届が義務付けられた山域ですから、当然、届を出しているのでしょうけども。登山ポストの周りには、登山届を出せば、必ず目につく位置に直近の目撃情報が張り出されていますけど、鈴を付けない人は張り紙を目にすることはなかったんですかね。
登山届の電子申請をしたとしても、最新情報を得られる場所として、確認するのは基本ですけどね。
「鈴を付けてない二人組の目前を」→ウケる(笑笑)
北アか、、、鈴がうるさいコミュニティというのは、聞いたことが無いですね。
縁もゆかりも接点も無く、永遠に関わることもなさそうです。たとえ、鈴以外でも。
イラッとするのかどうか知りませんが、その妄言に対して、逆もまた然りですね。
熊鈴をつけてないから、目撃情報が多い。目撃情報が多いということは、ニンゲンの活動範囲に入り込んでいる証拠。つまりは、ニンゲンを恐れていないってことですね。
ばったり遭遇しても、何もしなければ、登山者は安全だと学習してしまった結果ですね。
人馴れしてても無害ならいいですけど、たまに、登山者の食べ物を奪おうとして、テントの外から爪で引っ搔かれる被害が起きてますからね。熊は執着心の強い動物。ニンゲンから食べ物を奪うのが安全で効率的と学べば、とことん繰り返します。
問題にするなら、ニンゲンを恐れない熊がなぜ増えているのかを、問題にしてもらいたいですね。
二人組の話は、実話です。
真っ青な顔して、今しがた熊が目の前を横切ったと話してくれました。
その熊の写真は撮ってますし、以前はレコで公開してました。
北アには、熊がいないと思ってたのですかね。
その昔、笠ヶ岳から上高地に下っている時、後から「チャランチャラン」と音を鳴らしながら付いてくる方がいました。「うるさいナァ」と思いましたが、後に「熊鈴」ということを知りました。(^^ゞ
「無知」とは怖いですね!
上高地は、熊目撃情報多いですね。
人が大勢いるから、目撃も多いのかもしれませんけど。
熊も個体や生息地によって性格が異なりますから、この対策が万全というのはないのかもしれませんけど、鳴り物が有効な手段の一つであることには、変わりありません。
つける付けないは個人の勝手。その結果は、自身に帰属するだけです。
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