アメリカユクノキ

アメリカ雪の木（Cladrastis lutea）マメ科フジキ属

　ハリエンジュなどは既に散っているこの季節に，白いマメ科の植物を発見！
　先日見つけたユクノキ（2018年06月04日の日記で紹介）に似ていますが，少し小振りで，ユクノキよりも白いです。

　調べてみると，どうやらアメリカのユクノキのようです。
＞北アメリカが原産です。高さは１０〜１５メートルほどで、低い枝が
＞伸びて広がった樹冠となります。奇数羽状複葉で、小葉は７〜９個あ
＞ります。５月から６月ごろ、枝先に円錐花序を下垂させ、芳香のある
＞白い花を咲かせます。秋には、鮮やかに黄葉します。「ユクノキ」は
＞秩父地方の方言で、花の白さを喩えた「雪の木」からの転訛だそうで
＞す。
　ユクノキの日記「名の由来」で引用した，
＞花の咲く様が、まるで木に雪が積もったように見えることから「雪の
＞木」となり、それが転訛して「ユクノキ」となったという説がある。
　の転訛ルーツは，秩父地方であったようです。

　原産地については，上記は「北アメリカ」としかありませんでしたが，
＞分布　米国東南部ノースカロライナ州からオクラホマ州、ミズーリ州
＞など狭い区域に限られる。
　と，米国でもかなり限定的なようです。
　そして，日本においても，
＞半田山植物園を訪れるといつも気になる木なのだが，高すぎて，樹皮
＞（じゅひ）以外はまともに写真が撮れないでいる。
　と，
＞豊平公園のアメリカユクノキも百合が原公園のも、大きな木です。
　とが，やっと見つかりました。

　ところで，上記の豊平公園の木については，同園のサイトに
＞アメリカユクノキが咲いています。
＞マメ科フジキ属の落葉高木で、北アメリカ東南部原産。
＞花は白色で、同じマメ科のニセアカシアに似た芳香があります。
＞高さ約5ｍくらいで、こんなに花をつけたのは久しぶりです。
＞近くにはバイカウツギがこんもり満開です。
＞緑のセンター前の噴水広場近くに咲いていますので、ぜひご覧くださ
＞い！
　とのＰＲ。
　また，半田山植物園を訪れたブログには，
＞咲いているのを見られるのは幸運らしい。この花が咲いている時間は
＞短いので、咲いているのに出会い難い花とのこと。
＞今日は緑化フェアの講習会があって、半田山植物園で展示植物の説明
＞をする学習と花がら摘みの実習があった。アメリカユクノキは、その
＞中で聞いた。日本にもユクノキはあるそうで、だから、アメリカから
＞やってきたユクノキは、アメリカユクノキなのだ。
　これらから推測すると，今回，写真がとれたのは，ラッキーだったのかも知れませんね。
　なお，名の由来は，上記ブログで決まりでしょうね。