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台風通過後の散歩道。沢山の枝が道に落ちていましたが,そんな中の少し太めの枝に,トゲトゲの実を見つけました。持ち帰り,名前を調べようと思っていたら,翌々日開果

ソバに似た実が出現し,ブナと判明しました。
この実については,
>総苞片に包まれて10月頃に成熟し、その殻斗が4裂し散布される。シ
>イの実の表面を少しトゲトゲさせた感じである。殻斗に包まれた2個の
>果実(堅果)は、断面が三角の痩せた小さなドングリのようなもの。
>しかしながら、中の胚乳は渋みがなく脂肪分も豊富で美味であり、生
>のままで食べることもできる。なお、ブナの古名を「そばのき」、ブ
>ナの果実を「そばぐり」というのは、果実にソバ(稜角の意の古語)
>がある木、ソバのある栗の意である。タデ科の作物ソバ(蕎麦)の古
>名を「そばむぎ」といったのと同様である。
古名は,良くこの特徴を言い当てていますね。そして,その栄養価は,
>クルミに比べて高タンパク・低脂質で、抗酸化性も高いことが信州大
>学の研究で判明
とのお墨付きです。
ところで,この実に会えるのは,数年に一度の機会?
>「ブナは5〜7年に一度成り年があり、広い範囲で同調する。そして、
>その間ほとんど結実しない凶作や並作が続く。」と言われているが、
>このような現象を「種子生産の豊凶」「成り年現象」あるいは英語そ
>のままに「マスティング(masting)」などと呼んでいる。
とありました。この現象に興味のある方は,「ブナの成り年現象(マスティング)」と題する下記サイトを訪問ください。
http://www.enyatotto.com/donguri/saguru/masting.htm
ブナと言えば,「ブナの樹形は水を集めるようにできているらしい。このような幹を伝う流れを「樹幹流」という。」が有名で,見たいと思っていましたが,雨の山はなかなか出かけられない。でも,散歩道にブナがあると分かったので,半ば諦めていた「樹幹




なお,この樹幹流については,ただの雨水では無い模様。
>単なる雨水が集まって流れているのではなく、成分的に違いがあると
>のこと。・・・
>降雨時にブナ林を歩くと、幹に勢いよく雨水が集まって流れているの
>に驚かされる。ブナから洗い出された栄養塩類や樹幹に生育する生物
>などからの栄養分も含まれているのであろう。ブナの樹幹はこのよう
>な水に養われる地衣類やコケ植物の生活場所となっている。
名の由来は,
>用途は広いが腐りやすく歩合がよくないことから「分の無い木」の意
とあり,橅の漢字についても触れていました。
>木偏に無(木無)と書いて「ブナ」と読ませている漢字は、語源の
>「分の無い木」と同様の意味から日本で作られたものである。
これだけかと思っていたら,「ブナ 実菜(ムナ)の意。果実は食べられ、それが食糧に供されたことに基づく名。」で始まる次のサイトは,その他の多くの由来などが満載

http://www.ctb.ne.jp/~imeirou/soumoku/a/buna.html
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