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生垣に白みを帯びた青色の美しい実を見た時,何の木の実だろうと思ってから随分になる。
ネットでも,
>夏の盛りの頃、山裾や土手で雌雄異株の小さい花を付ける。・・・小さくて
>ほとんど目立たず、気にかける人もいない。
>ところが、秋になると、葡萄(ブドウ)の様な果実をたわわに付け、人目を引く。
とあり,多くの人が私と同パターンでこの花を知ると知って,なんとなく安堵している。
名前の由来は,青い実を付け,葛篭(ツヅラ)を作った植物からとの説が一般的になっているが,これにもご他聞に洩れず,別説がある。
有名な本草学者の牧野富太郎博士によると,アオツヅラフジはツヅラフジと呼ばれる植物の別名の一つで,江戸時代の本草学者が間違った記述をしたものが一般的になってしまったとあり,「カミエビ:神のエビヅル」であるべきと主張しているとある。秋に果実を付けるアオツヅラフジとエビヅルの果実が似ており,薬効あらたかなアオツヅラフジが「神のエビヅル」となったが,折角の名も普及せずでは,気の毒である。
2012.06.27 左の写真を更新しました。
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