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別名:鬼の醜草(オニノシコグサ)
十五夜草(ジュウゴヤソウ)
長雨の続く今年の晩夏から初秋は光量不足。
加えて,撮影の腕の無さ。
ボケ気味写真のゴミデータを作っているうちに,肝心の被写体「花」が終盤となってしまいました。
やっと訪れた晴天の機会を逃すまいと,休憩時間を迎えると一目散に飛び出し,何とか撮影できました。
>東アジア原産。栽培の歴史は古い。
>平安時代の「今昔物語」にも出てくる。
とあったので,この点を調べてみると,
>『今昔物語』(平安後期の説話集。各話が「今は昔」で始まる)に、
>母の死をいたむ兄弟の物語があります。墓参りをかかさなかった二人
>ですが、兄は仕事が忙しくなり、忘れ草(カンゾウ)を墓前に植え、
>次第に墓参りをしなくなります。一方、弟は墓前にシオンを植え、毎
>日墓参りを続けました。これに感じ入った鬼は、弟に予知能力を授
>け、その力で弟は幸せに暮らしたということです。花言葉の「追憶」
>「君を忘れない」はこの物語に由来するといわれます。
鬼が登場するので,別名の「鬼の醜草」は,これによるのでしょうか?
もっとも,「醜草(しこぐさ)」を調べてみると,「悪い草」「嫌な草」「雑草」でした。
チョッと物語と内容が合わないような?
「しこ」に絞って調べてみると,
>[補説]本来は、他に、強く恐ろしいことの意もあり、神名などに残る。→しこお2
と,神的な力が伺えます。この補説を辿ると,
>1 醜い男。ぶおとこ。
>2 強くたくましい男。
醜いとたくましいは,紙(神?)一重のようですね。
名の由来は,
>本草和名(ほんぞうわみょう/918)、和名抄(わみょうしょう/93
>2)には、漢名紫苑(しおん)という記述があり、和名ノシとした万葉
>集(まんようしゅう)ではオニノシコグサ、古今和歌集(こきんわか
>しゅう)ではシオニ、枕草子(まくらのそうし)や源氏物語(げんじ
>ものがたり)になってやっと和名シオンの名が出る
>中国名紫苑は、ジワンと発音することから、転嫁してシオン、また、
>そのまま音読みにして、シオンという和名が生まれた
>また、古名和名乃之(のし)という記述もあります。
>別名では、秋の名月をシオンの花の間から眺めたとも思える、十五夜
>草(じゅうごやそう)という呼び名もあります。
沢山の名が付けられており,古くから親しまれていたようですね。
なお,
>中国名・漢名の紫苑(しおん)で和名もそのままシオンですが、中国
>名でシソ科の別の植物をシオンともいい、キク科のシオンとは別のも
>のです。
と,国際的には,少し紛らわしいようですから,ご注意を!
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