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今年も危うく写真を撮りそこねるところであった。
あまり身近であるためか,いつでも撮れるとの慢心から,例年,時期を逸していた。今年こそと思ってはいたのだが,花も最後の頃となってやっと気づいた。残っていてくれて感謝である。
どの山でも良く見かけ,同じ種類と思っていたところ
>ヤマツツジは地域間の変異が多く、次のような変異型が各地でみられるよう
>である。
>キリシマツツジ(サタツツジ)R. obtusm var. obtum (Planchon)Wilson
>半常緑性、花色の濃淡の変化が大きい、霧島山麓から大隅半島までの鹿児島
>県に分布
>サイカイツツジ R. obtusm var. saikaiense Yamazaki
>キリシマツツジに似るが、春葉や花がやや大きい。長崎県の五島列島・鹿児
>島県の甑島に分布
>ミカワツツジ R. obtum var. mikawanum (Makino)Yamazaki
>キリシマツツジに似るが、葉・花共により小さく、また花は主に紅紫色であ
>る。愛知県豊橋市付近の林縁に生える。
>ヒメヤマツツジ R. obtusm var. tubiflorum (Komatsu)Yamazaki
>夏葉が細長く花は紅紫色、花期には春葉が伸びない。広島県・山口県に分布
>オオシマツツジ R. obtusm var. macrogemma (Nakai)Kitamura
>春葉が大きくてやや厚く、夏葉はやや硬質、花はやや肉質で普通紅紫色。伊
>豆七島・伊豆半島南部に分布
とあった。幸い,関東地区には変異型がないようである。
このツツジは冬に葉が無いので落葉樹と思っていたところ,「半落葉樹」との記載があった。
>ヤマツツジ(山躑躅)の葉には展開する時期の違う「春葉」と「夏葉」という
>2種類の葉がある。春に展開し秋に落葉する大きな葉を「春葉」といい、夏
>から秋に展開し越冬する小さな葉を「夏葉」という。冬芽はこの夏葉に包ま
>れるようにして越冬する。秋に目立つ大きな春葉を落葉させてしまうので、
>落葉樹のよう見えるが、小さいけれど夏葉は冬の間も見られることから、
>「半落葉樹」といわれている。
すっかり開いた新しい葉の下に何やら枯れかけた小さな葉(中央の写真右側の新緑の元の部分)と思ったが,これであったようである。
また,花びらにある斑点は,誘導路とあった。
>花の中央にある、濃い色の模様は、虫に蜜の位置を知らせる誘導路と言われ
>る。
着花


名の由来は
>山野に普通に見られるツツジの意。
そして,ツツジについては
>由来はよくわかっていないようです。古い時代に既に「ツツジ」と呼ばれて
>います。なお、「次々に咲く」から転訛したという説や、花の形態から「筒
>咲く」から転訛したという説などがあります。
漢字の「躑躅(難しい漢字


>たたずむ、足踏みする、「躅」は足ずりする、あがくを意味します。つまり
>躑躅は躊躇する状態を意味し、羊が有毒のレンゲツツジを食べるのをためら
>うとか、食べて足踏みして死んだことからとか。ツツジの仲間は、どの種で
>も花や葉、そして蜜までも毒があることが知られている。
とあった。
なお,ヤマツツジについては
>有毒であるという報告も薬用にするという報告もありません。
とあり,多少見解に相違があるようである。
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