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先日,このムギを見付けた。(写真左)
日記に掲載しようと調べていたところ,ノゲイヌムギなる仲間が見つかった。
ノゲイヌムギについて
>花期が来ると、表面に花穂が出てくるのがイヌムギとの大きな違いで、其れ
>がこの草本の大きな特徴の様です。花が咲かなければ、全く同じに見える穂
>は、誰も同定出来ないのでは?と、一人気をもんでいる次第です。
イヤイヤ,私もである。
>図鑑では、イヌムギとの区別点を、≪外花頴の先の芒が1mm程で区別しやす
>い≫と載っているのですが、一つの草本の中で、長い芒や短い芒が在って、
>その区別が分かりませんねぇ。
これまた同感。
そして,そのノゲイヌムギの芒については
>小穂の頴(えい)の芒(のぎ)の長さが4〜5mm程度あり,
と,あるものが多く,1mmそれとも4〜5mm?
何れが正しいのであろうか?
これを調べていると
>「身近な野草」のお尋ね掲示板にたまたま出ていたのと帰化植物図鑑による
>と 葯が花穂から飛び出しているのは「ヤクナガイヌムギ」らしいのですが
>イヌムギでも飛び出したのがあるらしく 芒(のぎ・とげのようなもの)の
>長さもポイントになり 難しいので「イヌムギ」としました
と,新しい仲間も増え,さらに同定は難しさを極める。
やむを得ず,ノゲイヌムギ及びヤクナガイヌムギは「花期が来ると、表面に花穂が出てくる」の記載を拠り所とし,今日確認してみると(写真中・右),多少穂が色付きかけても花穂が見られない。ゆえに,推定「イヌムギ」とした。
もっとも
>以前は路傍にイヌムギらしいものを見つければ、そのままイヌムギでよかっ
>たのですが、近頃ヤクナガイヌムギが増えてきて、一目で両者を識別するこ
>とが難しくなりました。イヌムギは小花はいわゆる閉鎖花で、成熟時にも閉
>じたまま自家受粉をする植物ですが、ヤクナガイヌムギは他のイネ科植物と
>同様、小花から葯を外に出して他花授粉を行います。(ヤクナガイヌムギに
>も閉鎖花はあるようですが。)したがって開花時ならば、小花から垂れた葯
>が見えるのでヤクナガイヌムギと分かります。しかし、それ以外の時期には
>穂や小穂のかたちは酷似しており、外観では識別が難しいのです。
>強いていえば、ヤクナガイヌムギの方が護頴(外頴)の先端の芒(のぎ)が
>長い傾向があるのですが、変異があって判然としません。はっきりしている
>のは、小花の成熟時に、ヤクナガイヌムギの葯は長さ4〜5mmと長く、イヌ
>ムギの葯は0.5 mmほどしかないことです。ですから、その時期に小花を開い
>て調べれば両者の区別がつきます。また、花期はヤクナガイヌムギの方が早
>く、5月上旬にはもう花が咲いていますが、イヌムギはこの頃はまだ早いよ
>うで、5月中旬以後が普通のようです。
長い引用となってしまった。
昨今の帰化植物進出(侵入?)が,益々同定を困難なものにしていくようである。
名の由来は
>「ムギ」に似ているけれど、穀物としては役に立たないので、「イヌムギ」
>と呼ばれています。「イヌ」というのは、「役に立たない」という意味の接
>頭語として、植物の名前にはよく使われています。似ている相手が人間にと
>って有用な植物であることが多いですね。
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