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別名:リッピア
草地にチョコッと白っぽいもの。近づいてみると,雑草と絡み合うヒメイワダレソウであった。
>ヒメイワダレソウは地被植物として注目されている。不稔であるので
>種子による繁殖はできず、株分けなどによって増やすことになるが、
>法面の緑化などに使用する場合は植物体を切り刻み、厚層基材と一緒
>に混合して吹き付ける方法も開発されている。植物側からみれば、
>荒っぽい方法であるが、それでも結構再生してくるほど強い生命力が
>ある。
このたくましい生命力は,庭のグランドカバーとして活躍しているが,問題も発生させていた。
>ヒメイワダレソウを苗で購入し、植えました。
>しかし、この繁殖力が半端なく強すぎるために、他の植物を負かして
>しまったり、木に巻きついてしまいました。
>家族総出で取り除こうとしても根が太く、また広範囲に蔓延っている
>ので時間もかかります。しかも、抜いても抜いても生えてきます。
>ヒメイワダレソウだけを絶滅させたいのですがどうすれば良いので
>しょうか。教えて下さい…。
との悲鳴。
ベストアンサーは,下記サイトを参照されたい。
http://okwave.jp/qa/q7711086.html
なお,上記アンサー内に,
>除草剤でヒメを枯らせた後、クラピアに置き換えというのはいかがで
>しょうか。ヒメの残りがわずかならクラピアが圧倒すると思います。
>種が出来ないように改良されているため、飛び地には繁殖しません
>し、10cm以上の高さがあるブロックで遮ることができます。
文頭引用には「ヒメイワダレソウは地被植物として注目されている。不稔であるので種子による繁殖はできず」とあったのに,クラピアは「種が出来ないように改良されている」

調べてみると,
>ヒメイワダレソウはもともと日本には自生していない海外から持ち込
>まれた種ですので、いわゆる外来種に当ります。日本の自然環境保全
>の観点から、外来種の導入はお薦めしていません。また、ヒメイワダ
>レソウは僅かですが数%種を付けます。ヒメイワダレソウの種は1つ
>の花に200粒以上つけますので数%でも危険性が高いと思います。
何と,完全不稔ではなかったようである。
種でも増えて,旺盛な繁殖力

>種子を形成しないので、一挙に広がることはないわけであるが、いっ
>たん定着すると強い生命力を持っている。新たな緑化素材であるが、
>新たな帰化植物にならぬことを祈りたい。
との懸念を見つけたが,前提が崩れている。そして,既に帰化植物?
>平成27年3月、環境省生態系被害防止外来種リスト(緊急対策外来種
>ではなく重点対策外来種として)に追加指定されたようです。
とあった。なお,
>これを改善して種子を作らない「クラピア」という品種が作られ販売
>されています。
との対応策も並記されていた。
グランドカバーを導入される時,これを参考にしていただければ幸いである。
名の由来は,
>岩場に垂れるように咲くイワダレソウの仲間で、イワダレソウより小
>さいこと
なお,別名「リッピア」についても見つけたので掲載する。
>旧属名からきており、フランスの医師であり植物学者であったAugust
>in Lippiの名にちなんでいます。
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