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物凄い勢いで,小さな木を覆い尽くしている蔓に小さな花が見えた。
>日本のヤマノイモ属の野生種の中では、市街地や里山を中心にしてどこにで
>も旺盛に繁茂していて、最も良く見かける種である。
とあるオニドコロであった。
雌雄異株とあり,左の写真に写る雄蕊により雄花と判った。
>同格の雄蕊6本は、下部は花の中央に向かって曲がって集まり、上部は外側に
>向かって曲がり(いわゆるイナバウアーのように)、葯はお互いに離れて配
>置される。
参考にしたサイトのものは,黄変が始まったもので,見事なイナバウアーであったが,掲載したものは開花間もなく,イナバウアーも曲がりかけ状態である。
有毒であるが
>根茎を10〜12月ころ掘り取り、茹でてから水に良くさらして苦味を抜き、皮
>を剥いて食べたり、煮物にして食べた
>救荒植物として知られていて食料の少ない時代に食べた
とあった。自然災害の多い昨今,お世話にならなくて済むことを願う。
<<救荒植物>>
飢饉、戦争その他で食料が不足した時に、それをしのぐために間に合わせに食料として利用される植物である。
赤字で
>有毒部位:根茎、全草
>有毒成分:ジオスシンほか溶血成分
>中毒症状:胃腸の炎症、喉の炎症など
>昔は、根茎を砕いて川に流して魚を採ったという。有毒などで食べないこと
と警告掲載するサイトもあるので,誤食には注意されたい。
調べてみると
>実はオニドコロを最近までヤマノイモと間違えていた。大変紛らわしいが、
>よく見るとヤマノイモに比べてハート型の葉が丸みをおび、互生している。
と掲載するサイトもあった。要注意!!
名の由来は
>諸説あるが、エビを海老と書くのに倣って根茎のヒゲ根を野の老人に見立て
>『野老』と書き、根に塊ができる事から『凝(とこり)』と称し、それがな
>まってトコロになったとされる。同じ仲間のタチドコロやヒメドコロより葉
>が大きいので鬼野老となったという話だ。
そして,
>埼玉県所沢市の所沢の名の由来も,在原業平が野老(ところ)が多く生えて
>いるのを見て「この地は野老(ところ)の沢か?」と言った事に由来すると
>されている。
と,地名の由来まで見つかったトコロ

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