タチバナモドキ（実）

橘擬き（Pyracantha angustifolia）バラ科タチバナモドキ属

　赤いトキワサンザシの実が稔る傍らに，黄色実が目だちます。
＞ピラカンサの類はよく見かけるが，タチバナモドキはあまり見かけな
＞い。
　とある，チョッと希少価値のあるタチバナモドキのようです。

　花や葉だけでは区別が難い仲間がいるこの植物も，
＞中国原産。葉は長さ5〜6cmの狭長楕円形〜狭倒卵形。葉裏に灰白色の
＞毛が密生するのが特徴。果実は橙黄色に熟す。
　と，文末にある実の色により，同定に自信を得ることが出来ました。

　似た仲間にトキワサンザシやカザンデマリ（ヒマラヤトキワサンザシ）がある等の記載が多い中，
＞●見分けるポイント●
＞1.トキワサンザシ属の仲間では、タチバナモドキ、ヒマラヤトキワサン
＞ザシ、トキワサンザシが植栽され、総称してピラカンサと呼ばれる。ピ
＞ラカンサは、トキワサンザシ属（Pyracantha）のことである。
＞・タチバナモドキは、果実が橙色。ヒマラヤトキワサンザシは、赤また
＞は、橙色。トキワサンザシは赤色。
＞・タチバナモドキは、葉裏が有毛。ヒマラヤトキワサンザシ、トキワサ
＞ンザシは無毛。
＞・タチバナモドキの葉は、全縁（ぜんえん）。ヒマラヤトキワサンザ
＞シ、トキワサンザシは細かな鋸歯がある。
　と心強い掲載に拍手 と思ったところ，
＞※ただし、多数の雑種や園芸品種が出回っており、中間的な特徴を示す
＞個体も多い。
　

　名の由来は，
＞果実はやや扁平な球形で、橙色。これがミカン科のタチバナに似ているとこ
＞ろが名の由来になった。